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執筆の動機

今回はトランボが執筆を始めた動機について、書きたいと思います。

現在、小説投稿サイト「エブリスタ」で公開中の「スマートホーム」は長編3作目ですが、1作名から一貫して格差というテーマをストーリーの軸にしてきました。登場人物を配置するとき、常に持つ者と持たざる者の構造的対比を意識しています。

トランボが企図する格差は経済的なものだけに限りません。性愛を獲得できる者とそうでない者、学校におけるスクールカーストなど様々な対立構造を取り上げています。そして、これこそが執筆を決断した理由なのです。

目指すは小説界のポン・ジュノ!

ポン・ジュノといえば、アジア人ではじめて米国アカデミー作品賞をもたらした韓国の映画作家です。(実はトランボは映画も大好き。)彼の作品には常に格差の構造が透けて見えます。

分かりやすい作品としては、ハリウッド俳優を多数起用した『スノースピアー』。格差というとタテ構造を永遠に走り続ける列車を舞台にヨコ構造に転換しています。(発想がオモシロい!)

トランボにとって、格差はこれからも重要なテーマとなるでしょう。


小説投稿サイト「エブリスタ」に作品を公開しています。


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