Photo by takasaba 接近 2 toppy1211 2023年7月6日 18:23 新陳代謝をやめた皮膚が足元で雄弁に語る男の訪問を受けた。その艶めいた靴はアプローチの一枚だけ浮いたタイルを的確に鳴らして近づいてきたようだ。彼は短躯で見るからに頑健そうで、重そうなカバンを右手に持ち重心を水平に保ったまま近づいてきた。2メートルほどの距離なった時に気づいた彼の笑顔は、その時作ったのか、それとも最初から笑顔だったのかわからない。僕の感覚が何かに上書きされていたのかもしれない。名刺には(虹の外側に色を足すお仕事です、)とあった。 ダウンロード copy #詩 #ショートショート #ポエム #自由詩 2 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? 記事をサポート