人との関わり合いで自分が見つかる①
自分という生き物は不思議なもので、孤独の中では自分が居なくなる感覚がある。
孤独で自分がいる人もいるのだろうが、本当に孤独なのかと問いたい。
多くの場合、自分の頭の中で繰り広げられる世界があるのだと思う。
孤独の世界にいる自分は、果して自分なのだろうか。
孤独の世界が、自分すら存在しない空っぽの世界だとしたら……
人と関わっていくと、否応でもさまざまな状況が生じる。
自然と自分でいられる人、自分を押し殺している人、自分が無い人。
瞬間だけではないため、自分の状態は時間経過で変化していく。
印象に強く残ったシーンは記録され、解像度を落として記憶に保存される。
記憶の中には感情のラベルが貼られることもある。
感情のラベルは、時に自分を歪ませるほどの影響を与える。
記憶を思い出すたび、記憶に情報が付与され、解像度が上がっていく。
情報の中に感情のラベルが取り込まれると、色味が変わる。
自分を見つける作業は、色味の変化を感じるとるところから始まる。
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