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読書会記録【ビジネスの未来】 ーー必要な人に届け

読んでこなくても楽しめる読書会。
2021年4月に開催した、みんなで読んだ「ゆっくり、いそげ」についてと対話の備忘録です。
3月は開催できず、お知らせも出せずでしたが、マイペースで開催しようと思います!

みんなで読んだ本

「ビジネスの未来 エコノミーにヒューマニティを取り戻す」
著者はコンサルや起業支援に関わる人だとご存知の方も多い、山口 周さん。
この本、SNSでも話題になったりしていて、ちょっと気になっていました。
「ビジネスはその歴史的使命をすでに終えているのではないか?」という問いから生まれたこの本。
資本主義の過去、現在、未来を分析し、人間が人間らしく生きるためは、どのような「社会システム」であるべきなのか、著者の答えが書かれています。
出版社 : プレジデント社
発売日 : 2020/12/21
単行本(ソフトカバー) : 320ページ

本についてざっくりと

私たちは今どこにいるのかをさまざまな根拠を示しながら説明。
ようするに、昔ながらの足りないものを満たすための資本主義は終わりだよねって話。
物質的に満たされている私たちが向かうべき方向は「高原」だということを、過去の人々の発言を元に示す。
そのためにすることは?ってことが書かれています。
本の帯にも「本書が訴えようとしているメッセージのサマリー」として大枠が示されていますね。

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対話の備忘録

本についてはこんな感想。

・「高原」っていいキーワードだと思った
・論の立て方が上手な人だなぁ
・ベーシックインカム(BI)が必要だという主張
・ものすごい正論が書かれていると思う
・現状と未来はしっかり書かれている。
・今、どうすればいいのかが少ない感じ

引き続き、対話の備忘録
BIが必要だと思うけど、それには仕組みを変える必要がある。
しかし、そのためには、政治を変えなくてはいけないかも。
そのためには、国民の意識を変えなくてはいけないよね。
そのためには、変わらないとって気づかないと……
う〜ん……なんだかすごく大変なことな気がしてきた。
仕組みを変えるのには時間がかかりそう。
BIとGDPの話は噛み合わないから、議論は進まないと思う。

以前から言われていることを改めて書かれている感じがした。
確かに、昔の文献の引用が多い。
知っている人は知っているし、たぶん、この本を手に取る人は知っている。
知らない人にこそ届いて欲しい情報だと思う。
世代で受け取り方が変わりそう。
その世代間ギャップが問題なのかもしれない。

仕組みを変えられないのは、自分のいる世界も同じ。
現場では理念は持っている人もいるけど、余裕がなくて大変。
ここ↑から救えるはず。そんな仕事をしていきたい。
仕組みをが変わるのを待っていられない。
草の根から、救えるところから救いたい。

会社の意義って利益を蓄えることではないのでは。
3方良し。続いていればOK。利益還元できていればOK。
海外に答えを求めるのではなくて、日本には昔からある。
近江商人、松下幸之助、歌舞伎町。

まとめ

本の内容は100点満点ではなかったようですが、それぞれの現在地から感じることの共有から対話が広がった素敵な会になりました。
その世界にいないと知らないことってたくさんあるよなぁ……
だからこそ、このような場で接触してみるのってとても意味のあることだと感じます。
重めの本が続いたので、次回はほっこり系を読みたい。
これからも月1回ペース、マイペースで開催していこうと思います♪


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