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双子として生まれて(兄妹のこと)、自己紹介

双子として


双子として生まれて育ったことはまずどうしても避けて通れません。
なぜなら私は双子ではない人生を知らないから。

物心ついた時から常に隣りに話し相手がいて、喜びや悩みを分かち合い、家庭環境を等しくしてきました。
同じテレビを見て笑い、同じ歌を聴いて一緒に歌って。
高校からはそれぞれの学校生活を送りました(両親の方針)が、それまではお互いの友達もみんな知っている人だったし、お互いのまわりで知らない人はいませんだした。
習い事も全部一緒だったし、そこで「うるさい」と一括りにして怒られ、学校でも担任以外の先生達には一括りにして面白がられていました。
それがとてもイヤな時もありましたが、同時に、人から見て二人が一緒だとなんとなく盛り上がる(?)のかな、ともどこかで思っていました。
中学に上がると、さらに仲良く初恋も人間関係の悩みも、町に買い物に行くのも、登校も下校も、いつもそばにいて分かち合いました。
おしゃべりが足りない時は「泊まりに行っていい?」と言ってお互いの部屋で一緒に尽きないおしゃべりをしながら眠りました。

四人兄妹


兄が二人いて、兄達もよく私達を可愛がってくれました。
上の兄は父よりも優しかったし、年が離れていたので親子ほどの体格差があり、放り投げて遊んでくれたり、肩車したり、学校帰りに幼稚園を覗いたりしてくれました。
知らないことを訊ねれば、丁寧に優しく教えてくれました。

下の兄は私達の知らないことをよく威張って教えてくれて、下の兄は私達が一年生の時五年生だったので、小学生の頃には兄の同級生の男子や女子にもよく遊んで貰いました。

ひょうきん族やドリフターズの全盛期に育ったので、下の兄は細かいことを面白く見る質でした。
いつも威張っていたけど、どこかふざけていて面白い。
カエルを一斗缶いっぱいに捕まえてきてぶちまけたり、発泡スチロールで秘密基地を作ってお菓子を持ち込んだり、突然塀の上に現れたり、飛び降りて怪我したり、ギョッとするようなことも平気でやってのけてとても面白かったです。

離れて、そして今


兄達がそれぞれ大学進学で家を出ても、お盆やお正月に兄達が帰省すれば、いろいろな話で盛り上がって、明け方近くまで話していたこともありました。
音楽もお笑いも、兄達の影響を受けたし、そばにいて自然に、いろんなことを楽しく学んだのだと思います。
みんなそれぞれ離れて暮らすようになりましたが、今も集まって、皆でビールなんて飲めるのは、この上なく嬉しいことです。
また早くみんなで集まりたいな、と思います。


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