ミュージカル作品紹介vol.9/ウエストサイドストーリー
引き続き仕事楽しいモードの私なのだけれど、ここのところ「考える」ような仕事が多くなってきた。
この「考える」っていうのは「イチから」っていうもので、何か既にあるものに対して意見を言っていくというよりは、目指すべき状態があってそこに対しての具体的な活動計画を立てる、みたいな。
久しぶりにこの仕事はしんどいな〜と感じているわけでございます。4月くらいになったら解放されるかしら…
とか思っていたら、明日急遽うちの会社の社長と副社長が来る催し物に「板書」という役割で入ることになった。
決まっていることを書く板書ならまぁ良いのだけれど、ディスカッションの途中経過を残していく板書のため、今からもうヒヤヒヤしている。異動してから初めて上司に「わたしこの業務いやです〜」と言った(勿論聞いてもらえなかった)。
考える業務よりこちらの業務の方が圧倒的にしんどいのだけれど、夜にはこいちゃん達に会えるので、それを楽しみに生きていきます。
さて、今回のミュージカル作品紹介は『ウエストサイドストーリー』。きっと聞いたことはあるのではないかと思います。
日本では劇団四季が上演している他、来日公演も頻繁に行われ、今はステージアラウンドでも上演されている。
ストーリーは公式サイトに短くまとまっていたから、まずはこちらをチェックチェックでーす!(フワちゃん)
⦅ストーリー⦆
舞台は、1950年代後半のニューヨーク、マンハッタンのウエストサイド。セントラルパークを挟んで、イーストサイドが高級住宅街で、ウエストサイドには多くの移民が住んでいた時代の物語。
この頃のニューヨークは、世界中から多くの移民が夢と富を求めて集まってきた時代だった。彼らはそれぞれギャング集団を作り、お互いに敵対し合う。しかし、ポーランド系移民のトニーと、プエルトリコ系移民のマリアは偶然出会い、激しい恋に落ちてしまう。禁断の愛は多くの人を巻き込み、悲劇の連鎖を生む…。(公式サイトより引用https://www.tbs.co.jp/stagearound/wss360_1/about/)
先日映画版を極音上映で観てきたので感想もあわせて載っけてみます!
①愛が勝たない物語
「愛が勝たない」という表現が適切かどうかはちょっと怪しいけれど、愛が幸せな結末を生むとは限らないという物語の典型。
ストーリーを読みながら思い出した方もいらっしゃるかもしれないけれど、シェイクスピアの『ロミオとジュリエット』から着想を得ている。トニーがロミオ、マリアがジュリエットと考えると、もうそれである。
ストーリーにも記載されているが、悲劇の連鎖が本当に悲劇の連鎖。ずっと止まらない。作品が終わった後、登場人物たちは今後どのように生きていくのだろうと、考えても仕方ないと思いつつも思わず考えてしまう。
ただのハッピーエンドであれば正直誰でも書けると思うけれど、そうでないものを書くのにはやはりある程度のエネルギーが必要だと感じる作品。
後味が決して良いわけではないけれど、あの独特な感覚は味わってみてほしいと思う。
②衣装に見る民族の違い
ポーランド系移民とプエルトリコ系移民とでは衣装の特徴に差が出る。女性の衣装は特に。
ひとつ分かりやすい場面があるので、この動画を見てほしい。
左にいるのがプエルトリコ系、右にいるのがポーランド系。
プエルトリコ系はピンクや紫、赤などの色をベースに。ポーランド系は水色やオレンジといった色を用いている。ドレスの形も基本的にプエルトリコ系は布を沢山使っているけれど、ポーランド系はタイトなものがベースに。
男性陣もシャツの色に差があったり、衣装ではないけれど全員が黒髪というような特徴もある。
次の衣装はどんな感じなのだろう?と思いながら見るのもまた楽しい。是非注目してみてほしい。
③とにかく曲
誰もが聞いたことがあるであろうTonightの歌が素晴らしいのは言わずもがな、I feel prettyやCoolなども実は曲とダンスのバランスが良くて食い入るように見てしまうし聴いてしまう。ちなみにスウィーニートッドと同じソンドハイムが作曲家。
高校生の頃の音楽のテストがTonightのマリアパートだったのだけれど、最後の高音を出すか守りに入って少し低めの音で落ち着けるのかを選べた。守りに入ったら先生に「出るっしょ」と言われて高音でやり直させられた。
余談だけれど、この先生は別の時期にオペラ座の怪人よりAll I ask of youを課題曲に挙げた。どちらの曲も難しかったのだが、先生の前で歌う(小部屋に一人ひとり呼ばれるスタイル)と、緊張もしたけれど何故か一番上手く歌えた。会いたいなぁ。
ってな感じで以上でございます。
来週はクリスマス、再来週はついに大晦日。もうすぐ2019年も終わりですね。
本のオススメを会社のチームメンバーに発表する機会があるのだけれど、何にしようか迷っている本日でした。
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