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“なぜ”が知りたくて転職したデザイナーの話 – 初めての事業会社 –

🎄Money Forward Design Advent Calendar 2022の22日目の記事です🎄

こんにちは!マネーフォワードのとらめぐです。
現在、マネーフォワード ビジネスカンパニーに所属し、toB向けサービスのコミュニケーションデザイナーをしています。
10月に中途入社してからもうすぐ3ヶ月になります。

今回は転職活動の時に感じた「マネフォいいかも」と、入社後に感じた「ここ、今までと違うなぁ」についてお話しできればと思います。

マネーフォワードに興味がある方、私と同じように制作会社→事業会社への転職を考えているデザイナーの方の参考になったら嬉しいです。

マネーフォワードに転職しました

経歴をかんたんに

私は美術系の大学でデザインを勉強してきました。新卒で広告系の制作会社に入社後、パンフレットを作ったり店頭ポップを作ったり、途中からはウェブのデザインもするようになって携わる仕事の幅が増えました。

その後「もっとクライアントに近い場所で働きたい」と思い、デザイン制作会社に入社。ここでは主にブランドサイトやコーポレートサイト、頻度は少ないですがアプリや紙媒体の制作などをしてきました。

転職のきっかけ

前回の転職時にあった「もっとクライアントに近い場所で働きたい」という気持ちの延長線で、次は「もっとユーザーやサービスに近い場所で働いてみたい」と思うようになりました。

図説:顧客と所属する会社との距離を示す。「前職」では間にクライアントと代理店を挟み、「現職」ではクライアントのみを挟む。「次の会社」では間に何も挟まない事業会社を考え始めた。
私のキャリアにおける顧客との距離の変遷図。転職の度に距離を縮めてきました。

受託の仕事でも運用や開発などで年単位でのお付き合いは出来ますが、どうしても越えられないラインがあるなぁと常々感じていました。自分が関わった仕事は納品後どんな結果に繋がったのか分からない(クライアントによっては教えてもらえることもありました)、久しぶりに制作したウェブサイトを見たらなぜか姿形がガラッと変わっていた(もしくは無くなっていた)など。

運用の中で変化があるのは当然のことなのでそこはいいのですが、「なぜデザインが変わったのか」「なぜサイトをクローズさせる必要があったのか」の“なぜ”の部分を知ることが出来たらいいのに。でもそこは受託だと全部を知ることは難しいです。

その越えられないラインの先を見てみたいなと思い、事業会社への転職を決めました。

なぜマネーフォワード?

いざ転職するぞ、と動き出した時に「ここは大切にしたい」と思っていたポイントがあります。それは「デザイナーを大事にしてくれる会社かどうか」

私は新卒からこれまでずっとデザイナーが大半を占める会社に在籍しており、事業会社のようにデザイナーの割合が少ない組織に少し不安がありました。今までいた会社と同じようにデザインの可能性を信じてくれていて、デザイナーを理解してくれる企業に入りたいなと思っていました。

マネーフォワードの採用サイトデザイナーのnoteを読んだ時、自然と「あ、ここなら大丈夫そう」と思えました。入社後の今、あの時感じた「大丈夫そう」は当たっていて、プロダクトをより良くしていくぞ、会社をひいては社会をより良くしていくぞ!という熱い想いで働くデザイナーがマネーフォワードにはたくさんいました。

入社前に読んだおすすめの記事はこちらです(他にも面白い記事いっぱいあります!)。どちらの記事も入社した今の方が「めっちゃ分かる〜〜〜」と思わずにはいられません。

制作会社と事業会社の違い

ここでは初めて事業会社に入社した私の「制作会社とはここが違うなぁ」と感じた点を書いていきたいと思います。

業務がふわっと始まる(気がする)

制作会社だと、クライアントからの依頼があって・契約をして・キックオフの打ち合わせをして・・・という一連の流れを経てプロジェクトがスタートするのですが、事業会社だとそこが少し変わりました。

Slackや打ち合わせで発せられた何気ない一言が、実は制作スタートの合図だった!ということがちょくちょくあります。もちろん、プロジェクトの規模が大きかったり関係者が多い場合はきちんとキックオフのMTGを行いますが、割合としては少ない印象です。
何気ない「これやるといいと思うんだよね」「じゃあやってみようか」の会話から関係者に声掛けをして実際にデザインを作ってみて・・・そうして新しい取り組みが始まります。こうした日々の小さな積み重ねがサービスやコミュニケーションの改善に繋がっていくんだなと感じます。

ただ私はまだこの流れに慣れておらず、ちゃんと管理しないと知らぬ内に取りこぼしてしまうので(実際に何回かやらかしてしまった・・・)色々試しながら自分に合った管理方法を模索中です。

画面キャプチャ:SlackのDMとGoogleのToDoリスト。
タスク管理方法を色々試し中です。
Slackの自分宛てのDMにメモを残してみたり、GoogleのToDoリストを使ってみたり。
「とりあえず新規データを作る」「〇〇を忘れないようにする」など、
自分が認識しやすいように粒度さまざまに書いています。

確認と決定が速い!

クライアントワークをしている時は(特に関係者が多くなる大企業ほど)確認や決定がなされるまでに時間がかかることが多かったです。また制作会社側でも、チームで打ち合わせをして・作業して・社内確認して・決定して・提出用の資料を作って...といった工程で進めるのでどうしても次の提出までに1週間はかかる、みたいなことはよくありました。

マネーフォワードに来てからは、計画からアウトプットまでの時間が体感2-3倍くらい速くなったように感じます。間に挟む関係者が減ったので当然といえば当然なのですが、前項でも触れた「まずはやってみる」に加えて「すぐ決められる状態を作る」ようにしているからなのかなと思います。考えていた仮説の結果をすぐ見られて、それを受けてすぐ改善施策に動けるのはいいですね。

これまではデザインを提出後に「返事まだかなぁ」と待つ時間が長いことが多かったので、この速度にはとても驚いています。

自分の仕事は自分で作るべし

これまで制作会社にいる時は、制約のある仕事をその枠組みの中でどう良くしていくかを考えることが多かったのですが、マネーフォワードに来てからは自分の仕事をどう作っていくかがより問われるようになりました。

今はまだない、でも必要な業務をどう見つけて・どう進めて・どう着地させるのか・・・それらを全て自分で計画して進めなければいけません。受託で仕事を受けてきた身としてはこの感覚もまだまだ足りおらず、「え、仕事を作るって・・・?」となりがちです。「良くするのも悪くするのも全て自分次第」というのがより強い環境なんだなぁと痛感します。

さいごに

現在、私はサービスサイト・製品資料・ホワイトペーパー・広告バナー・展示会のブースやツールなどのデザインに関わっています。顧客とのコミュニケーションをより良くするために、働き方同様、自分に出来ることを考えてはやってみている所です。「なぜ今この取り組みをするのか」「なぜこのデザインを変えるのか」など、日々色々な“なぜ”の理由を知ることが出来て楽しいです。

入社して約3ヶ月。自分なりにやっていきたいことが少しずつ見えてきたので、チームメンバーと一緒にこれから頑張っていきたいと思います!

そしてマネーフォワードに興味がある方は、ぜひこちらもご覧ください。カジュアル面談も実施しているので「ちょっと話聞いてみようかな」と思った方はお気軽にお声がけ下さいませ。


アドベントカレンダー23日目はteramuraさんです🎄お楽しみに!

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