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ビジネスにおける”協会”の世界観

協会6.0の世界観


本編に入る前にお知らせです。
ここに書かれるブログ記事はボクのサロンで1年前に書かれた
内容をリニューアルして転載していますので、若干扱う情報が
古い時がありますがご容赦下さい。

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いつも読んで頂き、ありがとうございます。
いつまで経っても「日々勉強」なんだなっと
しみじみ感じているとらよしです。おはようございます。

今回は前回話題に上がった「協会」の歴史の部分について
情報共有しようと思い、こんなテーマにしました。
というのも、そもそも根本からアナタのビジネスを見た時に
アナタがやろうとしている内容は「協会」ですか「教会」ですか
という問題があると感じたからです。


教会と協会


「何かの教え」をビジネスにした時、意外と見えてきづらいのが
この2種類の言葉の違いだと最近気が付きました。これらは読み方こそ
同じですが「意味」が全く違います。

読んで字の如しですが、前者は「教える事を目的とした集団」ですね。
主に宗教団体なんかがこれに該当します。なので入会される方は
必要な考え方や捉え方など「既に存在する答え」を求めてその教えを
乞う為に入会される場合が多く、いわば心的療法に近い考え方
だと思います。
#療法までいくと医療機関になるかもしれませんが

IngridによるPixabayからの画像



一方で後者の協会は「皆で協力する事を目的とした集団」です。
とある問題に対して「既に存在する答え」がなく、それでも
同じ悩みを持った人達が集まって「最適解を導き出す」為に
入会する場合が多いので、いわば研究機関に近い考え方だと思います。
#だから協会って研究してるっぽく見えるんでしょう

この辺りの境界線が多分、世間の中ではあいまいなんですよね。
問題に対する「答え」が既に存在していて、その教えによる
問題解決の普及を目指すのが『教会』の在り方です。
なので教会には必ずといって良いほど「教科書」のような
答えの載った書籍物が存在するはずです。

一方問題に対する「答え」が未だになく皆の意見を取り入れて
「協力」によって問題解決方法を探すのが『協会』です。
ますは自身がビジネスとして受け持つ問題が、どちらに該当するのかで
役割の在り方を考えていかねばならないと思います。

UnsplashのArlington Research




協会の歴史


さて、前置きが長くなってしまいましたがここからが本題です。
これらはインターネットで拾ってこれる情報ですので本来であれば
情報倉庫に置いておくべき情報なのですが、いかんせん逆算戦略とは
若干趣旨がズレているような気がして載せませんでしたので
ここへ記載しておきます。


・協会1.0

協会の概念そのものは日本で武家が栄えていた時代からあったそうです。
今も昔も「人間が抱える問題」というのは内容こそ時代と共に
変わりますがずっとあったのでしょう。

農民一揆が起こったり、罪もない町民が「切り捨て御免」で
切られてしまったり。その時「被害に遭った人達」が集まって
できたのが「組合」という同じ考えを持つ人達の集団。

そこから「○○が悪い」と一概に言えないような問題に対して多くの人の
意見を取り入れようと集まったのが「協会」の始まりとされています。


・協会2.0

協会は次に次世代を迎えるのですがここで注意したいのは
時は既に「昭和から平成」辺りまできているという点です。
それまでは何「年号」にも渡って1.0の時代でしたが、ここから一気に
現代の6.0まで飛んでいきます。

この世代は「認定資格」や「検定試験」などを取り入れた
資格制度の時代です。世の中の問題が複雑化してきた事により
入会者を振るいにかけたかったのでしょう。
全く無知な人を入れてしまうといつまででも同じ質問と回答を繰り返す
事になり、話が中々前へ進まなかった事で取った施策だと思います。
#ある程度の知識は入れてから入会してきてね


・協会2.5

さて、協会が資格や認定を「入会資格」として設定したものですから
そういった資格が必要な協会には良くも悪くも『希少価値』が
生まれました。今まで無条件で出入り自由だった集団組織に
「鍵が掛かった」事によりここからビジネススタイルが始まります。

資格や検定の講習会がビジネスとして成り立ち、それに合格した
入会者達は「ステータス」としての協会員の立場を手に入れる
時代だったのではないかと思います。
#もしかすると協会員にも報酬に似た恩恵があったのかも
#今でも国家資格には特殊権限が与えられますね


・協会3.0

しかし全ての協会が「資格化」してしまったワケではなく、中には
サークルやファンサイトのように「好きな人だけが集まる」
といった協会が登場します。

オタク文化やアイドル推しなんかもそこに含まれるのではないかと
思います。ここでの協会は、既にオンラインである事がほとんどで
掲示板やチャットルームといった手軽に好きな人同士が集まれる
環境が整ったからこそ生まれた物であると思われます。
#出入りは自由だけど話についてこれなくても責任持たないお


・協会3.5

ここで教会3.0のような「条件付きで不特定多数の人数が集まる」事に
目を付けたメチャ賢い企業が現れます。この集団はある特定の目的を
持って集まっているワケですから、その目的に応じた関連商品の広告を
見せるにはもってこいだ!っというわけで、協会の運営資金を提供する
代わりに「広告」を入れさせて貰うといったアフィリエイトの
原型が生まれたのです。入会者は基本無料ですがその協会に
アクセスする度に「その協会に関連する商品広告を見る必要性」が
生まれるというものです。


・協会4.0

協会の概念が「組合」から「趣味嗜好」に変化していく中
企業として立ち上げた協会に変化が起こります。

今まで「権利」を商品として「会社のような建付け」で運営していた
協会が、企業間同士で連携を取り合いやっと本来の「協会」としての
ポジションを取り戻し始めたようです。

これはいわば「権利商法」で成り立っていた国家資格を取り扱うような
団体が、企業と連携して問題解決を図るといった方向に向いたという
事なのでしょう。
#本来の在り方に向いた方向転換


・協会5.0

ここまで来ると、もう近年のお話になってきます。これは協会3.0の延長で
「ある物事を好きな人同士が、そこで生まれる問題に対して解決法を図る」といったスタンスの、いわゆるオンラインサロンの登場です。

ここでは問題そのものを公開して公共の場で問題解決を図るといった
個人が立ち上げる正式な協会が主流になってきます。
ただし、この協会の在り方はビジネスに結びつきにくく「問題解決」が
メインですので問題自体が複雑化していく一方で「共感」が
得られなければ会費の徴収すら怪しいジリ貧協会になる可能性が高いです。


・協会6.0

これは現在のところ最新の協会の在り方になります。
Googleが世界の「答え」を独占するようになり、調べればほとんどの
情報が手に入る昨今では「もはや問題は1人で解決する物」として
個人協会が乱立する事が予測されます。

要は、ネットに載っていないんだけどどうしたらいい?といった
特殊な問題に対してのみ成立する個人の対策協議会です。
ただしこれもビジネスとしては成り立ちにくく、只の個人的な問題解決で
終わってしまう可能性が高いという事を覚えておく必要がありそうです。



広告の可能性


ここまでザッと協会のあらましをご紹介してきましたが
ボクは個人的に協会5.5という世界観は存在すると思っていて
これは協会3.5の時と同じように「企業の広告枠」が潜んでいると
予測しています。

AdrianによるPixabayからの画像


例えばユーチューバーなんかは「協会」としてのポジションでは
ないのですが、それでも再生回数の多い人気動画には必ず広告が入ります。

という事はオンラインサロンでも同じ事が言えて、閲覧人数が多い
サロンページには企業広告が参入してくるでしょう。
つまりオンラインサロン+アフィリエイトみたいな建付けにできれば
「広告枠を販売」できるビジネスとしてオンラインサロンも成り立たせる
事が可能なのではないかと思います。

これが最初から根底にあればセールス・マーケティングを考えた時
自身のビジネスを逆追いしてくるのが非常に楽に進むのではないかと
思います。まず自身は「人気を取る事に集中する」
この建付けが最初から理解できていれば、後々YouTubeへの転向も
楽に行えますね。
#後はどこまで自分で作業できるかという問題
#コストとリソースの駆け引き



今回はここまで。

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