生成系AIビジネスで行われる情弱狩り
こんにちは.最近ようやく金を払ってGPT4を使い始めました.
GPT3.5で十分だと思って今まで無料でGPTを使っていたのですが,やはりGPT4は格が違いますね.月20ドル払った価値はありました.
ブラウジングしてくれるのが非常に便利です.出典も書いてくれるし,論文読みのお供に欠かせない存在になりました.
1か月だけでも試しにGPT4を使ってみることをおすすめします.
YouTubePremiumやamazonプライムと合わせると月に5000円ほどサブスクに使っていることになるので,それだけの価値はあると分かっていても学生の財布には辛いです……
生成系AIビジネス
さて,本題の生成系AIビジネスの話です.
最近は岸田総理のディープフェイク動画が問題視されたこともあり,テレビでは生成系AIに限らずAIの話題を扱っていますね.
テレビで最先端AI!と言って解説している技術が別に最先端じゃないというあるあるにも慣れました.(AI界隈は最先端だった技術が数か月で最先端ではなくなる場合が多いから仕方ない部分はある)
上記のようなこともあり,特別AIに興味がない人も様々な生成系AIの情報を得ていることでしょう.
また,あまりAIに詳しくない人に向けた生成系AIビジネスもよく目にするようになりました.
例えば,LINEでChatGPTや画像生成AI(Stable Diffusionなど)を使えるサービスや,本屋に行けば「ChatGPT 活用術!」みたいなタイトルの本が並んでいますね.
この記事では,これらの生成系AIビジネスには気を付けろということを書いていこうと思います.
ちなみに生成系AIビジネスが悪だと言っているわけではありません.
良いサービスも数多く存在しますし,それらは有効活用するべきです.
LINEでAIが使える系サービス
LINEでChatGPTや画像生成AIが使えるというサービスがあります.
多くの場合は一日に何回までという制限がかけられていて,それ以上使うには月額480円とか1000円とか支払う必要があります.
しかし,ChatGPTや画像生成AIって無料で使えるものが多いです.
そのため,わざわざ数百円から数千円払ってLINEで使うメリットはあまりないと思います.
(お金を払ってでもLINEで使うメリットがあれば教えてほしいです.意見ゆる募)
ちなみに画像生成AIはPCを普段使わない人にとっては少し無料で使うのが難しい場合があるので,LINEで気軽に使えるというのはメリットかもしれませんが,ChatGPTに関してはLINEで使うメリットが感じられませんでした.
どのサービスでもLINEでGPT4が使えることをアピールしているようですが,Pluginやbrowsingを使わないのであればわざわざGPT4を使うメリットは小さいと思います.
日常的な対話であれば,無料で使えるGPT3.5とGPT4で大きな性能差は感じないです.
「〇〇の活用術」系の雑誌
最近本屋の雑誌コーナーによく並んでいますが,買うのはあまりお勧めしません.
そもそも,「生成系AIの使い方(活用術)」というテーマと雑誌(本)という媒体は非常に相性が悪いです.
なぜなら,AIの分野では環境や仕様が数か月で変化します.
雑誌に書いてある情報はすぐに古くなり,最悪の場合は使えない情報にすらなります.
さらに,AIの使い方はネットに書いてあることが多いです.
なんならネットに書いてある情報の方が,AIの最新バージョンに対応しているので,雑誌よりもネット上の情報の方が良い場合も多いです.
さいごに
様々な生成系AIのサービスがありますが,無料で使えるものが多いのでとにかく触ってみることをおすすめします.
普段行っている作業が思いがけず効率化できることもあります.
個人的なおすすめはclaude(クロード)という生成系AIです.無料でPDFを扱えるので,GPTに金を払っていないときは重宝していました.
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