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【プロフィール】 神戸出身、東京在住。 日本酒が好きです。 飲食業でも酒造関係者でもな…

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【プロフィール】 神戸出身、東京在住。 日本酒が好きです。 飲食業でも酒造関係者でもない普通のサラリーマンですが、趣味で取得した唎酒師や日本酒学講師 の資格を活かして日本酒の魅力発信活動をしています。

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  • 齋藤太郎のちろり持参です。

    紙媒体のみで展開されている、とあるビジネス誌で掲載されている私の取材記事です。デジタル化していないため、転載元に許可を得たうえでこちらに掲載しています。 転載元:一般社団法人企業研究会「Best Regards」

最近の記事

齋藤太郎のちろり持参ですVol.5

連載 齋藤太郎の“ちろり持参です” 文・齋藤太郎 写真・児玉大輔 築90 年の古民家は古酒・熟成酒のワンダーランド いにしえ酒店(東京都品川区) 江戸の宿場の風情も残る品川の船溜まり近く。築90 年の木造建築群をリノベーションしたコミュニティ施設「shinagawa1930」の一画に日本酒の「古酒・熟成酒」専門の酒販店がある。自ら “異端” と言う店主が、奥深い古酒・熟成酒の楽しみへといざなう。 「酒は売りません」――。「いにしえ酒店」の開店を告知するホームページにはそ

    • 齋藤太郎のちろり持参ですVol.4

      連載 齋藤太郎の“ちろり持参です” 文・齋藤太郎 写真・児玉大輔 芝の路地裏、わずか22坪の醸造蔵 株式会社 若松/東京港醸造株式会社(東京都港区)  江戸期には大名屋敷が並んだ東京港区芝。かつて西郷隆盛と勝海舟が江戸開城をめぐって酒を交わしたともいう歴史ある酒蔵がある。時代の荒波によって廃業の憂き目に遭うも、100 年の時を経て、“日本最小” の蔵としてよみがえった。 風情のある路地裏の一画にある「東京港醸造」。写真はショップ外観。 東京都港区芝。オフィスビルが立ち

      • 齋藤太郎のちろり持参ですVol.3

        連載 齋藤太郎の“ちろり持参です” 文・齋藤太郎 写真・児玉大輔 地域をブランディングする 酒蔵復活の物語 株式会社瀬戸酒造店(神奈川県開成町)  建設コンサルタント企業による酒蔵の再興――。地域創生の核として、38 年ぶりに復活した老舗酒蔵の躍進と、そこからもたらされた地域活性化の大きなうねり。まちに新しい価値を創出する日本酒を味わう。 西には箱根外輪山、北に丹沢の峰々。長閑な田園風景の中、富士東嶺・丹沢山系を源流とする酒匂川が穏やかに流れる。小田原藩の吉田島村、酒

        • 齋藤太郎のちろり持参ですVol.2

          連載 齋藤太郎の“ちろり持参です” 文・齋藤太郎 写真・児玉大輔 “TOKYOの酒”を発信! 1500人のファンが集う 首都の酒蔵 豊島屋酒造株式会社(東京都東村山市)  都心から電車で30 分。“東京の酒” をポジティブに国内外に発信し、年間30 回ものイベント、フェスでにぎわう酒蔵を訪ねた。 豊島屋酒造営業部長の田中孝治さん。軽妙な話術で蔵を案内してくれた。 心に宿った情熱            20年前、勝負に出た 口に含んだ瞬間に広がるやさしい甘みと短い余韻

        齋藤太郎のちろり持参ですVol.5

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        • 齋藤太郎のちろり持参です。
          5本

        記事

          齋藤太郎のちろり持参ですVol.1

          連載 齋藤太郎の“ちろり持参です” 文・齋藤太郎 写真・児玉大輔 「吟醸酒は つくらない」______。 未来を拓く “熟成” の味わい木戸泉酒造株式会社(千葉県いすみ市)  1956(昭和31)年に独自開発した製法で60 年以上、ただの一度もぶれることなく酒をつくり続ける日本酒蔵がある。それは決して過去に縛られているのではなく、はるか先の未来を見据えた結果の選択だ。 揺らぐことのない「高温山廃」  〝菜の花鉄道〟などの観光列車でも知られる千葉県いすみ市。潮風かおる港町

          齋藤太郎のちろり持参ですVol.1