25歳の不美人か40歳の美人か

これは完全に自慢なのですが、私はそこそこに整った顔立ちをしている、らしい。30人が見たら17人は「美人」って答えるレベル(友人談)とのこと。微妙。圧倒的多数が認める美形ではないけど、平均よりはまあまあだって。なんやそれ。
これは友達、友達の親、担任の先生や習い事の先生などありとあらゆる人に「トラ美ちゃんのママって綺麗だね」「トラ美ちゃんのパパって格好良いね」と言われ続けている私の両親のお陰に他ならないと思う(二人ともミスとかミスター〇〇に選ばれたことがある)。父母、美形遺伝子をありがとう。

あらあら、自慢ご苦労様。さぞかし楽しい青春時代をお過ごしだったのでしょうね〜とお思いの方もいらっしゃると思います。私も他の人がこんなこと書いてたら、あーハイハイってそっ閉じしますし。
ただ、ここからはそんな皆様にとって激アツ展開になるので。張り切って溜飲をお下げください。

私は今でこそ、まあまあそこそこのレベルに辿り着きましたが、

5〜22歳までは超絶不美人枠でした

なぜなら、
①常に自転車通学だったのでめちゃくちゃ日に焼けていた
②体に筋肉がつきやすく、体型が尋常ではなくがっしりしていた
③ボーイッシュな子に憧れており、髪がベリーショートだった
からです。普通に顔が不細工だったのでは?と言う疑問は抱かないでください。悲しいので。

社会人になって以降、自転車で通わなくなったため、多少色も白くなり、筋肉も落ち、髪をセミロングまで伸ばしたことによって、何とか見れる見てくれになることができました。後なぜか大学の時は化粧したら負けみたいな謎理論を持ってて全然化粧してなかったので、就活で化粧を覚えてから格段に顔面の強度が上がった気がします。今もしタイムマシンがあれば、大学時代の私にちゃんと化粧してユニクロ以外の服着て日焼け止め塗って毎日ムダ毛剃って髪伸ばせって言いたい……

新卒で今の会社に入社してからですね、私がチヤホヤされ始めたのは。同期に美人が多いのでその雰囲気のおこぼれを貰ってる感もありましたが、会社の男性陣に連絡先教えてよーって言われたり食事に誘われたり、会社のレクでやってた野球に「美人がいたら士気が上がるから来てよ」って言われて応援に行ったり、出入りの業者さんに「いやぁトラ美さんみたいな美人が担当だと嬉しいですよ」とか言われたり。
今書き起こしてみて全部セクハラだなと思いましたが、私は浮かれまくっていたので嬉しかったです。やっと男の人に相手にされ始めたので。

ただ、これは新卒フィーバーなのかもしれないとも思っていました。つまり、若さ故に可愛く見えているだけなのでは、と。
今まで22年間不美人扱いだったので、「不憫な子…」とは思いますが当たり前の感情だなとも思います。ちなみにこれは30歳になった今も続いていて、「美人だね」と言われると有頂天にはなりますが同時に「30歳だって上から見れば若い方だしそのせいでは…」と思ってしまいます。

多分私自身がかなり若さ信仰の狂信者なんだと思います。
一時期ドラマの題材もなったエイジハラスメントを私は私自身にもしているし、多分周りに対する目も同じフィルターがかかっています。

では、本題です。
25歳の不美人と40歳の美人、男性が結婚相手として選ぶならどちらでしょう。

25歳の子は不美人です。愛嬌もそこそこ、すごくあるってわけじゃない。まあまあの大学卒の新卒採用3年目で、仕事もそこそこ。
もう一人は40歳の美人。昔から美人って言われてきたんだろうなっていう美人。こちらもまあまあの大学卒で、仕事もそこそこ。

私が男なら、まず、年齢と見かけで結婚相手なんて決めるかよって言いますが、まぁそこは置いといてください。
そう言ってる人も絶対やろうと思えば、この条件を比較して結婚相手について考えることができると思いますので。

これって男性ならこうなるんですよね。
年収200万のフリーターのイケメンか、年収5000万の安定企業勤務の不細工か、ってやつに。
後は女性なら、家事ができる不美人と家事が全くできない美人とかもあります。

顔で評価されるのが怖い、年齢で評価されるのが怖い。中身を見てほしい。
そんな気持ちで婚活に臨んでいますが、今日参加してきた婚活パーティーで、女性のプロフィール用紙には得意な料理を、男性のプロフィール用紙のその欄には年収を書くようになっていて、あぁ……って感じになったのでこんな記事を書きました。

婚活始めたばかりですが、私が嫌いな私にならなきゃいけないことが多そうで、ちょっとだけ怖いなと言う気持ちになってしまっております。



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