マガジンのカバー画像

ブログ2

622
運営しているクリエイター

2023年3月の記事一覧

2月19日 今月のまとめ AIが登場して人類はどのように劣化していくのか。

 今月は一ヶ月にわたって「AI」と人間の「認知能力」の問題を話してきたが、そのまとめとこの先の未来についてのお話をしよう。内容を要約すると、AIが登場してきたことによって人類は劣化していく……という話だ。  何度も繰り返すが、人間の認知能力は人間が思っているほど高くない。しかし人間は認知能力が低い……ということを自覚できない。なぜなら“目の前にある情報を自分は100%認知できている”と思い込んでいるからだ。実際には全情報の数%くらいしか認識できていない……ということに気付く

2月18日 100人以下の村社会が「理想」でしかない理由。人間は他人の秘密を暴きたいという欲求に逆らえない。

 今日はこんなお話し。 退職し東京から限界集落へ「移住失敗、もう限界」 一家の絶望と希望【有料】 ユーチューバー「限界集落で暮らす」が引っ越しすると報告 住民から嫌がらせ  私もこの件についてニュース記事で見た程度の話しか知らないのだけど……。お話を要約すると、都会生活をしていたとある一家が、コロナウィルス蔓延を切っ掛けに限界集落に移住した。  はじめの頃は村の人たちも歓迎してくれたけども……次第にありもしない噂話を流され、えん罪で通報されたり、村のイベントに参加を拒否さ

2月14日 AIによって「コンテンツを作る」という仕事がどのように損なわれていくか

前回  どう答えるかな……と思ったけど、賢い。たいしたもんです。  さて、AIがこちらが打ち込んだ自然な言語を読み取って、自然な言語で答えてくれる。まず考えたのは、この技術があれば例えばVTuberのようなキャラクターを作り、こちらが問いかけることに対して答えてもらえる。リアクションをしてもらえる……というものだ。そうしたものができれば、きっと楽しいだろう。  実はすでにそういうエンタメは実験的なものではあるが作られていたりする。  画像はスクウェア・エニックスが「C

2月13日 AIチャットで遊んでみた

 Facebookの友人にAIチャットの存在を教えてもらって、遊んでみた。  「ChatGPT」っていうんだけど……みんな知ってた? 私はぜーんぜん知らなかった。世界中で大騒ぎになっていたみたいだったんだね。私はそういうのぜんぜん知らなかったので、知らない立場でAIチャットを遊んでみて、そこで思ったことをまとめてみることにする。  まず「ChatGPT」って何よ? という話から。私同様、「知らんわ」って人もいるでしょうから。  ChatGPTとはOpenAIが開発したチャ

2月13日 映画感想文でネタバレまで書く理由

 いつも映画を視聴し終えると、一般のレビューをちらっと見るのだけど、 「よくわからなかった。☆1」「何をやりたいのかわからない映画だった。☆1」  みたいな雑なレビューが一杯見かける。  そういうのを見るたびに、 「ちょっと待った! これ面白いよ! ちゃんと見ると面白い作品だよ!」  とか思ってしまう。  すると、「ああ、私がちゃんとした《解説》を書かなくちゃいけないんだな」……いや、どう考えても素人である私がそんなものを引き受ける理由はないんだけど。でも性分なんだろうな。「

2月5日 お前はそうかも知れんが、俺は違うからな……という話

 今でもあるけれど、戸塚ヨットスクールというものがあった。不登校や引きこもりになった子供を拉致同然に連れて行き、ヨットに乗せ、海の中へ放り込む。 「どうだ! 助かりたいか! 生きたいか!」 「はい! 生きたいです!」  というクソみたいな芝居をやらされて、ようやく助けてくれる。おそろしいことに、これを体験した人は「人生観が変わった」と言っていた(それ以前の人生観は相当安っぽかったんだろうな)。客観的に見ると「洗脳」に近い。当時の戸塚ヨットスクールはこうすることでダメ人間の根性

2月4日 理想を唱えすぎていつか現実が崩壊するかも知れない未来

 こちらの画像は内戦中のシリアから逃れようとして失敗し、トルコの海岸に打ち上げられた3歳の少年の写真だ。  この写真を切っ掛けに、欧米では大論争が起きた。もっと移民受け入れに寛容であればこの子供は死なずに済んだ。国境線をもっと緩めるべきだ。救いを求める人をもっと受け入れよう!  移民問題について考えるとき、「可哀想だから」という視点で見るのは危ない。移民を受け入れた全ての国で起きていることは、深刻な犯罪の多発。それから文化の崩壊。移民でやってきた人達は、当然ながら新たな地で

2月2日 ロボットへのイタズラがやめられない。

 いつも行っているドラッグストアには、空気清浄機が店内を自動で巡回している。目の前に人がいるとちゃんと避けて、店の中を巡回漏れなく回り続ける、なかなか賢いロボットだ。  あるとき、小さな子供がこのロボットをわーと声を上げながら走り寄って、バンバン叩く……という光景を見かけた。  ……あのロボット、たぶん数十万円する代物なんだから、そんなことしちゃダメなんだけどな……。弁償とかになったら、自分たちが大変なのに……。おそらくロボット設計者も、「子供がイタズラする可能性」を考えて、