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考えたこと。(仕事について、生き方について)

何かを成し遂げたい、という気持ちがある。

成し遂げたい、というのが正確でなければ、まだまだ挑戦したい、新しいものに出会いたい、違うステージに踏み込んでみたい、という感じだろうか。


現状、自分としては結構気に入った暮らしをしている。

嫌なことはあまりしていないし、家事も、仕事も、趣味も、生活スタイルもそれなりに気に入っている。


でも、このまま何年も同じ状態でいることを望んでいるかと問われると、どうやらそうではないらしい。


「やりたいことリスト」や「理想の自分像」を考えようとするときにはこぼれ落ちてしまいそうな、ほんのりとしたイメージをこの際引きずり出してみようと思った。頭の奥のほうから。


まず、住みたい場所。

今住んでいる地域はふつうに好きなのだけど、やっぱりどこかでまた故郷に住みたいと思っている気がする。
ずっとではないけど、また何年か住んでみたい。地元だし。


それから、仕事。

校正の仕事はとても好きだけど、受け取っては納品し、受け取っては納品し……の繰り返しに、積み上がるものがない気がしてしまっている。

一つ作り上げたら、それが自分の手を離れてもずっと展開していく……という形の仕事をしてみたいと思う。

具体的には、自分の本を出版すること、など。


仕事をしていたら思いがけない出会いがあり、思いがけない形で何かを作れる、という流れにも強い憧れがある。

短歌を作っていたら少女漫画とコラボすることになったとか、きもののスタイリングをしてたら落語の会に呼ばれたとか、作家をしていたらミュージシャンに歌詞提供をすることになったとか、そういう類のこと。


校正や教材作成は縁の下の力持ち的な仕事で、それはそれで私はすごくやりがいを感じているし向いているなと思う。
今の自分では、出版(入稿)までのほんの一部しか担えないけれど、そんなふうに末端から支える存在として仕事に取り組むスタイルが、今の自分に合っているとも思う。

ただ、年齢を重ねるとそうもいかないよな、とも思うのだ。これは今思ったことだけど。

40代になっても、自分が「校正楽しい~」「一回チェックしたらあとは出版社さんにおまかせ~」とかいう意識だったら、そのまんまでずっと仕事する気か??と思う。
誇りやプライドが発生しない仕事状況を、フリーランスでずっと続ける訳にはいかないのでは?


たとえばたまに思う、YouTuberのチームに参加したいとか、複数人でポッドキャストをしてみたい欲。

やっぱり私が仲のいいチームで何かをするというのが好きなんだろうな、というのが一番大きい。
私は自分自身のセンスでワーーッと展開させるのもきらいじゃないけど、一人だとあまりどこまでも広げていけないというのも感じていて。
何人か好きな人で集まったチームの中で、自分の役割やポジションを見出してベストを尽くす、という形ならもっと違うことができるのでは、と思っている気がする。


仲のいい人、信頼できる仲間、バディ、友達、みたいなのにずっとずっと憧れていて欲しているけど、でもそれって求めて得られるものじゃない。
逆に言えば一生懸命何かに向かって動いてたら出会えるかもしれないけど、それを最初から目的にして動くのはなんだか違うし失敗しそう。


だから、とりあえず、やってみるしかないんじゃないかな。


お金でいえば、はっきり言ってちゃんと収入を得たい。

「低収入でも生きていける」「不安定な収入でも豊かに暮らせる」とは言いつつ、私は自分がやりたいことがあるときにがつっと投資したり、単に「お金がない」という理由で旅行や観劇をあきらめるようなことを減らしていきたい。

月収30万円。それくらいはほしい。

年収何億円とかいけるならいきたい!って思ってるわけじゃなくて、月20万の収入でもわりとギリだなと思うから、20〜30万の収入は毎月得られるという状態にもっていきたい。

貯金は多くなくていいけど、人生で一度は1,000万円くらい貯めてみたいな。チャレンジとして。自分、ここまでできるんだ、って感じてみたい。


本は出そう。出したい、必ず。
自費出版でもいいけど、趣味の範囲じゃなくて、きちんとその後につながっていくような出版を目指したい。

演劇は、仕事でなくてもいい。
ただ、かけた予算はきちんとペイできてほんの少しでも黒字を出せるように、やっていきたい。自分にもギャラが発生する程度には。

校正の仕事に関しては、もっと自分の力をつけて、いただける仕事を増やしたい。
たとえば単価を上げるには、やはり校正技能検定の中級くらいは取ったほうがいいか。もしくはちゃんと実績を積むか。

コラム執筆も、もう少し精度を上げたい。
書くことは好きだから、好きじゃないものを書かずに、でも自分の力の範囲を広げていけるようなライティングをしたい。
連載を持ちたい。webでも誌面でもいい。

そして、仕事机と椅子をきちんと確保できたい。

短歌もがんばってみたい。100首作ってみたいし、どこかに応募したいし、歌会に参加してみたい。くどうれいんさんみたいに、岡本真帆さんみたいに、なってみたい。

技術職的なクリエイティングにも興味がある。
デザインとかをやりたいのではないから、文章をベースとして、何かを発注されて作るというのがやりたい。
たとえば、クイズ。謎解き。短歌も一応そうか。
やりたくないこと、自分の中で旬が過ぎていることはやらずに、「今一番やりたいこと」にフォーカスしていきたい。


好きなクリエイター(という呼び方でいいのか…)であるk.m.p.の二人みたいに、「これ作ってみたい!」「いいね!」的な流れでものを作っていきたい。仕事でも、それは可能だろうか。


流れに身を任せる、ということも大事だし、なんとなく、でラッキーがあればなんとかなっていく。

きっと、大成功だ、と思える流れになることはたぶん少ない。

それでも、何かしらはやってきたな、って10年後に思えるように、ここから動いていきたい。

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