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無理かどうか、やるかどうかは子どもに決めさせたい

私の親は「子ども(わたし)に失敗をさせたくない」という気持ちが非常に強い。親心でもあるが、過干渉であるともいえる。

漫画家になりたいと言えば、そんなの無理。イルカの飼育員になりたいと言えば、倍率が高いからやめなさい。

そうしてアンパイと言える、そこそこいい大学への進学を当然のようにすすめられ、疑いもせずにそうした。

目的意識もなく入った大学だ、当然勉強もろくにしない。にも関わらず修士号までとった。理系の国立大学に進学したら、ほとんどの人が修士まですすむ。だから私も修士号を取った。

学歴をつけてくれたことはすごく感謝している。勉強の仕方を知っていることは一生の武器になる。受験を頑張って乗り越えたことは人生の自信になる。

大学へ行ったこと自体もアルバイトや彼氏と遊ぶことに明け暮れた日々で、それも私にとっては意味があった。あれだけ遊んだ時期があるのだ、と遊べない今を割りきることができる。

ただ、本当に漫画家になるのは無理だったのか?イルカの飼育員にはどうやってもなれなかったのか?大学へ行かずに自分の好きなことを突き詰める人生はなかったのか?とは思う。(もちろん今から突き詰めればいいんだけど)

私は「あ、これムリだな」と悟るのが早い。すぐに諦める。挑戦をしない。失敗を怖がる。

そして今息子の姿を見て思う。

この無限の好奇心を生かすも殺すも私次第だ、と。

「あれもダメ、これもダメ、と言うことは未来のノーベル賞受賞候補の芽を摘んでいる」となにかで読んだ。

まあまさか、ノーベル賞を取れるだなんて思わない。

けど、息子の挑戦する心、それを大事に育てたい。

子どもはあれもやりたい、これもやりたい、次々言うだろう。それをできる限り聞いてやりたい。

どんどん飽きてもいい、自分に合うもの、打ち込めるものに出会えるまで頑張ってほしい。

でもどうしても金銭面に問題がある。すべては聞いてはあげられない。

だから、息子の本気度を問おう。なぜそれをやりたくて、どんな魅力があって、どのくらい続けたくて、やった先になにがあるのか、プレゼンしてもらおう。

これも毒親だろうか。わからない。プレゼン能力の向上も期待できると思うが。

ぜひパワポで作ってもらいたい。

がんばれ息子。

読んで頂いてありがとうございました! 息子のリンゴジュース代にします。よろしくお願いします。