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今年の準備がはじまりました
2024年3月2日
まだまだ冬の寒さが残る初春、ドルチェドリーム(とうもろこし)の種蒔きが始まりました。一般的にとうもろこしの種蒔きは3月〜5月上旬。種蒔きをしてから約90日で収穫できるようになります。
自然を相手にする農業は、ほんの僅かな気候の変化にとても敏感。
寒いこの時期でも、日中の土の表面は20度近くまで上がります。
露地栽培に比べ、ビニールトンネルを張ることで地熱を確保し、発芽率を高める工夫をしていきます。
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等間隔に開けられたマルチの穴の中に、1箇所1箇所手作業で種を蒔きます。
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気温の他に、土の湿気にも敏感な種は、その年その年の気温変化や、毎日の降雨による湿度にも大きく影響されます。
1日種蒔きの日がずれただけでも、種の発芽率に影響を与えます。
その年の収穫は、この時期の種蒔きのタイミングや種の発芽にかかっている、正にバクチ。
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このビニールトンネル1列で約200個ほどの種が蒔けます。
収穫のリスクや、時期をずらしていくため、畑はここ1ヶ所だけじゃなく複数の場所で行い、露地栽培やトンネルなど。
自然に囲まれて、自然に晒されて。
大自然と一体化していく農業は、収穫の喜びも厳しさも全て自然とともにあります。命を作り出す第一次産業。自分自身の身体を使って生命を感じながらの農業はとても豊かだと感じます。
その反面、現代ならではの課題もたくさん。
今後は農作物を作り出すことはもちろん、農業を取り巻く課題解決の些細な糸口も少しずつ見つけていけたらと思います。
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