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仕事探しに必要なスキル。必要な人材とは「素晴らしい履歴書」か「素晴らしい人格」か。


仕事探しに必要なスキルとは何でしょうか?仕事をする上で一番大切なこと。答えがあるなら教えていただきたく存じます。それを皆様は持っていますか?それを判断するの目利きを出来ますか?毎日のように人事をお仕事にされてる方にはわかるのかもしれません。必要な人材とは素晴らしい履歴書なのか。素晴らしい人格なのか。考えてみたいと思います。


履歴書の歴史


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社会人、もしくは学生頃にも必ず書くことにある履歴書。書き方はグーグル先生が教えてくれますが、履歴書とはそもそも何なのかご存じですか?私は詳しく知らないので調べてみましょう。


履歴書(りれきしょ)とは、学業や職業の経歴など人物の状況を記した書類のことで、就職や転職時に選考用の資料として用いられる。また、学歴や職歴によって給与や資格などを決定する手続き(査定)において、それを証明する各種の書類とともに提出する。


1953(昭和28)年に日本工業規格(JIS)に認証され、採用に関する全国共通ルールとして広まったようです。今から約50年前、戦後ちょっとしてからですか。戦争に日本が負けてGHQの言いなりになり、みんな平等という教育改革が開始。それが少し落ち着いてきた頃でしょうかね?野山に咲いた草花を一度綺麗に刈り取って、ある程度背丈を整えてから履歴時代スタート。って感じでしょうか。表現が荒い!笑


「多くの人が理想と考える“標準的な”生き方」そう表現してる記事もありますし、昔から根強く日本全体で生き続けている歴史なんでしょうね。


50年という月日はこれほど世の中が変わってしまうもの。「国民は個性を抑えて周りに合わせる」という時代から、今は「個性が大事。周りと同じでは仕事が無いよ!」という時代。ホント真逆ですよね。


履歴書があると便利な面があります。悪いことばかりではありません。ですが、履歴書を見ることによって一種の思い込みが出来てしまいませんか?それは人をフラットに見れる事は出来るのでしょうか?



実際に思った人事での出来事


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私にも経験があります。履歴書に国立大学が書いてあるとすごいと思うし、私のような専門学校卒業だと履歴書的には弱いでしょう。無意識のうちにランキングをしているのでしょうね。良くない良くない。。。


実際に働いていた頃に実際にあった出来事です。

最終学歴が高校卒業のベトナム国籍、18歳の男性は素直でやる気もある。若いのに素晴らしい働き者。過去一番と言える。
国立大学在学中の女性。初めてのアルバイトで「よろしくお願いします」。もちろん最初は何もできないウーマンでしたが、卒業頃にはすべて任せれるほどの成長ぶり。
某有名大学卒業、大手ホテルでバリバリの経験者。中堅中途採用者。大手ホテルだからこそできるが、中小企業ホテルでは何が納得できなかったかすらわからず気が付けば居なくなっていることは数知れず。

結果論になりますが、履歴書だけで判断できる事なんて知れてますよね。良くあることです。


学校行ってなくても出来る奴は出来る。国立エリートは頭良すぎて一周回って一般的な私には理解が追い付かないともあったり、男女ともに愛想だけで昇り詰めるダークフォースを採用した時はもう羨ましくて嫉妬しかないですよ。上司だろうがお客様だろうがミスしてもすんなり解決!笑


正直な話、面談してから履歴書を見せてもらった方がやりやすい。


実際も綺麗な履歴書だと再就職に影響がある。短期間での退職実績や転職回数。ブランク期間が長いと履歴書上ではマイナスとして取られてしまいます。


でもその空白の時間に何をしていたのかが重要じゃないですか?そこまでケアしてすべての雇用(正社員、アルバイト、派遣)に耳を傾ける人事担当は日本にどのくらいいるのでしょうか。


現代の履歴書にはどのような意味があるのでしょう。



メリットとデメリット、海外との違い


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メリットとしては、履歴書は一枚のフォーマットに採用に必要な情報がまとめられています。新卒採用の際は重宝するでしょう。一度に大量の希望者を振るいにかけるには学歴社会の日本にってこれほど簡単なことはないでしょう。


デメリットはまず、アルバイト、派遣、様々な雇用体系に同じフォーマットが使われている事。能力評価を短期間での採用決定を求められる企業は、履歴書や職務経歴書に記された学歴や職歴に判断を重きを置くことがあります。また先入観が入ってしまいます。


アメリカ合衆国では、基本的に手書きはNGのようです。PCを使って文章作成すらできないととられることもある。確かにそうですよね。

また、学歴記入も最終学歴のみ。前職の成果が一番重要みたいです。性別・年齢・顔写真・生年月日などは人種差別に繋がるとして採用後に伝えるそうです。他にもたくさん納得できることがありました。企業側からはそれほど強く教えてほしいと言わないみたいです。もう合理的としか言いようがない。


企業が広告の為にタレントを起用する時に学歴は気にしませんよね。タレント起用することにより利益が生まれる事が分かっているからです。なぜ利益が生まれるのか。タレントを所属する事務所が育てたからです。


一般人はどうなるのでしょう?同じですよね。企業努力しかないと思います。人材を見つけ、育て、利益に貢献してもらう。教育が大切なのです。採用しといて「新人でけへんわ~」は当たり前。教えてないのが悪。


アメリカでは即戦力を求める事が多いみたいです。ですから、自分のスキルが一番大切。個人で努力をする。履歴書は自分の価値を示す指標です。企業は指標を見る事で利益が見込めるかを判断する。普通のこと言ってますね。笑


ではなぜ、日本はアメリカのように出来ないの?ってなるんですけど。もうそれは今までの日本の教育がツケに回ってきた。そういう人間を作ってきました。


アメリカの教育は学校、家庭、宗教です。教師から学び、親から学び、歴史から学ぶのです

日本は学校にまかせっきりではないでしょうか?何かあれば学校のせい。先生ホントお疲れ様です。

さらに義務教育は日本全国それほど変わりがありません。社会に出ても何もできないのは当たり前の構図。


まぁ、その。日本には戦争があったので致し方ない部分もあります。過去は変えれません。ちょっと違うけど大正デモクラシーやらGHQやら教育に関する方針が短いスパンで右往左往してしまいましたから。頭がこんがらがるのも仕方ありません。それを言うのももう終わりにしましょう。



履歴書に代わる新たなる指標


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日本の少子化は歯止めがきかず、これからどんどん働ける人間が減っていきます。それは企業の衰退を意味します。人に優しくない企業はつぶれるという事です。なぜなら企業は働くために存在するのであって、働く者が居ない企業は存在できないからです。


さらにグローバル化が進み、政府の働き方改革の動きつつより今までの考え方では様々な事が成立しなくなります。多様性を確保してあらゆる変化に対応できる態勢づくりが最重要です。


そんな現代。履歴書という雇用慣行の存在が、私たちを知らず知らずのうちに古い時代の価値観に引き留め、企業の採用や働く人の選択を保守的にさせています。


多少は履歴書保を重視しない採用をしている企業もあります。ですが、ハローワークをはじめ、ほとんどの企業が重視しているのが実態であり、重視していない企業でも「とりあえず」履歴書の提出を求めている。


企業は、失敗を恐れずチャレンジする人材を、と言いながら、履歴書を汚してはならないという概念が生まれてしまうのは仕方のないことです。それはエネルギーあふれる人材の成長を阻害していると考えます。


平成を終え、昭和と決別するいま、思い切って履歴書を無くしてしまうのもアリだと思います。


もし履歴書をなくすことがまだまだ出来ないのであれば、どうしたら履歴書に書かれてない重要なことを、重視できる社会に進展していくか。考えていきたいですね。



買う人が居なくなりますように・・・。

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