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都議選大反省会 国民民主党が都議選で勝つために何をすべきだったのか

 まず最初に、おきつ秀憲さんの当選に向け、ボランティアとして力を尽くしましたが、厳しい結果となってしまいました。期待して見守ってくれていた国民民主党支持者の皆さんに、選対の一員として申し訳なく思います。

 まずは、おきつさんを始め、支持率0%の政党から出馬してくれた4人の候補者を労いたいと思います。本当にありがとうございます。

 この記事は、あくまでいち学生の国民民主党に関する分析です。したがって、政治素人の意見に過ぎませんので、ご承知おきください。ただし、誰が言ったかでなく、何を言ったかで判断していただけると、ありがたく思います。

そもそも選択肢に上がっていない

 今回の都議選は、これ以上なく厳しい結果となりました。北多摩2区ではかろうじて得票率10%を獲得しましたが、他では軒並み一桁台の得票率です。国民民主党完敗です。

 その要因として、「そもそも積極的な投票先に上がってない」という点があることは、言うまでもありません。

 国政では、立憲民主党に同調する場面も多く、旧民主党の残滓以上のものに思われていないのです。結局、立憲・共産チームとの違いがわからないのです。他方、維新はやや与党に寄り過ぎな面もありますが、自民党でもなく立憲でもない層の支持を一定数確保し、選択肢たり得ています。国民民主党は、そもそも立憲・共産チームなのか、維新みたいな第3極なのか、自民党・公明党チームなのかがわかりにくいのです。政治に相当関心のある人以外から、見向きもされないのが、国民民主党です。

 では、どうすれば今のような事態を回避できたのでしょうか?

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