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#漫画

11月26日 AI革命以後社会を考える① 産業革命以後の社会のはじまり

 これを書いているのはまだ2023年11月……。12月からバイトが始まってしまうので、それまでに書き溜めをやっています。日付も11月になっているのは、そのためです。読む側にとっては、いつ書いたかなんてどうでもいい話なんだけど。 【追記】 突然ですが、ここから2024年1月30日に書き足したものです。 ここからのお話しは、「バイト行かねば!」となったときに、バイト中はブログが休止状態になってしまうから、ちょっと書き溜ておこう……ということで書いたものです。 内容について、後で

1月24日 貪欲にコンテンツ事業を進める韓国と、引っ込み思案日本

 まずは赤松健さんのTwitterをどうぞ。  赤松健さんは国会議員になってからかなり活発に活動をしている。フランス、韓国を視察し、それぞれの国で漫画文化がどのように発展しているか、日本の漫画がどのように受け入れられているか、が紹介されている。  他にも見所があまりにも多いので、ぜひ赤松健Twitterを読んでもらいたい。  最近のTwitter活動報告の中でも凄かったのが韓国漫画。韓国にはすでに『韓国漫画博物館』なるものが作られて、紙の漫画時代から電子Webtoonまで

12月10日 MANGA議連の行く末ははどうなる?

 読売新聞でこんな記事を見付けた。  このブログではわりと何度も取り上げている話だが、また繰り返そう。  2009年頃の話。当時の自民党発案で、アニメ、漫画、パソコンゲームなどの近代商業芸術を「メディア芸術作品」として蒐集、保管、提供、研究などを目的とした巨大施設の構想が打ち出された。それが「国立メディア芸術総合センター」。  しかしこの構想は「アニメの殿堂」「国営漫画喫茶」などと野党から揶揄され、そこから国を挙げてのバッシングへと繋がった。「国の税金を使って麻生太郎の趣味

10月13日 近況報告:あの漫画のその後と、現在制作中の作品について

 私は2022年3月から8月までかけて、452ページの漫画のネームを書き上げた。いまこの作品の売り込みをやっている。  10月13日時点で、マガジンと電撃に送付したが、どちらもかすりもせず。マガジン編集部は送付したがその後連絡が来ず。2週間が過ぎてこちらから連絡を入れるが、「採用する気はない」と。つまり「受付拒否」。最低な対応をされた。もう二度とあそこには原稿を送らない。  電撃もやはりかなり遅れて講評が返ってきたが、内容が誤字脱字だらけ。しかも、「あ、こいつ、そもそもスト

9月12日 AIが漫画を理解するようになり、漫画家から「絵が上手い」の概念が消えるかも知れない?

 漫画家の山田玲司さんの動画でAIがイラストを描くようになってどうなるか……という話をしていた。今回、『Midjourney』や『mimic』といったAI絵描きツールが出てきて、その以前のAIと何が変わったのか……というとAIが「漫画キャラクター」の曖昧さを理解したことだ……という。漫画のキャラクターは顔が立体があるようでない、目や鼻の形が抽象的な概念で成立しているわけだが、この漫画キャラクターの規則性をとうとうAIが理解し始めた。これまではAIは漫画の抽象性を理解していない

9月4日 近況報告・漫画ネームを完成させて以降の生活。

 『天子姉妹の祝福 第1章』の制作が完了してから私はずーっとブログを書いている。  もともと漫画ネームの制作が終わったら、ブログ上で書こうと思っていたあれやこれやを今のうちに書いておこう……と考えていた。それが終わったら次はアレだ、その次はアレだ……という計画は頭に描いていた。そのうちまた忙しくなるかも知れない。この空白期間中にいろいろやっておこう。  そのブログ執筆がいまだに終わらない。時間が空いちゃったものだから、もうえんえん書き続けてしまう。毎日1万字、2万字……いった

8月17日 魔女狩りの時代がどういったものか……というお話と、西洋が認めないエロ願望の話。

 今日は書き終えた『天子姉妹の祝福』《漫画ネーム》の再チェック。改めて見返すと、細かいミスがあちこちに……。一日かけて修正を入れる。  それにしても改めて初期の頃を見返すと、コマ構成も構図の作り方もぜんぜん違う。ネームに上手い下手もあるものか……とか思っていたけれど、やっていると上手くなるものなんだなぁ……。最初のほう直したいけど、そんな余裕ない。これ以上直すんだったら、予算出してもらわないと……。  こちらが『天子姉妹の祝福』序盤↓  こちらが同じ作品の終盤↓  今日は

7月24日 パフォーマンスを維持するために、環境の整備は大切だけど……。

 漫画ネーム制作作業は現在停滞中……。  この頃はどうにもしんどい。頭がぼんやりする(これはいつもだけど)、それに呼吸がつらい。まるで部屋に酸素が足りてないみたいに息がゼイゼイする。  私は体が弱いし、きっと精神的なものだろうと思って、栄養ドリンクやエナジードリンクをガンガン飲むが、症状は治まらない。ある時、トイレで部屋を出た時、ふっと呼吸が軽くなったのに気付いて……そうか、エアコンか! エアコンが問題だったのか。  早速エアコンを切り、空気清浄機を動かし、サーキュレーターを

5月11日 遅れている漫画ネーム制作と、どうやって売り込もうかという問題。

 漫画ネーム制作進捗は……じわじわと遅れ気味。現在制作中の『天子姉妹の祝福 第1章』は全体がA・B・C・Dパートに分かれ、1ヶ月1パートの進捗だったが、Cパートはそれより遅れることになりそう。  遅れる原因は?  原因は「疲れ」。とにかくも疲れてる。この疲れがなかなか取れず、机に座ってても集中できず……。これが相当つらい。  先月まで、少なかったけれども、Kindleから収入があったが、アカウント閉鎖になってしまい、今月からそちらからの収入はなし。早急に別の収入源を見つけ

4月9日 『天子姉妹の祝福』における屋敷と美少女と幽霊

前回  前回、長々と「屋敷幽霊」のお話したのだけど、本題はこっち。私は、その時見たドラマの話に絡めて、いま制作中の自分の作品の話をするつもりだった。『ザ・ホーンティング』の話も短くまとめるつもりだったのに、書いているとどんどん長くなっちゃって……。というわけで、章を改めて、こっちの話をします。  ここからは私がいま書いている漫画『天子姉妹の祝福』のお話。  まず『天子姉妹の祝福』とはなんぞや? の話から。いま私が描いている「ネーム漫画」のこと。今のところ、Faceboo

11月14日 スターウォーズから見るアメリカ文化と「文化的な顔」とは……という話

IGN:『スター・ウォーズ:ビジョンズ』とは何だったのか アメリカと日本の文化浸透度の違いから分析  へえー。  面白い。  ああ、そうだ。あのね、こんな話思いついたんだけどね……。  1980年頃、日本はバブルの絶頂期で、儲けたお金でヨーロッパの古典名画を買いあさって、世界中から顰蹙を買っていた。あれ、なんでなのかというと、古典名画はあちらにとって「国の精神」を示すために重要なものなの。歴史を通じて優れたアーティストが描き重ねていったもの……そういうものの積み重ねが、

10月31日 田舎者は気軽に出版社に持ち込みなんかできない

 マガジンのネーム原作賞に応募したけれども、結果発表は来年の3月……長いなぁ。あと5ヶ月……半年ちかくあるじゃーねーか。もうちっと早くならないものだろうか。ダメだったら、すぐに次のコンクールに出したいのだけど。  検索して一番に出てきたところに応募したけれども、まさか結果が半年先だと思わなんだ。(応募してから、「えらい先だった」ということに気付いた)  都会っ子は漫画家になりたいと思ったら、出版社に原稿を持ち込んで、ダメだったら次、さらに次の出版社へ……と巡り歩くことができ

エンタメとはピンチと脱出

前置き  みなさん、こんにちわ。とらつぐみです。  私はブログで度々「エンターテインメントの本質は脱出だ」と、「前にブログで書いたけれども……」という前置きをして話をするのだけど、さて、その「前にブログで……」というのはどれだけ前のことだろうか?  確認してみると、なんと2013年8月23日記事だった。8年前! こりゃ……ほとんどの人は私がそんな話を書いていたことを知らないわ。「へえ、そんなこと書いてたんだ……」と探してもまず見つからないくらい古い。かくいう、私も自分で探す時

今回絵柄の元ネタ……山田章博

 今回小説挿絵で絵柄を変えてみたのだが、実はちゃんと元ネタがある。それが山田章博先生の絵。特に参考にしたのは、『ロードス島戦記 ファリスの聖女』。この作品は後半になってくると線の精密さが極まってくるので、それを参考に今回の絵を作った。  山田章博先生の技法をパクった……というわりに、ぜんぜんキャラクターが似てないじゃないか。というツッコミが来そうだからあらかじめ注釈すると、パクったのは「技法」だけ。「キャラクター」の描き方はパクっていない。キャラ絵をコピーすることが技法