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近未来社会派ミステリー「声」連載開始

2035年。教育格差の是正を目的に学校外教育を禁じる法律が施行された日本。学習塾は地下化し、一部の富裕層だけがサービスを享受する。6月のある日、東京都X市で通り魔事件が発生。3名の被害者は、城田尊が経営する闇塾の関係者たちだった。

現行犯逮捕された犯人、相神圭吾は内なる声に従って犯行に及んだと供述。事件関係者のなかには他にも沖縄の離島にルーツを持つ2人の相神がいた。代々、優秀なシャーマンを輩出し、沖縄の政を支えてきた相神一族。その末裔である相神圭吾が言う内なる声とは?

常人を超えた振舞いを見せる犯人の取調べに臨むのは刑事音無、柿谷コンビ。先に発表した「スマートホーム」にも登場する刑事二人です。「スマートホーム」事件の5年前。コンビを組んで間のなくの頃という設定です。

全体は四章で構成されています。それぞれ章ごとに、闇塾経営者、通り魔事件の被害女性、通り魔事件の被害男性の娘、そして音無刑事という立場が異なる4名の視点で物語が進行します。短編のような4つの話が一つになって全体を構成しているという点、トランボにとっては大いなるチャレンジでした。(すべてのクリエイターは、チャレンジする心を持ち続けるべきであるというのが私の信条なのです。)

ご興味のある方はぜひご一読ください。(ちなみにまだ一章しか公開していませんが。)

<作品情報>
小説投稿サイトに作品を公開しています。


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