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チームで働くことで、WORK&LIFEを幸せに。

こんにちは。ギフト株式会社の中野です。


ギフトでは、長く愛され続ける会社づくりをご一緒するために企業ブランディングのお手伝いをしています。その中で、私はコーチング事業部責任者/CHO(Chief Happiness Officer)として、社内外の「幸せなチーム」について考えています。

今日は、「Torch」が誕生するきっかけとなったストーリーを紹介します。
※Torchについてはこちらの記事に記載しています

幸せに働きつづけることってなんだろう。

日々の仕事で、多くのお客様と関わっていくなかで、組織課題や経営課題、とりわけ「幸せな働き方とは何か」と向き合う場面によく出会います。

数年前から働き方改革が謳われるようになり、昨今社会の状況が大きく変わり、多くの企業は働きやすい環境を整え、ワークライフバランスを意識した仕組みづくりを行なっています。しかし、環境や仕組みを整えただけで、幸せに働いていない。社員の気持ちは置き去りになっているケースが多いことに気づきました。

社長やリーダーの方からは、「社員がついて来ない」「やりがいよりも、むしろ迷いを感じているのではないか」という声を聞きます。一方で、メンバーからは「組織の向かう方向がわからない」「言っていることと、やっていることが違うように感じる」と聞こえてくることが少なくありません。

会社としては、社員の皆さんがやりがいを感じながら幸せに働いてほしい思いがあるのに、伝わっていない。メンバーは、会社の考えや未来に共感をして入社をしたけれど、働く意義を見失ってしまっている。

このすれ違いが、とてももどかしい。コミュニケーションのすれ違いが、企業と社員の成長スピードを停滞させてしまっています。

目の当たりにした問題から、目を逸らさずにチームや組織の在り方が抱える問題と向き合いたい。メンバーの誰もが置いていかれることなく、いきいきと働いている状態をつくりたい。

そのためにどうすればいいのか。

確立された会社の考えに社員が共感し、会社の向かうべきミッションと自分自身のミッションの重なりを見出す。そして、その重なりに対して没頭したフロー状態「没頭貢献成長(内発的に動機付けられた自己の没入感覚を伴う楽しい経験)」を感じられる状態を生み出すサイクルをつくっていく。

そうすることで、働きがい・やりがいを感じながら幸せに働くことができるのではないかと考えています。これは、私が幸福経営学やパーパスマネジメントなどの考え方にもとづいてたどり着いたことです。そして、ギフト内でもトライアンドエラーを繰り返しながら、実践をしてみて体感していることでもあります。

これは組織で働く一人ひとりが意識するだけでは実現できません。
組織内のチームとして、共通認識となり文化がうまれる状態をつくる必要があります。 

「早く行きたいなら一人で行け。遠くへ行きたいならみんなで行け。」

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経営や組織づくりについて考えたことのある人なら一度は聞いたことあるのではないでしょうか。これは、アフリカのことわざです。

想像してみてください。

過酷なサバンナを移動するには、猛獣や毒虫に遭遇したり、道標もなく現在地がわからなくなったりと多くの危険を伴います。遠くの目的地に無事到達するためにはみんなで協力し合うことが必要になってくるでしょう。

これを仕事やプロジェクトに置き換えてみます。

目先の目標達成を実現するためなら、ひとりで進めた方が早い。
しかし、大きなビジョンや目標達成を実現するためには、周りの協力が不可欠。
それどころか、みんなで取り組むことで新しいアイデアやポジティブな化学反応が生まれることも十分に起こり得ます。

「大きな目標をめざす時、相互に協力しあい進んでいくことが達成の鍵である。」

このアフリカのことわざには、そのようなメッセージが込められているのではないかと私はとらえています。

なぜ、このようなお話をしているのか。

それは前段でも少し触れましたが、多くの企業で コミュニケーションのすれ違いにより、相互協力関係のバランスにおいて「不均衡」が起きています。

その不均衡の違和感を感じている人に、一度立ち止まり、チームやプロジェクトの在り方を見つめ直してほしい。

目標を達成するためには、チームに、プロジェクトに何が必要なのか考えるきっかけのひとつになれば。

そう思い、ことわざをひとつ紹介しました。

凡人がつくる、天才的チーム。

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なぜ私は、組織やチームについて視点が向くのか。
その答えは、原体験にありました。

私がチームビルディングを意識し始めたのは、幼少より続けてきた新体操で高校時代にチームリーダーを任されたことがきっかけです。私は新体操の強豪校にいて、実力者ばかりの中でチームをまとめなければならない状況。私が所属していた新体操チームでは、リーダーになった人がセンターを務めることが慣例でした。ポジションも役割も責任重大です。

その責任からなのか、プレッシャーに耐えきれず本番で必ずミスをしてしまう時期が続きました。なぜ何度練習を繰り返しても、本番でミスをしてしまうのだろうか。こんな自分の実力でどこまでチーム引っ張っていけるだろうか。そんなジレンマの中で結果を出すことを考えていくうちに「どうすればメンバー一人ひとりが一番力を発揮できるのか」という思考回路になっていきました。

それは自分自身に対しても、です。

本当に大切なリーダーの役割は、真ん中で目立つことではなくて、目標達成に導くこと。そのために、メンバーの気持ちをまとめ、支えることではないか。そう考えてコーチにポジション替えを進言。思い切った変更が功を奏し、競技中の私のミスはゼロになり結果全国大会へ出場するまでになったのです。

これは凡人な私だったから、一人ひとりがどうすれば輝けるかという発想にたどり着けたのかもしれません。しかもリーダーを務めたことで、リーダーシップの影響力の大きさも実感しました。自分のした判断で結果もチームの雰囲気も大きく変わる。リーダーのさじ加減ひとつでチームや組織は不幸にも幸せにも、なり得るのです。

だからこそ、メンバーを引っ張る人たちは、しあわせに働けるチームをつくることをあきらめないで欲しい。考え方のコツさえ掴めば、劇的に組織は変わっていくのを感じられるはず。

長々とお話しをさせてもらいましたが、

「幸せに働くこと」とは何かを考え続けた結果、チームのあり方がとても重要であるということに辿り着きました。そして、幸せに働く環境をつくるチームとは、コミュニケーションのすれ違いから目を背けず、会社とメンバーの両方と向き合うことができるリーダーの存在が必要です。

そんな想いから、会社の意思をつなぐ推進者(リーダー)を育成するコーチングサービス「Torch」は誕生しました。

「Torch」の詳細についてはこちら
https://branding.gift-to.co.jp

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