体内時計がズレると筋肉も増えにくくなる?
高脂肪食は、末梢型時計遺伝子のリズムを乱し、体内時計のリズム障害が生じさせることは、2007年のノースウエスタン大学の研究(R)より知られていました。
この実験は、6週間マウスに高脂肪食を摂取させ続けた結果。体内にあるClock、Bmall、Per2といった時計遺伝子のリズムが、障害が起こり体内の概日リズムを、保たなくなったという結果が出ております。
ちなみにClock、Bmal1、Per2、の遺伝子は、脳内の視床下部では維持されていますが、内臓や肝臓で消失することが確認されています。
つまり、どうなるかというと
体内時計の遺伝子が、作用しなくなるということですので、消化時間や肝臓の代謝時間が変わってきてしまうということです。
例えば…
消化時間がズレると、本来消化されているはずの時間でも、まだ胃の中に食べ物が残っていてトレーニングに影響するのはもちろん、だらだら消化することになれば、消化している時間は副交感神経が活発になるため、日中長く眠気が続いたり、かと思うと急に交感神経が高くなり夜寝れなくなったり…
肝臓の代謝の時間がズレると、筋肉の収縮に関わるアセチルコリン(筋肉の収縮に筋肉の受容体に働きかける)の生成が追いつかず、トレーニング中に思うような力が出なかったり、そもそも消化酵素の生成が追いつかないため消化不良の状態になってしまったり…
かと思えば、空腹なのにも関わらず急に胃液の生成が起こり、胸焼けがするなど…
身体に備わった体内時計のリズムが崩れると、消化に筋肉の収縮に関係する伝達物質に関わりますから筋肉を増やす上でも良くないことが容易に想像できます。
この原因は、2019年のテキサス大学の研究(R)で、腸内細菌の代謝物(短鎖脂肪酸)が、体内時計の昼夜サイクルと同期させることを助ける鍵となる駆動因子を、担っていることが示されていることから
現在では、細菌が体内時計の調節に深く関わっているという見解が腸内細菌研究では定説のようです。
もちろん、恒温動物なら特性だという研究者もいらっしゃるようですが…
まぁ体内時計は、細胞の中に細胞核を持つ真核生物(動物や植物、菌類、原生動物など)の ほとんどが持っていることが確認されていますから、菌類である腸内細菌が関わっているのも納得かなと!
そうなってくると私の知りたいことは、様々なことに絡んでくる大腸菌(Escherichia coli)が、夜行性なのかどうかってことなんですが、そんな研究があるのか近々調べてみたいと思います
(どのタイミングで野菜を食べるかが、関わってくるので気になってます。透過性を高めないと吸収率が落ちるし、吸収が終わったあとは、透過性を低めるためにも食物繊維を取らないといけないし…と色々出来ることが変わってくるんです。まぁそんな研究があればですが)
ただファーストフードなどの食事は、成長ホルモンを高めるという結果の論文も出てたりするので、結局最後は、ご自身で判断していただければと思うのですが、食べ過ぎは体内時計を狂わすことで消化に影響が起こり、筋肉の肥大にもトレーニングにも影響出るので気をつけなはれやってことで!
私は、前職の消防で体内リズムが崩れるとどうなるか身をもって体感しているので、高脂肪食は今のところやる予定はないかなって感じです。
高脂肪食っていうのは、ケトジェニックも含まれるので悪しからず。
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