見出し画像

やはり自分の創りたい作品は自分の会社を通してやった方が話が早いかもね。

アップリンク吉祥寺で『逃げた女』観てきました。
何か特別な展開がある訳ではないのに主人公が大きな葛藤を抱えている訳でもないのに会話の端々に感じる違和感。
ドラマチックじゃないけど余韻が残る作品でした。
ヒキ画が多かったからなのか、キム・ミニは自然だな〜、リラックスしてるな〜、普通だな〜と。パク・チャヌクの作品に出てた時と全然雰囲気が違う。当たり前か。
それにしてもホン・サンスのカメラワークは独特だな。こんな事をしているのは世界でも彼一人。
どうしてこんな独創的な作品を作ることが出来るのだろう、
ってか、このスタイルを良しとしている会社ってドコなん?とパンフレットを買ってクレジットを確認すると、
製作会社にJeonwonsa Film Co. Production(チョノンサ・フィルムと読むそうです)という会社がクレジットされていた。
検索すると何のことはない、ホン・サンスが2014年に自ら設立した映画制作会社だった。会社のwebsiteの代わりなのかFacebookページもある。あんま更新してないけど😅
( http://www.facebook.com/jeonwonsamovie )
風変わりな作風は氏の才能によるモノなのは間違いないが、それを可能にしているのは土台となる製作会社を自分で運営しているからなのだろう。
日本にも海獣シアターやモンキータウンプロダクションといった映画監督が自ら立ち上げた製作会社がありますが、監督が自ら製作会社を持って活動する事例が増えれば、監督が「撮らせてもらう」という言葉を使う機会も少なくなるんじゃないのかなと、ふと思った。
撮りたければ自分の会社を使って企画を立ち上げてお金を集めれば良いワケだしね。
キム・ギドク亡き後、僕にとっての韓流はホン・サンス一択。

画像1


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?