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そのこだわり教えてください!トップ工業「メモビリー」開発秘話①

こんにちはトップ工業のSNS企画担当Sです。

そのこだわり教えてください!シリーズ2つ目のアイテムは
メモ紙ホルダー【メモビリー】です!
1つ目のアイテム【ハイパーモンキZERO】に関しての記事は下記からどうぞ。


さて、今回開発秘話を聞いたメモビリーですが「現場で使える新感覚メモ!」というキャッチコピーで2019年に発売後、2020年には耐水紙仕様も発売しました。使い方も少し特殊で、発売した当時はその使い方で試し書きを色々していた記憶があります。
老舗工具メーカー発、まさかの文房具発売…。開発秘話を聞くにはうってつけの商品ではないでしょうか!?

なぜ工具メーカーから発売できたのか、普通のメモ帳とはいったい何が違うのか、そもそもなぜメモ帳だったのか…
いろいろ気になることがあるアイテムです。

2019年発売メモ紙ホルダー"メモビリー”
2020年発売メモビリー"耐水紙仕様”


どういった製品なのか、使い方などを簡単にご紹介した動画もあるのでこちらもよろしければご覧ください。


今回お話を聞いたのはトップ工業開発部、当時メモビリーの開発を担当したKさんです。どうぞよろしくお願いします。


Q1.「メモビリー」の特長を改めて教えてください。

  ー 製品としての特長を改めて教えてください。

Kさん
本当にちょっとしたメモ書きに対して、紙をどんどん消費しても自分でまたメモ紙を追加してずっと使えるメモ帳というコンセプトで開発しました。
会社の裏紙を再利用するとか、自分の好きな紙を使ってメモ帳を作っていけるっていうのが私のイチ押しの特長です。

  ー 開発担当イチ押しの特長はそこだったんですね!?
  私はずっとこの「スッと出してサッと書いてパッと渡す」ができる   
  構造とか表紙部分が下敷きになっていて書きやすい、っていうところが
  イチ押しの特長だと思ってました。

スッサッパッ

Kさん
もちろんそちらも特長的な部分ですが、それは「よりメモをしやすく」を実現するために工夫した部分ですね。
メモのしやすさは机の上で書くだけでなく、現場で立ったまま書いたり いろいろな状況で書きやすいということだと考えたので、「立って書きやすい」を実現するために表紙部分を下敷き風に硬く作ったり、メモ紙を1枚だけ取り出して表紙の上で書けるようにしたり…っていう工夫をしました。
(メモ帳を開いて書いててもいいんだけどね笑)

ただ、最初に話した "消費したメモ紙を自分で追加できる” 特長だけだとただの紙束でしかないので、その紙束にもっとメモ帳として使いやすくする付加価値を付けていけば商品としての強みになると考えながら、段々とメモビリーのイメージができあがっていきました。

  • 用紙を自分で作って補充できる

  • その用紙でメモを取りやすいホルダー

この2点の特長で「メモビリー」が出来ていると思います。

  ー なるほど、単品カタログやホームページに大きく載せてるのは
  立ったまま書きやすくするための「特長」という感じでしょうか。

Kさん
そうかもしれないです。
あと特長といえば用紙とメモビリー本体をカラビナを使って繋げているので、そのカラビナを利用すればセーフティコードを使ってベルトや腰袋とかに繋げて持ち運べる点でしょうか。


こんな使い方もあり! 身に着けているのはトップのTキャリーシリーズ


  ー トップの営業さんとかも使ってますよね。

Kさん
そうそう。社内でたまに見かけますけど愛用していただいてうれしいですね。メモ帳はもちろん、文房具には無限の選択肢があるからその中でも現場での使いやすさを重視して考えていったのが「メモビリー」って感じですね。

  ー スタートから思っていたこととは違う話が聞けてわくわくします。
  この調子でドンドン聞いていきます!

Q2.「メモビリー」開発のきっかけや背景は?

  ー そもそもなぜメモ帳を作ろうと思ったのでしょう?

Kさん
発想のスタート地点はこれ(裏紙をクリップでまとめたもの)ですね。
当時社内の製造現場でこれに色々メモってて、ふとした時にもっとこれを良くできないかなって思ったんですよね…。
裏紙をクリップでまとめたメモの不便なところはやわらかくて書きにくいところ。絶対一回はやったことあると思いますけど、立ったまま書けないと壁とか机に当てて書いたり。バインダーを持っていけばいいんですけどかさばりますよね。
一方でこの紙をクリップでまとめただけメモ帳の良いところは、紙がもったいないとかをあまり気にせず雑多なメモ書きに使えるところだと考えました。なぜかというと、いわゆる「裏紙」を使っていたからで、自分で紙を補充できるから紙が減っていくことを気にせず使えているっていうことに気が付きました。


メモ紙を目玉クリップでまとめただけのもの メモビリーの原点


壁に紙をあてて書く 誰しも一度はやったことあるのでは…?

Kさん
私は既製品のメモ帳だと本当にちょっとしたメモ書きにページを消費するのがもったいないと感じてしまうタイプなんですよね。意外と現場では雑多なメモを書くことが多くて、紙がもったいないからってメモを取らないと忘れちゃってたり…。
それでどんどん紙が使えて、かつ持ち運びやすい、書きやすいメモ帳が欲しいと思って試作品を作ったりして開発に至るって感じですね。

  ー 現場での経験や感じたことが開発のきっかけなんですね。
  お話を聞いているともったいない精神を意識した製品だったんだなって 
  思えてきます。
  この手帳のホルダー部分だけあればメモ帳になるってことですよね。

試作品の数々…厚紙や紙ファイルを使って作ってます

Kさん
そうですね。しかもその当時は、“自分でメモ紙を補充する”を前提に開発を進めていたので「ホルダーがあればリフィルは発売しなくてもいいかな」と考えていたのですがリフィルは必要という周囲の意見を受けてリフィルもラインナップすることにしました。ユーザーが皆自分で用紙を作るとは限りませんし、リフィルは作ってよかったです。視野が狭くなっていたところに周囲からの助言は本当にありがたかったです。

メモビリーは自分で紙を補充することもできるし、リフィルもご用意しております📝

  
  ー 周囲の言葉に色々なヒントをもらうのはどんな業種でも同じでは
  ないでしょうか。私もいつも助けてもらっています。
  今は会社全体でSDGsへの取り組みもPRしてますから、タイミング   
  が違えば別の方向からアピールできたかもですね。

Q3.開発などに関して社内の反応はどうでしたか?

  ー 覚えていますか?

Kさん
正直一蹴されるかと思ったんですけど自分でもびっくりするほど前向きな反応をもらったのはよく覚えています。最初上司に試作品をおっかなびっくり見せた時も「おもしれーじゃん」みたいな反応で、開発提案書出してみる?って言ってもらえました。当時開発部内で「新しいことやってみよう」っていう空気?勢いがあったからその影響もあったかもしれないですね。
もちろん今も同じく新しいものへの取り組みは大事にしてもらえますよ。

社長にも「やってください」っていうコメントもらって、新しいチャレンジとしてGOサインをいただいたって感じです。正直怖さもあったけどうれしかったですね。

  ー すごい良い話じゃないですか!
  そういう新しいものへの印象って大事ですよね。その時ってもう
  「メモビリー」って名前は決まってたんですか?
  私たちもう普通に呼んでますけどけっこう特徴的ですよね?

Q4.「メモビリー」製品名の由来は?

Kさん
これは他部署の上長がふと思いついた「メモビリー」で決まりました。人名ぽくするとことで親しみやすく、覚えやすい名前だって言って考えてくれました。最初は"メモ紙をびりっと切る”…シャレだけだと思ってたんですけど笑


ビリー・ザ・キッド
ごめんなさい映画は見たことないです


そんな中で私は「メモ紙ホルダー」っていう何の変哲もないくらいな名前でいいかなって思っていたんですけど商品の印象を親しみやすくするために良いネーミング考えよう、ということで皆で色々考えて「メモビリー」に決まりました。(正式名称は【メモ紙ホルダー“メモビリー”】)

  ー より一層いい呼びやすくて良い名前って感じがします。
  では次の質問です!



…っと今回はここまでです!
メモビリーの特長からネーミングについてまでをまとめてみました!

次回は発売後の事から書いていこうと思います。
工具メーカー発のメモ帳…発売後、周囲の反応はどうだったのでしょうか?
どうぞお楽しみに!

ここまで読んでくださってありがとうございました。
メモビリー開発秘話はまだまだ続きます。
ぜひ続きも読んでいただけると嬉しいです。

新潟県三条市の工具メーカー トップ工業でした!



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