スカパラの恒岡章オマージュ曲に想う、海外へ追い越していったハイスタ
スカパラが、先に向こうへ行ってしまったツネちゃんへオマージュを捧げている曲、『追い越してく星』…。
"追い越してく星"とは丸ごとツネちゃんのことのようにも思えるし、スカパラとハイスタの関係性のようにも思えちゃう。
ツネちゃんオマージュ
最新号の『リズム&ドラム・マガジン 2023年 7月号』は
「追悼
ありがとう、ボクらのドラム・ヒーロー
恒岡章」
と題したツネちゃん追悼特集号で、様々なドラマーがツネちゃんの凄さについて語っている永久保存版確定な一冊です。
その中でスカパラのドラマー茂木欣一さんが、スカパラの最新曲『追い越してく星』はツネちゃんのオマージュ曲であることを明かしているんです。
真相がわかった状態で改めて聞くと、動画27秒あたりの「タ、タン」のドラムがハイスタの『ENDLESS TRIP』のド頭の音っぽいなとか、後付けで色々思えてくる。
この曲はJRAとのタイアップだから、表向きは競走馬のことを歌ってるようにしか思えない。でも実はダブルミーニングでひっそり歌詞にハイスタとツネちゃんを潜ませるという詩人・谷中さんのニクいあんちくしょうっぷりも堪らんです。
茂木さんが「ツネちゃんを思い浮かべながらつくった曲」って思って聴いてると、世界を股にかけた2人のドラマー同士の絆が感じられて泣けてきゃうよね。
そう、ハイスタとスカパラは世界を股にかけていた。
スカパラを追い越して海外に打って出たハイスタ
もっといえば、2000年代"にトーキョースカ"の名を海外に轟かせたスカパラよりも先に、ハイスタは90年代から海外に打って出ていた。
ハイスタは91年結成。スカパラは80年代から活動してるのでスカパラの方がバンドとしては先輩にあたる。けど、その先輩を追い越して先に世界の果てでロックしていたのがハイスタだった。
ハイスタとスカパラの海外の話題といえば、ケンくんのコラムに書いてあるこの話がすごい好きで。
世界の果てまで行っても、既にそこにはハイスタの痕跡があったというこの感じがマジで痺れる。
スカパラ&ハイスタの海外イベント構想
尚、スカパラがやろうとしていた海外のイベントでハイスタと共演する構想があったようです。
日本から飛び出して世界で名を馳せたこの2バンド。
いつか海外のステージで一緒にSKANKIN' JAMMINするツネちゃんのいるハイスタとスカパラを見てみたかったよね。
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