見出し画像

読書感想2023#2「超ミニマル主義」

感想

400ページ近いなかなか読み応えのある本でした。が、1章が短く内容も面白いのでサクサクっと読めます。最後は豪華なコース料理を頂いたような満足感。とても勉強になり、人生への活力が沸く内容でした。

以下、自分的に刺さった部分を抜粋して羅列していきます。

  • 自分への期待という最大の重荷を手放す

  • もしあなたが、どうしたらいいか途方に暮れているならば無理もない。「自由」と引き換えに「正解」を失ったのだから。

  • お金を介さず、スキルを提供する代わりに、モノやサービスをいただく「スキル交換」を主とすることで、貨幣制度や資本主義への依存度を下げることに成功。

  • お金とはバーチャルな存在。(一方で)モノやスキルといった「リアル」の価値は簡単には下がらない。

  • 小さな歩幅と自分のリズムを維持した方が、楽に遠くまで行ける

  • 「数秒の妥協」が気付かぬうちに取り返しのつかないロスにつながる(→時間を秒単位で意識する)

  • 小さな不自由を自分に許すと、なし崩し的にそれを重ねてしまい、大きな不自由に慣れていく。(→小さなことでも改善に努める)

  • (抜粋じゃないけどモンベルのメリノウールのインナー欲しい。)

  • 日本文化の象徴とされる「禅」や「茶道」なんて、最高峰のミニマリズム(→日本人なのにあまり知らない、勉強しよう。)

  • (スマホは)個人情報が抜き取られていること、行動データが盗まれている危険性にもっと警戒心を持つべき

  • (また抜粋じゃないけどBraveというブラウザがセキュリティの高さでおすすめされていた。これ、この本で初めて知りましたがYouTubeは広告表示されないし、仮想通貨ゲットできるし、控えめに言って超最高です。)

  • 「あなたの考え方や思想は、頭に入った情報でできている。」

  • 過去1年に一度でも使ったことがあるもの以外は手放す。

  • (モノを買う時は)「この子の面倒を一生みれるか」と考える。

  • 自分は「どんな人生を生きたいか」、それを実現するためには「何が必要なのか」と(問う)。

  • シンプルな雑事を、無心で繰り返す日々の習慣こそが、メンタルの安定につながる。(毎朝のルーティーン、続けていこう)

  • 「追われてる感」や「気になる感」が、ストレスホルモンを分泌させて脳を激しく疲労させ、判断力を鈍らせる。(だから今日やることは午前中終わらせておこう)

  • (移動は)なじみの場所であれば+15分。初めての場所であれば+30分。国内移動は+60分。

  • 「本当に必要なことに集中する方法はNOということだけ」(ジョブズの言葉)

  • 「責任を持って完遂できる業務量」こそが「自分の仕事のキャパ」だと考える(→安請け負いしなくなる!)

  • 「人に依頼する」というハードルを乗り越えられないなら、この先もずっと「押し付けられたタスク」「やるべきじゃないタスク」に振り回され続け、仕事が楽しくなる日は決して来ない。

  • Less is more.

  • 一生の大半を費やすことになる仕事に、「夢」がないこと自体が恐ろしい。

  • (ポモドーロについて)通常のタスクは「25分超集中+5分休憩」で行う。〜クリエイティブワークには「45分集中+15分休憩」を活用。

  • 「残業する」「帰宅後にやる」「週末に回す」なんて発想は決して持たないこと(で創造性が最大限発揮される。)

  • アスリートたちは「高い理想イメージ」や「成功パターン」を、〜実感を伴う映像として頭のなかに描くことができる。/「頭でイメージできないことを、実際にやることはできない」(→実現したいことをイメトレしよう)

  • (苦行のようなタスクは)タイムトライアルの発想を組み込むだけでも、雑務がゲームのようになる。

  • PC使用中は必ず、見えないところにスマホをしまうこと。

  • 途切れることのないチャットは、脳に重い負荷をかけ、心に重いダメージを与えるという。(→たまに空耳でSlackのスコココ音が聞こえてくるのでダメージ受けているんだろうと思った。)

  • どんな些細なものでも、違和感を抱いたら必ずメモしておこう。(→後に何かのヒントになるかも)

  • メモった瞬間から心が解放され、「今を生きること」に集中できる

  • 幸福度が高い人というのは、〜「幸せな一瞬=小さな幸せ」を大切にして生きている人

  • (ジョブズの言葉)「市場のニーズはどうでもいい。自分が欲しいものしか作らない」

  • いい仕事の第一歩も、「あの人に届けたい」という、人間であれば誰もが抱く純粋な想いである。

  • 全力を尽くすべきは「瞬間=点」だけ

  • (周りの評価ではなく)「後世の歴史に評価されること」を優先すべし

  • 「自分なりの小さな成果」〜をコツコツ重ねることで、それが少しずつ「自己肯定感」につながっていく。

  • 「今の自分にできることを全力を尽くすしかない」


まとめ(?)

仕事に関する細かなハックスがとても参考になる一方で、数年前から派遣社員となりゆるりと仕事をしている私にとってはそれが仕事に活かせないことが歯痒くも感じました。
また思い切り仕事頑張ってみようかな、そんな気にもなれた本でした。
思考や習慣に関することは既知の内容も多かったけれど全体的にとても勉強になりました。
「今の自分にできることに全力を尽くすしかない」これが超ミニマル主義の軸であると筆者。本当にその通りだと思います。

そして部屋の断捨離は気持ちがいいことが分かりました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?