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ビートルズ「When I’m Sixty-Four」

ビートルズの最高傑作と言われるアルバム「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」(1967年)の中で最も好きな曲と言えば、圧倒的に「A Day In The Life」だ。かつて、新聞が登場する曲として、noteで紹介したこともある。

今回は、その曲には、かなわないけど、自身も50歳を過ぎて、ますます好きになってきたこの曲を紹介したい。
「When I’m Sixty-Four」

「When I get older losing my hair
Many years from now」
ずっと先の話。僕が年を取って、髪もなくなってもさ。

という呼び掛けから始まり、

「Will you still be sending me a Valentine
Birthday greetings bottle of wine」
君はバレンタインや誕生日、ワインを贈ってくれるかい?

という質問を彼女に投げかけるという素朴な歌。

「Will you still need me?
Will you still feed me?
When I'm sixty-four」
君は僕を必要してくれるかい? 君は僕にご飯を作ってくれるかい?
僕が64歳になったときにさ。

まるで童謡のような曲調で進んでいくこの曲のほのぼの感に触れていると、心が安まる。
もし、聴いたことがない人がいるなら、本当にもったいないので、ぜひ聴いてもらいたい。
ビートルズの中では、ポール・マッカートニーにしかつくれない曲。
ジョン・レノンにはたぶん、つくれない。

あ、でも、64歳になったとき、うちの妻は近くにいてくれるのかしら?

2022年11月18日 トラジロウ

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