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うつ初期に辛かったこと、ワースト3

こんにちは、とりコレクターです。

ここのところ、コロナでメンタル不調の方が増えつつあると聞きました。

そうでしょうね、そりゃあそうでしょうよ。


先日の再就職にまつわる体験談に加え、今回はうつ初期段階でわたしが特に辛いと感じたことをシェアしたいと思います。

最近うつになってしまった人や、周りにそういう方がいらっしゃる人に、何かしらお役に立てれば幸いです。



1.心療内科やメンタルクリニックの予約が取れない

まずは、コレ。

今の「コロナの相談の電話に対応してもらえない」という状況と酷似ですね。



わたしは当時、結構大きな某地方都市のクリニックをいくつもあたってみました。

が、まぁ予約の取れないこと、取れないこと。

「1か月先まで予約が埋まっていて、初診は当分診られません」みたいなところばかりでした。


忙しいのはわかる。でもこちとら、

「もうダメ、助けて」

というすがるような思いで電話しているのに、「わたしは診察すら受けさせてもらえないのか」と世間から見放された気持ちになりました…。


しかし、ここであきらめないでください。

多少レビューが悪くても、診てくれるクリニックはどこかしらあるはずです。

あとで転院することも可能ですので、とりあえずどこかしら予約を取ることだけを目標に、電話をかけ続けしましょう。(とりコレですよ!)

家族や友人の方は、ここでぜひ力になってあげてください。



2.人のおせっかい

そして、コレ。

わたしの場合、クリニックでうつの診断を受けたあと、職場の上司に報告の電話をしたところ、車で迎えに来てくれることになりました。

そこまではありがたかった。が。

なんと、フタを開けてみれば、職場の同僚が他に2人同乗しているではありませんか。しかもなぜかみんな高めのテンション。

問答無用でそのままディナーに連れ出されました。


店に向かう車中で、わたし以外のメンバーが会話しているのを、全然聞き取れなくて驚いたのを覚えています。

うつで脳機能が衰えてるから、耳から入ってくる情報を処理しきれてなかったんでしょうね。


わたしがそもそもメンタルやられたのは仕事が原因だったのに、人と話すとか一番したくないのに、よりによって(そこまで仲がいいわけでもない)同僚たちと強制ディナー。

元気づけようとしてくれたんだろう、というのはわかる。

けど、感謝ではなく怒りと戸惑いしかわいてこなかったし、やっと帰宅したときには疲労困憊していました。。

文字通りの余計なお世話。


わたしは断りきるだけの気力がありませんでしたが、できるだけ気乗りしないことや消耗することは断りましょう。
(このご時世、幸か不幸か外に連れ出す人はそういないと思いますが)

そして周りの方は、無理に元気づけたりしようとせず、本人の意思を尊重して、なるべく静かに見守ってあげてください。

時が来れば、また元気になりますから。



3.「精神障害者」になってしまった、というショック

最後は、コレ。

クリニックで「うつ」と診断され、まずわたしが感じたのは、「ああ、これでやっと堂々と仕事を休める。」という安堵でした。
(でも新型うつではないですよ、断じて。正当な理由がないと休めないと思いこんでただけ)

でもそれも束の間、うつが「精神障害」であると知り、わたしは愕然としました。


もちろん、なんとなくメンタル不調が近年増えているのは知っているし、障がいを持つ人が劣っているとかは決して思わない。

でも、まさか自分が、「精神障害者」になるとは思わなかった…。



それまでわたしは、身近にメンタル不調を経験した人がいませんでした。

だから余計に、何だか変な羞恥心みたいなものを感じました。


が、自分がメンタル不調になってみて初めてわかった。

そういう人、ゴロゴロいるわ!

なんなら知らなかったけど、あの人もこの人も経験してた!


数が多ければ何事もいいというわけではないけれど、「自分だけじゃないんだ」とわかるって安心だと思います。

もし当時のわたしのように、言いようのない羞恥心や挫折感を感じている方がいらっしゃったら。

「大丈夫、あなたは一人じゃありませんよ!」



最後に

わたしは事情もあり数回転院していますが、どのドクターにも言われたこと。

「大丈夫、絶対また元気になるよ」


そんなことわかるかー!! 無責任なこと言うなー!!

というか、ちょっと疲れただけで、十分元気じゃーい!!


でも、今だから思う。

あの頃のわたしを今のわたしが見たら、「ああ、この人ほんとに病気を患っているんだな」と心底感じるだろうな、と。
(だってもう、表情が全然違うんですもの)

そして、ちゃんと元気になりましたわ。ありがとう歴代ドクターたち。


多少元気になった頃、クリニックでうつ初期のわたしのような患者さんを目にすると、なんとも言えない心の痛みを感じながら、

「今つらいよね。でも、元気になるからね。」

と心の中で応援メッセージを唱えていました。

あなたが今大変な思いをしていたら、きっと応援する側になる瞬間が、少し先の未来でやってきます。


メンタル不調を抱えている人、そういう方を支えている人へ、心からのエールを送ります。

「今は信じられないかもしれないけれど、大丈夫。また元気になりますよ!」


#いま私にできること , #メンタル , #うつ , #鬱

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