🐾

書きたい時だけ

🐾

書きたい時だけ

トウキョウドキュメンタリーフォト訪館雑記

ドキュメンタリーはあまり進んで見るタイプではない。昔からどちらかというと苦手だった。事実は事実でしかないのに、解釈によって如何様にも事実を曲げられる気がして億劫だと感じる。幼少期、ドキュメンタリーに感情移入したり、投影したりするタイプの大人を見て育ったことも手伝って、自分以外に起こる事実に反応しすぎることへの拒否感は否めない。 ただ、避けてきたからこそ、興味もあった。 フィルターを通して切り取られた事実と、そうではなく、自分が直接目にする そこにある事実 との違いについて、

🐾

    • ハンセン病資料館の展示をみて

      　ハンセン病資料館を訪れるのは二度目だった．ちょうど一年前の今頃，職場の先輩に勧められて行ったのが一度目． 　当時はハンセン病に関する予備知識を全く何も持たなかったため，常設展示のひとつひとつすべてが初めて知ることだった．疾患の情報は言わずもがな，何より人間の差別を生む心について，考えさせられたものだった．今では人々の諦めと飽き飽きとした気持ちがそこら中の空気に溶け込んでいるコロナ渦であるが，昨年は今よりはまだ新鮮な気持ちで向き合えたものであり，コロナ患者・家族，医療従事者へ

      🐾

      • gn

        心境の記録として。 先週からお仕事をお休みすることになりました。 急に働けなくなったりしたら私はきっと耐えられなかった。昨年末から病院をいくつかまわり服薬をはじめ診断をもらった。大丈夫なときもそうじゃないときも、自分を許せるように。私はやれるだけやったなと思うために。自分のそういうところは狡くて器用で好きで嫌いだ。不器用に器用な人間だと思う。完璧に器用にはなれないけど不器用な人の持ついじらしさもない。せめて突き抜けた不器用さで、もがけたらと願いつつ、どこかでするりと逃げる

        🐾

        • 惰性

          がんばるという言葉から、かろやかさを奪わないでいること。努力の誓い、諦念の払拭、怠惰からの脱出、を望むたびに増すそこに含まれる自己嫌悪の割合。 すぐに、がんばり過ぎないでねと言ってしまう。がんばれは取り扱いが難しい。受け取る側の状態によっては余計なプレッシャーになるうえ、発した時には自分はがんばっているのかという楽しくもない内省が生まれる。 (今がんばれてないから)がんばる。(がんばると言ってがんばったけどまだ弱いから)もっとがんばる。惰性。ずっとがんばれてないという暗示

          🐾

        トウキョウドキュメンタリーフォト訪館雑記

        🐾