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そんな永遠

変わらない時の
環(めぐ)れるありさまに
言葉の意味を噛み締めて
「きれい」
「きれい」と呼んでみる

菱形の皺の連なる掌(て)の甲に
浮き上がる毛細の筋を眺めながら

一瞬よりも儚くて
風雨を凌いで
寒暑を越えて

誰でも読める詞を並べ
誰でも聞こえる声にして
誰にも通じることのない
誰にも届かない

そんな
永遠

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