自己肯定感が低いからこそおもしろいんだよ、人間は
友達Aがいう。
「これ見て?分厚いでしょ。カードじゃないよ。ホストの名刺。200枚集めたの。ホストって初回は安いから、いろんなお店転々としてるんだ。みんな可愛いってほめてくれるから嬉しいよ。」
(私:ほ、ホスト…!?!?)
友達Bがいう。
「今度結婚することになったよ。うん、前から付き合ってるあの彼氏。5000万円の借金はまだあるよ。一緒に返していくしかないよね……次の恋を探すのも嫌なんだ…あ!でも聞いて!結婚する前に思い出がほしいと思って、この間憧れの職場の先輩と…!!」
(私:いろいろすげぇ……)
AもBもとてもとても美人だ。
学歴も年収も高い。教養もある。(学歴が高い女子ほど自己肯定感が低い傾向があると思っている、それはまた今度…)
にも関わらずAは承認欲求を満たすためにホストに入り浸り。
Bは「幸せな恋愛ってなに?」とでも言うように、愛してもいない相手と我慢して結婚しようとしている。
2人とも自己肯定感が低いのだ。自分は自分でいいんだ、って思えてない。だからわかりやすいものに依存する。
自己肯定感が高ければホストに褒めてもらう必要などない。好きでもない相手を受け入れて無理に結婚しようとすることもない。
でも、この普通じゃないところが面白い。
5年ぶりにあった友達がホストにハマってて、しかもその名刺を常に持ち歩いている。名刺、重いだろ。
5000万の借金があるとわかっていながら好きでもない相手と妥協の上結婚しようとしている。5000万て、家が買えるぞ。
そういう普通と違う人、意表を突く人って面白い。
急にわたしの話になって恐縮だが、その当時笑いが取れた過去の話をさせてほしい。
元カレAと別れて、すぐ元カレBと付き合って1週間で別れて、元カレCと付き合って1週間で別れて、元カレBとヨリを戻した。という流れを2ヶ月の間に行ったことがある。
これまた酷い。クズだ。だがこの酷さが友達の間では笑いとなっていた。(元カレたちには申し訳ない)
なんだろう、全然満たされなくて、次から次へと別れを切り出していたんだ。
簡単に別れ話を切り出すのも自己肯定感が低いから。自分自身の価値がわかってないから「私じゃなくてもいいんでしょ?私がいなくなっても別に傷つかないでしょ?」と思っている。
あなたに価値がないと思ってるのはあなただけで、あなたをステキだと思ってるから付き合ってるんだよ…って話なんだが…
そんなことには気づかずついつい別れ話を切り出してしまう……
と話がそれたが、私のこの話がウケたのも、普通じゃないから。意表を突いたから、そんな体験談なかなか聞かないから、だ。
自己肯定感が高ければステキな男子を見つけて順風満帆にお付き合い、そして結婚だ。私のようになるはずがない。
だから自己肯定感の低い人は体をはってエンターテイメントを提供していると思っていいと思う。
私の離婚もその一つかな。ははは。(独り身の時の恋愛と離婚は全く別物で、息子のことがあるのであまりにネタにされると泣き崩れるよ(めんどくさい))
自分の自己肯定感の低さを受け入れて、笑いにして行けたら一歩ステキな自分に近づける気がするな。
面白いんだもん、長所でしょ。
(この類いの話に嫌悪感を示す人はかなりいるので、もちろん話す相手を選ぶべきではある)
次回は「数年付き合った彼女にわけもわからず振られたあなた、気にしなくていいよ。問題があるのは彼女の方だから」を更新予定です。
読んで頂いてありがとうございました! 息子のリンゴジュース代にします。よろしくお願いします。