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些細なことを丁寧に行うと心が安定する

些細なことを丁寧に行うことで、小さな単位を大事にして生きていくことができる。真面目に生きていくことができる。

「真面目」の反対語として「手を抜く」「不誠実」「真剣でない」「怠けている」「キチンとしない」などという言葉がある。

良い言葉ではないし、とてもネガティブだ。誰もが「真面目」と「不誠実」だったら「真面目」をよく感じると思う。

でも、少し油断しただけで、怠けたり、手を抜いたりしてしまう。人は不真面目であったり不誠実であったりすることの方が楽なのかもしれない。

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「では、どうしたら手を抜かずに行動できるのか?」

1、その行動の意義を考える
2、その行動の100点を目指す

僕は以上の2点を大事にしている。

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1つ目の「行動の意義を考える」とは、「周りの人が良い気分になる行動を心掛ける」ということ。

つまり、周りの人をポジティブな気持ちにさせること。そして、これは良い意味で連鎖する。「好循環」を生み出す。

例えば、玄関の靴を揃えるという行動をとったとする。すると、次に玄関を訪れた人は靴を揃える。そして、また次の人もまた次の人も靴を揃えてくれる。
ただ、これは逆の行動をとったとしても連鎖してしまう。つまり、ゴミが捨ててあれば次に来た人もゴミを捨ててしまうといった感じだ。

でも、安心してほしい。日本人はこういったネガティブ行動は快く感じないとDNAに刷り込まれている。気持ちのままに行動すれば、自然と良い行動になる。

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2つ目の「その行動の100点を目指す」に関しては、誰かに褒められたいとかではなく、「自分が納得できる行動」というものを大事にしている。

「100点=全力を尽くす!」

実はこの全力を尽くす行動は、行動の大小にかかわらず充実感をもたらしてくれる。そして、この充実感こそが心の安定に大きくつながっていると思う。

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まとめると、「どんな些細なことでも全力で取り組む!」ということ。でも、自分も含め十分にできていはいない。特に会社などの集団作業を行う場ではそうだ。

これには「社会的手抜き(リンゲルマン効果)」が影響していると言われる。

社会的手抜きの理論では、集団のサイズが増大するほど1人あたりのパフォーマンスが低下し、集団全体のの生産性が頭打ちになると考えられている。その理論のひとつにラタネが提唱した「社会インパクト理論」がある。ラタネによれば、監督者や視聴者など供与者からの影響の強度と、供与者との時間・空間的距離と、供与者の数の3要素を掛け合わせ、その数値が大きいほど受容者の受ける影響の強さ(インパクト)が強くなるとしている[2]。また、受容者が多くなれば受容者間で影響力が拡散し、1人あたりの影響量は小さくなるという。出典:wikipedia

簡単に言うと、集団の中では「自分一人が手を抜いても他の誰かがするだろう」というような心境になってしまうということ。


ということは、このネガティブ行動の逆の行動や意識を持てば良いということ。

以下のことを感じたら、その逆の行動を考えると良い行動をするためのヒントを得られる。

・「自分一人が手を抜いても他の誰かがするだろう」
・「この仕事面倒だな~」
・「あとからしよう」
・「誰も見ていないから」
・「これくらいでいいだろう」

今後、このネガティブ行動は随時追加していく予定。


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