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プロパー社員信仰を終わらせるには(ジョブ型雇用だと思いますけど)

DeNA南場会長のインタビューがTwitterに上がってたので、読みました。

こ、これは、、自分の拙い文章まとめよりも、全部目を通されることを痛切にお勧めします。

先ほど日本企業の世界経済における位置付けの凋落について語りましたが、日本企業は同じ会社と競争して負けたのではなく、新しいプレーヤーに負けているのです。他国の伝統的な企業と同様に、です。ただ、世界では新しい主役が現れ、けん引している。その人たちほど世界中の人々のライフスタイルに影響を与え、喜びを届ける企業が日本から出ていないことを、やはり経済界は、私も含めちゃんと反省するべきです。
 日本の教育は「間違えない達人」の量産システムであり、幼児期から誰かが決めた答えを言い当てる教育を受けます。決められたレールの上を上手に速く走る訓練です。進路などの大きな選択も、世間一般に重視される指標である偏差値をもとに決めていきます。そういった環境で成功してきた優秀層にとって、レールから外れるのはとても怖い。まして一度外れると二度と戻れない可能性が高いならなおさらです。
 教育の問題は大きく、その改革も提唱したいが、それを待っていると10倍速では変われません。間違えたくない若者たちも安心してレールから外れられるよう、いつでもレールに戻れる環境を意識的につくることが有効です。新卒一括採用を通年採用にすればそれでよいのではなく、大学から大企業や官庁というレールのつながりを一旦切り離し、卒業から3カ月後でも、1年後でも3年後でも10年後でも、中途で入った人材が等しく社内のメインストリームで活躍するチャンスがある、という社会を大企業の協力を得てつくっていく。寄り道歓迎、むしろ寄り道プレミアムをつけてもよいと思います。
 経団連の経営者の皆さんに、経営会議メンバーにおける中途採用者の割合を尋ねて回ると、全員がプロパー、すなわち新卒で入った人たちというケースがとても多い。入社してから30年以上ずっと同じ会社しか見ていない人たちが集まって改革だ、イノベーションだって議論しているわけですが、さすがに無理があるように感じてしまいます。

ああああ、もうっ、全部引用したいっ。
全部、言ってくれてるっ。これ以上ないぐらいに。
でもそれをすると、ブログの体をなさないから踏みとどまると。

ともかく、社歴が長いプロパーが幅を利かせるから、変化を投じにくい、中途がモノを言いにくい、出世もしにくいからなおさら固定化が進む、というある種の”澱み”が生じ続けるわけですね。

そういった澱みの解消として、人材の流動化を促進させるジョブ型雇用が効果的かつ最適解とおもうのですね。でも、その流動化が定着するのは20年ぐらい必要かな?

しかし、南場会長は経団連の参加に留まらず、デジタル庁の代表も勤めていただきたいですね。個人的にですが。

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