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社会が変われば売れるものも変わる

時代が変われば、売れるものはもちろん変わっていく。
とくにコロナ禍を経て、大きく業態を変えざるを得なかった会社が多い。

わたしがここ2年Webマーケ関連で関わらせていただいた個人や中小企業もみなさんが新しい試みをされている。
売れにくくなってきたものをどう売るか、どう売り直すか、の策を練っている業種がとくに対面事業で多い。

サービス業に従事していた人で、仕事を変えた人も少なからず知っている。
仕事を探している人がいる一方で、人手が足りない業種に目を向けると、この不均衡さが気になる。
とくにエッセンシャルワークといわれる、われわれが生活する上で欠かせない業種の労働力不足は大きな問題だ。
なり手が不足する理由の一つに重労働が挙げられるが、昨日、羽田イノベイションシティで見てきた最新技術の数々の中で、すごいものを見つけてしまった。
AI技術もすごいものがたくさんあったけど、注目したのはこれ↓↓

介護の現場や、農作業、流通業に携わる方々の腰や筋肉を支えるものだ。

こういった製品は、どうやったら売れるかと頭をひねるどころか、PRを正しくすればすんなり喜ばれて買われていくだろう。
腰に負担がかかる仕事は、長く続けられないと聞くので、このような目にみえる社会貢献をされる企業に賛辞を送りたい。

ここ数年、大規模農業や最新テクノロジーを導入できる農業法人が増えてきているようだが、まだまだ農業は手作業の部分が多い。
いまの戦禍に円安も加わって、これから国内生産の農産物は需要が高まると思われる。

つまり売れないものを無理に売ろうとするより、ニーズのある業種に変わっていった方が幸せなのではないか。
もちろん、職業を変えることは簡単ではないし、みなが重労働に転身したら問題が解決する話でもない。
けれど、以前は体力が心配だったことも、こうやって新しい製品がサポートしてくれることを考えると、ずいぶん状況は変わってきている。
自分の先入観で考えていたことが技術の向上や社会状況の変化で、取り組みやすいものになっている可能性が高いのだ。

わたしはとくに農業をやりたかったわけではないが、昔からリゾート地で暮らす機会が多く、観光と保養という観点をもったビジネスとの関わりが多かった。
過去の出来事すべての点と点がつながった。
自然と食と健康と通販とマーケティングとコミュニティが、これからわたしが生きていく一本の道になっていくと思う。

感慨深いおもいで羽田イノベーションシティ内を歩いていると、斜め前から一直線にわたしにむかってくる人がいた。他の人もいるのにわたしに向かってくる勢いに、思わずのけぞってしまったほどだった。

手渡されたものは、このパンフレット。
え、移住する気はないんですけど。なぜわたしに?そんな顔してますか?

科学技術の発展と、地方移住はセットで語られることが多いから、ここでも配られているのね。

アイボならぬ、大型ロボが私の横を通りすぎていった。生身の犬よりロボット犬に愛を感じられたのはなぜだろうか。
あたらしい未来の生活スタイルにワクワクが止まらなかった。
VR体験もエキサイティングだったが、これからは五感が売りになってくるのも同時に確信した。


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