#34 運気を上げるのに古いものは捨てなければならないのか
皆さんいかがお過ごしでしょうか。
今日も運気のお話です。
よく、運気を上げるのに「古いものは捨てなさい」とか「断捨離」しなさいという事は聞くと思います。
もちろんお金がある程度持っていらっしゃる方は捨てるのをお勧めしますが、「捨てるのにもお金がない」や「捨てても買い直すお金がありません」という金銭的な問題で捨てられない方もいると思います。
そこで今回はなぜ捨てる事で運気が上がるのか?捨てなくても運気が上がる方法はあるのか?ということをお話したいと思います。
陰陽では三合という考え方をします。
四柱推命や算命学、陰陽五行をしている方はピンとくる人もいると思います。
例えばお金では「金の三合」といいますが、スタートの種まきは巳で始まります。(下記:図1)
よくお金が入ってきたかったら蛇由来の神社に行きましょうというのはそういった意味合いがあります。
で次に酉で繁栄をするのですが、繁栄の次は丑でご破算となってしまいます。
この三合という正三角形を完成させてしまうといずれ終わりがくるのでどこかで欠け=不足を作りましょう。という事なんです。
ちなみに欠けを作らずにそこで終わりにしてまた新しい事にチャレンジするという選択肢も可能ではありますが、人間0から1を作り出すのが一番パワーを使いますのでその時間と労力を使えるのでしたらその選択肢もありです。
つまりどういう事かというと
「古いものを捨てる」
や
「断捨離」
というのは丑で終わりが来ているので全部捨てて新しい事にチャレンジしましょう。という事なんです。
でも安心してください。大抵の人は新し事をやり直すパワーが無いのが殆どです。
じゃあどうするのか、下記図2を見ていきましょう。
繁栄して得たお金を酉から戌に移動しています。そうすると「金の三合」が全て陰で完成されるはずだったのに一部を戌である陽の属性に排出したことから欠けが生じますこれを一爻不足(いっこうぶそく)といいます。
常に利益を出している企業などは意図的にこの一爻不足の状態を作っていたりします。
よくスーパーにこんな製品売れるわけないだろ。というような製品が出ていたり。資金の足りない企業に資金援助していたり、新しい事業展開するなどをするのはこういう意味があるのです。常に同じルーティンで動くといつか終わりが来てしまうのであえてルーティンを外しているのです。
そして下記図3
「金の三合」の酉でお金を戌に移動した場合、赤のルート「火の三合」がはじまります。
正確には「火の三合」を進む人の手助けをしているのです。
そして「火の三合」の属性は愛なので最終的にお金が戻ってくるかどうかは本人次第という事なのです。
まさに投資ですね。
じゃあここで話の規模を少し小さくしてみましょう。
仕事でなくても例えば今自分がお金が無くて困っているというんでしたら、自分の生活の中で投資とは何かを考えてみましょう。
例えば完全に壊れてしまってはどうしようもないですが。日本には昔から「わびさび」という言葉がそんざいします。
侘(わ)び・・・金銭や物品が著しく不足して苦しい様子
寂(さ)び・・・古いものや静けさ、枯れたものから趣が感じられること
わびさびが感じられるようになると「金の三合」ではなく「火の三合」のルートに入ります。
そうすると終わりではなく「火の三合」=愛の運気である寅のスタート地点に立つことができるので、そこから運気を上げて行く事ができます。
そしてわびさびは乏しくても古いものなどに愛着を感じる事ですから、古くても手入れをする。修理をするなどの愛着をもって接していけばいいわけです。
これが生活の中の投資にあたる部分になります。
よく「家を掃除すると運気が上がる」といわれますがこれは火の三合の愛着をもって接するという部分にあたるのです。
ということで断捨離などの終わりをむかえて新しい事にチャレンジしなくても運気の上がるルートを変えさえすれば運気は上がります。
ただ、ここで注意点が一つ
「わびさび」で火の三合のルートに変えるにしても人間が管理できる物の限界はあります。
何がどこにあるかわからなかったり、持っている物をまた買ってしまうくらい物がある場合はやはり処分は必要になってしまいますのでそこは捨て活をしましょう。
それでは皆様が良い人生でありますようお祈りしています。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?