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小学生とテストの活用(満点をめざす勉強が学力を大きく伸ばす)

小学校のテストは本当に簡単です(簡単だと思いませんか?)。
本当に子どもの学力がわかるのかしら?という声もよくお聞きします。テスト勉強をしている人も少ないでしょう。

私も、中学生や高校生と違い、小学生がテスト前に毎日テスト対策の勉強をする必要があるとは思いません。
しかし、テストの重要性は中学校や高校とかわらないと思っています。

よくできる子の共通点はたった一つ、自分自身にプライドを持っていることです。
そのプライドは、「あの子は賢い」「よくできる」という他人の評価からしか生まれません。

さらにその評価の客観的なものさしとしては、今のところ学校のテストが一番身近なものです。
その意味で、小学校のテストでいつも100点という目標を掲げることは、子どもの成長にとってとても大切なことだと思います。

★満点の価値

私は授業中、「そんなに急ぐな、早く進むより1ページを間違いゼロでやるほうがよほど難しいし、それが賢くなるための早道なんだから」とよくいいます。

1ページ、間違いなしで満点でやりとげようと思えば、「ミスをしない」、「読み落としのないように問題をしっかりと読まなければいけない」、「難しい問題はじっくりと考えなくてはいけない」の3つがそろわないといけません。

つまり、勉強ができるようになるために必要なすべての条件が要求されます。

本当はテストが満点であるかどうかは結果に過ぎませんからどうでもいいのです。
しかし、ふだんの勉強でいつも満点をとることをめざす、満点をとろうという心構えでいつも勉強をする、その積み重ねがとても大切です。

常に満点をめざす学習態度だけが、確実に、着実に、子どもを賢く成長させます。

俊英塾代表。「塾学(じゅくがく)」「学道(がくどう)」の追究がライフワーク。隔月刊誌『塾ジャーナル』に「永遠に未完の塾学」を執筆中。関西私塾教育連盟理事長。