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喪失感という存在感

浅田真央さんの風邪薬CMを見て号泣した。
「ああ、この人も昔、お母さんを亡くして、つらいのに頑張ったんだなぁ。」って。

そのとき。
もしかして「私、鬱かも?」って思った。

父が他界したのは18年前、母が亡くなったのは1ヵ月前。
父は心不全。朝「おはよう!いってきます!」が最後の言葉。家に帰ったら父は倒れていて、そのまま救急車へ。「ただいま!おかえり!」の言葉は交わせなかった。

母は6年間の闘病生活、入退院と施設入居退去の繰り返しを経て、在宅介護。病気と認知症もあったから、喧嘩もして壮絶な日々だったけど、だけど、最後は丸くなって、小さくなって可愛かったな。

わたし。
アラフィフ、バツイチシングル、子供なし、一人っ子。
人には頼れない性格。

今、ぽっかりココロの中に大きな穴が開いている。

喪失感と共にある、母の存在感。

悲しいとか、寂しいとか、後悔とか、あきらめとか、虚無とか、怒りとか、劣等感とか、ドロドロしたものとか。
色んな感情が複雑に絡み合っている。

父が他界した時は、母と二人で乗り越えた。

母が他界した今。
覚悟していたこととはいえ、想像以上の、初めての感情に戸惑っている。

この感情は なんだろう。

暦は11月だけど、私の暦は、まだ あの時のままだ。




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