突然の京都旅行は、妻への感謝なしには語れないという話(追記、帰りの渋滞対策)

最初に、結論じみたものを書くとすると、結婚して10年経つが、メリットの方が圧倒的に多いし、相手を大事にすれば自分に何倍にもなって返ってくるので投資としては(笑)、本当に良質の案件だと思っている、ということ。昨今、結婚は墓場と言われ続けてるけど、そんなことばかりじゃないと思うよーって話もしておきたいと思ってる。

突然京都に行く事になったが、旅にはある程度、準備が必要

昨今の自粛ムードの中でどうかと思うのだけど一泊二日で京都にきている。
理由は幾つかあるのだけど、大きく2つ

①子供の気分転換
②妻が好きな乙女ゲーム(イケメン戦国)のイベントがあったから

主に後者(笑)

そのイベントは、簡単にいうと京都の幾つかのポイントを回るとオリジナルのシナリオやアイテムが手に入るというもの。それで、今まで山梨や浜松や相模湖とで歩いてきたのだけど、そんなこんなで今回は京都にきたわけ。

ぶっちゃけ、僕はそのゲームに興味はない。
けど、妻が楽しそうにしているのは嬉しい。
だから
「ほらほら、イケメンだってさー」
と、からかいながらも照れてる妻を見てにんまりしている(これで、結婚して10年過ぎてるんだから、アホだなぁーと自覚はある)

ぶっちゃけ、妻のことはあまり好きじゃなかった。
違うな・・・自分の恋愛のなかでは、妻よりも好きになって苦しんだ相手もたくさんいた。
妻にあった時、過去の恋愛に疲れていた自分は、この人といると生きていくのが楽そう・・・という打算的な感じで結婚した。
妻にもそのことは伝えていた。
お互い30をすぎてたし、酸いも甘いもわかっている年齢だった。

でも、この人のことを好きになるだろうなぁ・・・
と、いう漠然とした予感はあった。
一緒にいて楽
てことは、一緒にいて楽しい、とほぼ同義
楽しい人といて嫌いになることはあまり考えにくい。

そんなこんなでプロポーズの言葉は、
「多分10年後はもっとあなたのことが好きだとおもう」
・・・そんなかんじだった。「多分」とか「〜と思う」・・・と、まぁ、煮えきらない感じだけど、妻が楽しそうにしてくれると、僕も嬉しい、と五代くん(めぞん一刻)みたいなことを考えられるから、僕が選んだこの道はそんな外れていないんだと思う(というか、僕はこの道でよかったとおもっている)

今回、京都に行くのを決めたのは前日の昼頃だったと思う。
「そろそろ、あのゲームの京都イベントも終わっちゃうんだよね?じゃ、三連休、京都にいく?」
と、急に言い出したのは僕の方。
いつだって僕は突拍子もないことをいいだす。
「えー、急すぎる」
と、言いながらも嬉しさが隠せない妻。
こういうわかりやすいところが彼女の良さだったりする。
楽しそうに宿を選ぶ妻。
あまり高くないみたいだったので
「あなたの(行きたい)イベントなんだから自分で払ってよ。運転は僕がするから」
と。
お金の負担をしてもらうことで、彼女の心の負担を少しでも減らそうというのと、家計の負担も減らしたいという二度おいしい戦略

で、その日は連日の作業で9時には疲れて寝てしまった僕の横で一生懸命荷造りする妻がいて、んで、僕はというと妻が寝た1時頃に目が覚め・・・5時ころにうとうとしはじめ、6時半に子供に叩き起こされるという最悪なコンディションで、京都まで6時間(途中2箇所のSAで休憩)運転し、それから元勲神社→太秦映画村→嵐山と、まわりホテルに戻ってきた時にはすっかり疲労困憊で(ホテルに駐車場がなく、不慣れな場所で駐車場さがしてテンテコ舞いだったり)

そのあとはミシュランのビブグルマンなお店でいかにも京都な和食を堪能。

運転がんばった僕へのご褒美ということで、ここも妻の払い(結構飲み食いしちゃったので、あとで1万円は出させてもらったけど)。
1つ1つ吟味された食材に丁寧な仕事・・・
次男にはまだ難しかったみたいだけど(それでも、牛のしぐれ煮のご飯とか喜んで食べてた。そりゃ、誰が食べても旨いわ)、長男は始終よろこびまくりで。
口のなかが幸せすぎる〜!と。
そりゃ、ミシュラン様のお墨付きはさすがだよ、と。
最初は無口で気難しいご主人かな?と思ったんだけど、話してみるとすごく優しくて子供相手でもきちんと対応してくれる素敵なお店でした
。さすがミシュラン(お名刺も僕だけでなく妻にもちゃんと出してくれた。そういうところがちゃんとしてる人、好き。思えば、家を買った時も車を買ったときも、担当の人はちゃんと妻にも名刺をくれたっけ。そうじゃない人は、嫌。絶対、dealできないって思う)。

明日は妻の残りのイベントで本能寺に立ち寄って、それから子供が遊べる施設に立ち寄り、静岡で定番の「さわやかさん」に立ち寄り帰る・・・という強行軍。notoなんて書いてる時間ないんだろうけど(笑)、つい目が覚めてしまって。

で、みなが寝静まった夜中にお風呂に入って、出てきて明日の服が並んでいるのを見て、夫婦って本当に足りないものを補いあってるよなぁ・・・って事をかんがえていた(これが書きたくて夜中にキーボードを叩いてる)。
翌日の洋服の準備ひとつだって僕は気が回らない。
けど、妻はそれをやってくれてる。自分のできないことをしてくれる人って本当に得難いことだと思うのです。

僕は発想力やら行動力はあるかもしれない。知らない店のご主人とも気さくに話をはずませることも苦じゃない。四十すぎたけど長時間の運転でも苦にしないスタミナもある。でも、妻の準備のように、起きうる可能性を考えて必要なものをあたり前のように用意することは僕には無理だと思う。

先にも書いたけど自分にできないことを出来る人は得難い。僕の仕事も当初はどんぶり勘定で、税金とか急にいわれてドタバタするのが当たり前の生活を変えてくれたのは他でもない彼女だ。

彼女は自分のことを、特に秀でたものもない地味な人間だという。
でも、非才な人がキャリアを積み上げられるはずがない。
旅行の荷造りのように派手さもないけど大事なことをちゃんとできる彼女のことを、ちゃんと見てくれていた上司がいて、だから彼女はどの会社でも重用されていることを僕は彼女の上司からも話を聞いている(そして、そういう彼女が誇らしい)。
彼女のそういう美点を分かってくれる人がいるから、彼女はこの男尊社会でもちゃんと居場所をみつけてしっかり稼いでいたりする。
僕はそんな彼女を尊敬している(そして羨ましいとも思う)。

と、まぁ、いわゆるラブラブではないけど、10年すぎてもそれなりに結婚生活はうまくいってると思う。
だって、自分の生活を豊かにしてくれる人なんて得難いでしょ。
大事にしないとね。
だから、毎日ご飯だってつくる。
妻の胃袋は確実に僕が握っている(笑)
だから、どこかに行っては、美味しいものをみつけてくる。
彼女がよろこんでくれるかなーと思いながら、選ぶ。

世の中では、結婚は人生の墓場っていうけど、そんなこともないと僕はずっと言っている。
そういうことはおおっぴらにするもんじゃないのかもしれない。
でも、結婚のネガティブな声ばかりが目立っちゃうのも、違うんじゃないかな、と思うと同時に、
「彼ピッピやさしくて大好き〜❤️」
ってのもいつまでも続くものじゃないってのも僕は知ってる。

大切なものを1つ1つゆっくり積み上げていければ、結婚て(多少の息苦しさはあるかもしれないけど)プラスが圧倒的に多いと思う。
なかなか条件に合う人が見つからないって声もあるけど
・・・大事なのは条件よりもビジョンじゃないかしら?(このあたり書き出すと長くなりそうだから、また別の機会に書くとしよう)

さて、明日もまた長距離の運転と子供を連れてのアスレチックだ。
『さわやかさん』を楽しみにもうひと頑張るとするかな。
その前にあと2時間でも寝ておかないと・・・

追記:二日目。連休なか日だってのに東名が渋滞しててた。けど、妻と一緒に考えてくれて、いつもより30分ぐらい遅くて済んだ。

翌日は、そのイケメンゲームの残りのイベントで本能寺と本能寺跡の石碑に立ち寄り、11時頃京都をあとにし、途中大津SAで近江牛のステーキ丼とか食べて(家族がいると美味しそうなものをチョコチョコと食べれるのがメリット)、1時ちょいに、滋賀県の希望が丘文化公園に。京都近郊で遊べる場所で閉鎖空間じゃないところ・・・と探して、この公園をみつけた。

着いてびっくり。
駐車場もいっぱい。みんな、この自粛モードでストレスたまってきてるのかしらね。ここでは自粛って言葉は関係なさそう(笑)

アスレチックは小学生ぐらいには最高の娯楽。いっぱい体を動かし、汗をかき・・・大人は荷物を抱えて山を登り、こちらも汗だくで。

3時間ほど遊んで家路につく。途中、静岡県で、定番の「さわやかさん」に立ち寄るのも、東海・関西に行った時の、我が家の定番コース。

https://www.genkotsu-hb.com/

途中、渋滞情報を確認。
連休のなか日で渋滞って何なのよ。
みんな自粛してるんじゃなかったの?違うの?

とりあえず、予定通り御殿場のさわやかさんで時間を潰すことにしてたのだけど、妻が
「あれ?御殿場さわやかさん、300分待ちとかだって!」
と。僕が運転中、妻はいろいろ調べてくれるのでありがたい。

そこで、新東名沿いで、一番まちが少なそうな富士鷹岡店に(それでも80分ぐらいの待ち)。整理券を受け取り給油しブックオフで子供の本を探して時間を潰し、店に戻り30分ほど待ってようやく、半年ぶりのさわやかさん!

それで、食べながら、帰りの道をどうするか考える。ツイッターで情報を集めたり、富士山を西側からまわり中央道で帰るとか、いろいろ考える。こういう時に、聞いてくれる人がいるのは頭の中を整理しやすい。

9時半過ぎに店をあとにすると、思った以上に渋滞が緩和しているようだったので、厚木まで戻り、そこからナビに導かれ246に。こっちも思ったより空いてて気づけば2時間半程度で家に到着(普段なら2時間もあれば帰れるところだから、それでも30分オーバー程度で帰れたのは、この渋滞では立派だと思う)。

日付も跨いでいたし、子供も疲れ果ててたので、荷物を降ろし、子供を着替えさせ、荷解き&片付けも簡単に済ますことにした。さすがに10年連れ添った相手なので、こういう時の作業はお互いにあれこれ言わなくても、さっさと進む。

妻が洗濯物をまとめていれば、僕はスーツケースのタイヤを水拭きで拭く。妻が郵便物をまとめていれば、僕はゴミをまとめている・・・といった具合。こういう時、どちらかが一生懸命で、どちらかが何もしないと空気が悪くなる。疲れているのは一緒。だからさっさとやることを終わらし、さっさと寝るに限る。自分が長時間運転してたんだから、オレの方が疲れてる!とか主張したって何の意味もない。やれることは二人でやった方が早い。
こういう阿吽の呼吸は、10年一緒にいた賜物だなぁ、と思う。

そんなこんなで、1時前には就寝。

いやあ、疲れましたよ。でも、行って良かった。

まとめ:結婚相手は、きちんと相談し合えることが大事なんだと思う。

相変わらず慌ただしい旅行だったけど、行ってよかったと思う。子供も妻も、家族が喜んでくれることが自分にとっての原動力だってのを痛感する。自分の為だけに頑張れるのは30代までだった感じがする。そこから先、自分以外の人が喜んでくれることが無いと、人生って結構しんどい気がしてる。

で、うちの結婚は、妻の方が1つ上なので、話し合いの相手としてはバランスが良い。これで10歳も若い奥さんだったりしたら相談相手としては物足りなさしか無いように思う。

と、思って調べてみたけど、やっぱり同じような事を考える人は多いみたいで。

そりゃさ、若い綺麗な奥さんは自慢かもしれないけど、生活に必要なのはそんな見栄えの問題じゃなくて、一緒に生活を乗り越えていくパートナーだと思う。10歳も年下だと、男はしっかりした自分をアピールできるし、女の子に「すごーい💝」って言ってもらえるかもだけど、何十年にもわたる結婚生活をその関係性で維持するのは難しくないかしらね。

結婚生活で「私を幸せにしてください」とか「あなたを幸せにします」なんて言葉はもう古典で・・・今、大事なのは「一緒に悩んで、答えを探せる人」なんじゃないのかなぁ・・・

男としては、格好つけたい気持ちも分かる。けど、一緒に悩んで一緒に答えを出せた方が、いろんな気持ちを共有できるから、そっちの方がいいんじゃないかなぁ、と思う。いろんな家庭の在り方があると思うけど、少なくとも、うちはそれを大事にして10年やってきたし、これからもそうありたいと思っている。

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