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スピッツ「群青」 明日とか未来のことを 好きになりたいな 少しでも
この歌を聞いたら、元気になるんだよね。
青いうさぎになったアンガールズが出演しているMVを見たら、もっと元気になる。
あの不思議な踊りをしたら、もっともっと元気になるかもなあ。
「青く染まっていくよ~」で、ジャンプしたい!
でも、令和の時代に「群青」といえば、YOASOBIさんなのかしら?
いやもちろん、YOASOBIさんの群青もめちゃくちゃいいよね。
あるいは、ラッドのファンなら「君と羊と青」なんて言っちゃうかも?
どれも魅力的な歌なんだけど、でも、やっぱりスピッツなのよ。「群青」は。
アルバム「さざなみCD」の3曲目。2曲目「桃」の次だというのも大のお気に入り。桃→群青という流れを人生でもう数えきれないほど聴いたな。
スピッツにとって、この色「群青」をどう活用し、表現しているのかを考えてみたい。
この曲全体からあふれ出る「前向き感」ったらない。
「語れるほどの夢とか小さくなった誇りさえ失くしてしてまうとこだった」
→失くさずに済んだってことよね。
「明日とか未来のことを好きになりたいな少しでも」
→元気ない人は、こんなこと思わないもん。
「でも逃げたりしないと笑える」
→いや、すがすがしくて、もうカッコいいもん。
「青く染まっていくよ」って、なんだかとても穏やかな心になっていくよって歌っているようにも感じ取れる。
草野さんは「青い車」という曲もつくっているよね。こちらは、解釈家の皆さんが「心中の歌」と深読みしているケースもある。同じ青を扱った曲として、あまりにも「青」の意味合いが違ってくるんだね。
あ、あと「どれほど遠いのか知らんけど」って、急にくだけた表現になるのは不思議。海を見たい気持ちの強さを表現しているのかしら?
やっぱりスピッツは難しくて、心地よくて、大好きだ。
2022年6月1日 トラジロウ
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