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VRChatでお悩み相談室をはじめてみて

この記事は、VRChatで「お悩みを聴く活動」の途中経過です。

■お悩み相談室はじめました


こんにちは、とらおです。僕はVRChatで「お悩み」を聞いています。


まだまだ手探りですが、相談してくれた方から「聞いてもらえてよかった」「心が軽くなった」なんて言われると、始めてよかったと感じます。

だれかに悩みを聞いてもらうこと、一緒に考えることって本当に大切です。自分の気持ちを言葉にすることは、自分の感情と向き合うことだから。

感情って自分の「心の声」です。だから感情は、ふたをして抑えつけるものではないし、相手にぶつけるものでもありません。感情は、耳を傾けるものなんだと思います。

でも、育った環境の問題などで、心の声が小さく、うまく聞き取れない人もいますよね。僕もそうです。

そういう人こそ、誰かに悩みを聞いてもらうことで、感情と向き合ってみてほしい。心の声を聞いてあげてほしい。そんな風に考えています。

ただ、取り組みをはじめてみて、悩みを聴くのは難しいと感じることも。


1.悩みを聴くことの難しさ

・悩みを話してもらえない

VRChatで会ってみても、なかなか悩みを話してもらえない。そういうことがあります。

それはそうですよね。自分の悩みを打ち明けるのって勇気がいることです。自分の弱さを見せるのはこわい、恥ずかしいと考える人もいるでしょう。

それから、僕自身の能力不足で「上手に話を聞けていない」という点あると思います。耳を傾けなきゃいけないのに、つい自分が話してしまうことも。

悩みを話してもらえるよう、相手に「信頼してもらう」こと。それと相手が話しやすい「会話の流れ」を作っていく必要があると感じています。


・自分のメンタルも引っ張られる

お悩みを聞いていると、自分のメンタルまで引っ張られることがあります。ときにはログアウトしてからも考え続けてしまい、気分が落ち込むことも。

気分の浮き沈みがあるのは自然なことですが、取り組みを続けるためには、自分のメンタルを強くしないと。そうじゃないとお悩みなんて聞けないし、一緒に考えるなんて無理。そんな風に感じています。

他人の重荷を一緒に持とうと思ったら、まずは自分を鍛えないとですね。



難しさを感じたのがきっかけで、カウンセラー資格の勉強をはじめました。自分の経験だけでなく、専門的な知識やノウハウを学ぶのって大切ですね。学んだ内容を活かして、悩みを抱える人の助けになれたらと思います。


2.「VRならでは」の良さ


悩みを聴く難しさがある反面、VRならではの良さもあると感じています。


・コミュニケーションのしやすさ

まずはやっぱり、好きなアバターで、好きな場所で話せるのがいいですね。コミュニケーションのしやすさって大事です。

リアルで相談しようとすると、顔を見られるのが嫌とか、話しやすい雰囲気かどうかとか、いろいろと考えてしまうことも。それが「相談しにくさ」につながるケースもあるでしょう。

コミュニケーションがしやすくて、好きな場所(ワールド)を選べること。電話とは違って、そこにいるような没入感があること。VRの良さですね。

・匿名のまま相談できること

もう一つは、リアルの自分を知られずに済むこと。

例えば、こういう年齢なのに、性別や容姿なのに、こんな悩みを抱えているなんて…そんな風に考えてしまい、誰かに悩みを打ち明けられないケースもあるかもしれません。

そういう人でも、VR上のもうひとりの自分としてなら、素直な気持ちを表現しやすいと思います。また、相談が終わったらUnfriendできる点も、互いに気軽でいいのではないでしょうか。


3.これからやりたいことは



VRの良さを活かしつつ、これからも活動を続けていきたいと考えています。

・活動を知ってもらうこと

そのためにも、まずは活動を知ってもらうこと。こうしてnoteの記事にするのもそうですが、悩みを話せる場所があることを知ってほしいです。

なにかの集会を開催したり、BARをはじめるのもありかなと考えています。

やっぱり相手がどういう人間かわからないと、相談してみようとは思えないですよね。はじめは集会やBARで話してみて、次は1対1で聞いてほしいと思ってもらえたら。間口が広げられる気がします。

・仲間を集めること

同じようなことを考えている人や、すでに取り組んでいる人と、情報交換をしたり、協力したいです。ひとりでやれることには限界がありますから。

「メタバース時代のユーザー同士で助け合う仕組み」として進められたら。また、活動への意見をもらえるだけでありがたいと思っています。


■自分と向き合うことが大切


最後に、相談を受けるようになって強く感じるのは、自分と向き合うことの大切さです。

「自分はどう感じたのか」「自分はどうしたいのか」など、自分の心の声に耳を傾ける。ときには「自分に問題はないか」と批判的に自分を見つめる。

人間関係の問題を「自分の課題」として受け止め、なんとかしたいと思っている人ほど、苦しんで、悩んでいます。だからこそ、それを乗り越えられたとき、人間的に成長できるのだと思います。

そういう人は、自分のなかで答えが決まっていたり、課題を乗り越える力が備わっていて、最後のひと押しを求めて相談に来るような気がします。

逆に、問題を相手のせい「だけ」にすると、乗り越えるのに時間がかかるのかもしれません。自分を見つめ直すのは苦しいことですが、問題の本質から目を背けていれば、きっと同じことを繰り返してしまうでしょう。

もちろん、相手の問題が大きいこともあります。そんなときは、距離を置くことも考えてみてくださいね。



他人は変えられない、と言います。他人というのは自分以外の誰かであり、ある意味でそれは「世界そのもの」とさえ思います。

だから「世界を変えたい」と思ったら、できるのは自分が変わることだけ。そして自分を変えるためには、まずは自分と向き合うことが大切ですよね。

ただ、変わる必要がないことだってあります。

僕も身近な友達には「そのままの君がいい」と言います。それは冗談なんかではなくて、本当にそう思っているから。

自分では「欠点」だと思っているところでも、他人から見れば「魅力」だということもあります。変わってしまえば失うものだってありますから。


以上、取り留めもなく書いてしまいましたが、お悩みを聴く活動をはじめて1ヵ月の途中経過でした。

この記事を読んで「悩みを聞いてほしい」「一緒に考えてほしい」と思ってくれた方がいたら、お気軽にご連絡ください(いまのところはTwitterのDMから募集しています)

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