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寮の喧嘩、部外者です

寮生が喧嘩している
仲の良い友達が寮から電話をかけてきた
涙ぐんだ声、彼女の声は掠れて私は聞き取るのに苦労した

「うち、もう無理かもしれない。」
仲のいい友達は寮長だった、副寮長と意見が合わず日頃のストレスも
たまってか、怒鳴ってしまったらしい。それ以外もあるが、だいぶ荒れていた。
「田沼(仮)はしっかりやってるよ。私は田沼の頑張りを知っているから。」
私は必死に言葉を探す、頑張って慰めようにもただ装飾しただけの心許ない言葉しかかけられなった。

田沼は寮で孤立してしまった。
たかが、寮の大掃除の日程。でも、喧嘩は大きかった。

「田沼は、人格が終わっている。」
そんな副寮長の言葉に思わず絶句してしまう。
前は仲が良かったのに、対立したらこんなにも悪口を吐けることに驚いた。

反対に、田沼も副寮長の悪口を言う。どっちもどっち、
「田沼が避けるから、会話ができない。」
「副寮長が避けるから会話ができない。」
両方とも話し合いがしたいのに、噛み合わない状態。
さらに私は寮を追い出された身だった。
関係ないやつは介入してくるな、、そんなこと言われても
友達同士が喧嘩してるのは辛いよ。

結局、田沼のメンタルも悪くなる一方。
最終手段に先生が介入した。先生含めの話し合い、
それで一旦解決したらしい
学生という先生に頼れる特権がありがたく思う、
どちらも落ち度がある、それを認め謝罪できる勇気がどちらも必要だと思った。

それを本人たちには言う勇気がない私もダメなんだが、、

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