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『きさらぎ駅』を見ました ※ネタバレ要素あり

 ごきげんよう、今晩は
本日はタイトルの通り、アマプラさんで『きさらぎ駅』を見たのでその感想を忘れる前に覚え書かせていただきにきました

豪華なTRPGリプレイ映画

 もともと、まあ「きさらぎ駅要素ほぼなし」とか「きさらぎ駅RTA」とか聞いていたのでバラエティを見る程度の感覚で見始めたのですが、慣れるまではそこそこ怖かったです。
都市伝説の類に詳しいほうである自分でもジャンプスケアには驚かされますからね、こればかりは仕方がないかなあと。
 慣れてから(RTAが始まってから)は本当にバラエティ並みに笑いながら見ておりました。
怖いというか、おそらくそういう感覚を意図して制作されているんだろうなとも思いますから楽しみ方としては間違っていないと思うのです。
ホラーゲームでもそうですが2週目以降の恐怖感はどうしても薄れるので逆にその部分を面白く使ったなあと思いました。
 結果として、小見出し通り「豪華なTRPGリプレイ」映画として見るのが最適だなと思いました。 
実際他の方のプレイしたものを見てシナリオの流れを知った状態でプレイするTRPGってあんな感じになるんだろうな、と。
(勿論自分ではやったことはありませんが)

純粋に『きさらぎ駅』発端のTRPGとしては優秀

 映画そのものの出来としてはどうなんでしょうか?となりますけれど、TRPGのシナリオとしては優秀なものだと思いました。
事前に聞いていたシナリオ部分とPCの介入によって変化した点なども面白いですし、最終的な選択でどちらかを選ばなくてはいけないというのも実にTRPGらしいなあと。
やはり初心者用シナリオは一本道がいいですから、あそこまで奇麗に一本道で事前にどういう流れなのか聞いているのもいいなと。
 ただその場合、NPCがちょっと多いなあとは、思いますよね。
あとワンカップサラリーマンさんが介入によってお酒を飲んだせいで吐いて異形化を回避できた、だけではちょっと勿体ないなあと思ってしまったのは内緒です
運転手として必要だったというのもわかりますけど飲酒運転ですしね
よく吐くほど深酒しているのにしっかり運転できたものだなあと感心しましたけどきっとそういう視点は不要だったのでしょうね
個人的にはあの弱気な大学生(?)君が運転でもよかったのでは?と思ってしまいましたがきっとギャルさんとのなんとなくいい雰囲気を出したかったから仕方ないのかなとも、、、まあそれが必要な描写だったのかは知りませんよ

分岐した先の雑すぎるルート

 一番気になるのが車で移動してから先の神社or謎の家の存在なのですが、TRPGのシナリオだったとすればまあ勢いで理解できるものではあるかなあと
そこは同じ場所でも問題なかったのではないかなと思ってしまいますし、なぜに、家?となりますよね
必然性はちょっと、うーんわからないものですね
折角ならきちんと同じように神社でもよかったと思いますが変数によって変化してしまったがために行きつく場所も変わった、という認識でよいのでしょうかね
家である必要性はわかりませんし、なぜ洞窟につながってあの扉が出るのかも、、、まあ、突っ込んだらダメですからね
 言ったらお終いなのはあの謎の、、、便宜上バックベアード様のような空間に浮かんでいたアレですが、異界の原因でありこの空間の主と考えてよいのでしょうかね?
最後にあれを目にしてor途中でロスト発狂して最初の電車にループというのが流れなのでしょう、か、ね?
諸々が消えた後で異形化した方々が集まってこなかったあたり、ループに戻るキーがわからないですが、、、
わからないと言ったら異形化も結局何をキーとして起こっているのか、何をもって選ばれているのか、どのタイミングで飛んでくるのかが全く脈絡のないところも、、、ホラーですよね^^


 ということで、ただ思いついたままに感想を述べさせていただきました。
面白くは、ありましたよはい。全然二回目も見られるぐらいには。
折角なのでこれでシナリオを書き起こしたらやってみたいとも思えるぐらいには、でした。
 ただまあ、、、オカ板に常駐して都市伝説諸々を漁っていて「きさらぎ駅」という物語を楽しみにしているような人間には、
まったくもってお勧めできない
と明言しておきます。
バラエティとして楽しむ分には、面白い作品でした。



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