鬼滅の刃にはまってしまうのはどうして??心理学的な目線から分析♪
今日のあなたも「まるーっ♪」
心のパーソナルトレーナーともまるです♪
実はずーっと息子に見せていなかった「鬼滅の刃」我が家でも先週に解禁しました♪
どうして見せていなかったか??
我が家のルール
クリエイティブな自発性を高めるために
「みんなが観てるから」「みんながやってるから」
というプレゼンの仕方ではOKは出しません。
その関門を通り抜けて「キャラクター研究したいから」と言い出したのでOK出しました♪
日本人の得意な心理を引き出している
で、ネットフリックスで見始めた「鬼滅の刃」
(ちゃっかり私も観てますw)
最初の1話目から
わかりやすく
テーマは
昔ながらの
「家族愛」
お父さんが不在になった家庭で
家族を支えるのは
長男の炭治郎
お父さんが大黒柱
その代わりは
長男がする
ってところが
昔ながらの日本の家族構造を強調してるなぁと
核家族化している現在
共働きの両親
お母さんが大黒柱の家庭や
シングル家庭が一般化している今の流れで
子どもたちに、きっとこの感覚はほとんどないはずなのに
これを美徳とする世界観を打ち出していることに
びっくり!
どんなことがあっても家族を守る!!仲間を守る!!
鬼となってしまった妹
それでも
生き残ったかけがえのない唯一の家族である
妹を守るために
全てをかける炭治郎
これ
どこかで観たことあるなぁ
どこだったかなぁと
思い出してみると
「火垂るの墓」
同じテーマ
同じポリシー
同じ心理背景
そして
兵士とはネーミングされてないけれど
家族を守るために戦う
家族を守るために修行する
最初は鬼の首をきれなかった炭治郎も
修行を終えると
どんどん
首を切っていくことが通常化してくる
それを美とするストーリー
私、ここまでの展開で怖くなりました・・・
戦争を誘発するマインドコントロールなの?って。
見方によってはそうも見えますが
きっとこれは
私が過剰反応しすぎているかもしれないので
話を元に戻します♪
このストーリーの見え方
年代によって
そして、経験によって
全く違います
子どもの感想
「キャラクターが面白い!」
「ドジもいてるし
弱そうに見えるのに、本当は強い奴もいててキャラ設定が好き♪」と
小学4年生のむすこっちの感想
旦那さまの感想
「兄弟愛に共感した!」
「忍耐で積み重ねて力をつけていく部分が、見ていて応援したくなる」と
長男でありパパでもある30代の旦那さまの感想
私の感想
「このアニメのどの部分に人は魅了されているのか、それを分析しながら
見ていくのが面白い」
「心の声をセリフに入れ込んで、それがやたらと長い部分が、共感を読んでいる手法の1つだろうな」と
私の斜めからの感想
(子どもの頃から、世界をこんな感じで見ている癖があります)
鬼になった妹を人間に戻すために戦う!!
炭治郎を動かしている
この揺るぎない気持ちは
埋められなかった欲求を満たすための
欲求のすり替え現象です
心理学的に
一番着目したのが
「欲求不満」というキーワード
炭治郎は家もなくなり、母の愛もなくなり、安心空間もなくなり
心のベースになる大切な欲求段階が欠如しているままです。
これ、私がセッションやセミナーで使う
手書きの図なんですが
私は
「心のコップ」と呼んでいます。
欲求の5段階のことで、誰の中にもこれがあるのです。
一番下の「生理的欲求」が
生きていく上でもっとも重要なもの
食べたい。寝たい。飲みたい。泣きたい。などです。
そして、この中の柱になっているのが
「愛されたい」「愛したい」
という欲求です。
下から2番目の欲求「安全欲求」は
安心できる場所や時間がある。
なんでも話せる相手がいる、健康でいる。
などの安心・安全を求める欲求です。
炭治郎はこのどちらも失いました。
生理的欲求も
安全安心欲求も
いきなり失ったのです。
きっと不安で不安で仕方なくて
引きこもったり
うつ病になってもおかしくない状態。
けれど彼はこれを埋められる可能性に
かけているのです。
妹さえ、人間に戻すことができれば
「愛される」「安心できる」「家族がいる」
そんな必要な全てが戻ってくる!
そう。彼は
必要な欲求を満たすために
厳しい修行に耐え、勇敢に戦い、仲間を増やしていくのです。
仲間との出会いで満たされる欲求
同じ鬼がりの仲間との出会いで
炭治郎が大切にしているのが
「絆」
これも「所属の欲求」を満たしたいという気持ちの表れです。
炭治郎が「仲間」や「家族」を
強調して大切にしている姿に
共感をしている人も多いのではないでしょうか?
日本では学校教育で
毎日、毎日
教え込まれてきたことです。
けれど、今、薄れてきている「仲間意識」と「絆」の感覚
これを取り戻して欲しいという願望が感じられるアニメですね
敵の鬼、バックヤードにあるものは?
適所に出てくる鬼の言葉や言動には
自分自身への自信のなさや
孤独への恐怖
愛への拒絶間
絆を壊したいという願望 など
なぜ鬼は鬼なのかというキーワードが散りばめられています
見る人が
鬼にも共感できるような設定になっていますね
ただの悪者ではなく
孤独への恐怖を払拭するために鬼となっているなど
現実にもいますよね パワハラ鬼が
やたらと声が大きくて、威圧的な話し方の人は大抵
自分への自信が大きく欠けているか
幼い頃の愛着形成が足りなかったのでしょうね
声を大きくしたり
上から言葉を言うことによって
なんとか自分のぐらぐらな心を保ってらっしゃる
一回崩れてから立て直した方が何百倍も楽なのに♪
全体を見たときの一番の特徴は「心の声」かな
アニメなのに、珍しく、止まっている画像で、心の声だけのセリフが
本当に多く使われています
人の心の声って聞いてみたいですよね?
そんな願望を叶えてくれるアニメだからこそ
どれかのキャラに共感して
またそのキャラの心の声を聴けて
そんな自分の世界を作り上げやすいアニメにもなっていると思います♪
本気で出版をします!!そのための貯金にします♩出版した時には、帯を書いてくれませんか??