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花は紅、柳は緑

花は紅、柳は緑。

かえるはぴょんぴょん、へびはにょろにょろ。

男の目がおパイに向くように、猫が虫に猫パンチをかますように。

オバサンが子どもを注視するのが致し方ないのは分かるけれど、 どうか、もう少し分別しておくれ。

゛ヤンキー゛を名乗るお子さんは、「あに見てんだよババアっ!」と、オバサンに注意をしてのける文化を持てたけれど、゛不登校゛と呼ばれるお子さんは、痴漢にあったようにフリーズすることしかできないのだよ。

電車で痴漢にあったら電車に乗れなくなるように、 外出先でじろじろ不躾に眺められた不登校のお子さんは、外出できなくなるのだよ。

だから、夜間に外出するようになるのだよ。

そして同様、夜間すら外出できなくなるのだよ。

声なき声に責められて、家にいても昼間に起きていられず、夜に活動する子どもになるのだよ。


・・・・・・


ポエム?でした。

フツーは子どもがいないような時間や場所で子どもをみかけると、気になられますよね。
しかし、お子さんみんながフツー学校やフツー学級やフツー家庭に属しているとは限りません。

「フツー」ではない一例として、「不登校」があります。
子どもが不登校になった原因が母親に求められた時、過干渉は第一にと言ってよいくらい、まずチェックされる項目です。
母親が子どもに過干渉することは避けるべきなのに、周囲の人びとが子どもと母親に過干渉した方がよい、ということには決してなりません。
良かれと思って下さっているのは分かります。
しかし、つい、見ちゃうというのならともかく、 「見つめたら相手が喜ぶとまでは言わないけれど、親切と思って」とか、「説教・説諭までするつもりはないけれど、教えてあげた方が、親切だと思って」とかいう発想で、見たり、声をかけたりしているのなら、それは残念ながらいわゆるハラスメントというヤツと同型の思考回路です。
親同伴ならおそらく、声かけの必要は無用です。

「”つ”がつくまで(九つまで)は膝の上」といわれますが、そこからも推察するに、見知らぬ人にじろじろ見られても子どもが頓着しないのは、どう頑張っても九つまでです。
大事をとるなら、せいぜい小学校一、二年生まででしょう。
それ以上の年頃の見知らぬお子さんに眼福を求めるのは、ちょっと酷です。

ご理解とご協力をどうぞよろしくお願いいたします。

不登校児童保護者からは以上です。