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秋のソロライド旅|DAY01|Sendai-Sakata【準備編】

秋。暑さも落ち着き、自転車遊びが楽しい季節。のんびり一人で自転車に乗り、ロングライドで1泊して帰ってくるというのは、以前からやってみたいと思っていた。妻にもそんなことしたいんだーなんて前から言っていたこともあって、じゃあ10月の誕生日プレゼント代わりに遊んできて良いよ!と妻から許可をもらったこともあって、寒くならない10月のうちに実行を計画。

10月23-24の週末は南東北あたりはだいたい晴れか曇り、雨はないだろうと2週間くらい前の段階ではあったがある程度の見込みはつけて、行き先は酒田市へ決定。同日に自走して太平洋と日本海をこの目で見るという目的で日本海沿岸の街を選んだ。

酒田は学生の頃建築見学旅行で訪れたことがあって、酒田市美術館土門拳記念館山居倉庫などを見て回ったことがある。どうせなら行ったことのない街に行く方が楽しいだろうが、日本海を見に行くコンセプトと、それを比較的走破しやすいルートで実現するのには加美町〜尾花沢市の鍋越峠を越えて山形入りする必要があったため、酒田に向かうのは良い選定地であったわけである(それなら鶴岡とかその周辺でも良かったんだけど)。

とにかく直感を大事にすると過去の経験上良い結果に結びつくことが多いので、あれこれ他の候補を考えたりせず酒田に行くことにして、次は宿泊先の選定。何やら調べると去年酒田駅前にオープンしたばかりの「月のホテル」という綺麗なホテルがあるらしい。駅前の再開発の複合施設のプロジェクトらしく、図書館やマンションなど周辺一体として来年春のグランドオープンを迎えるとのこと。せっかく旅して向かう先だから温泉宿なんかが良いという気もするんだけど、翌日も自走で帰ることを考えると翌朝の出発も早くホテルへの滞在時間は短いし、宿泊費を抑えるのにも良かったので宿泊先は月のホテルに決定。浮いた分は美味しいもの食べるのに使いたいしね。

ホテルに自転車を持ち込んだことがなかったので問い合わせてみたところフロントやロビーでの預かりは不可で、屋根のある屋外の駐輪場か、輪行袋に入れれば部屋への持ち込みも可能という扱いだった。行ったことのない施設の屋外駐輪場も不安だったので友人から輪行袋を借りて持っていくことにして、部屋へ持ち込んで保管する方針に。

現地での滞在時間は短いと言ってもやはり夜は美味しいものを飲み食いしに外へ出たいので、着替えや靴などそれなりに荷物は必要になる。バイクパッキングやリュック背負っては行きたくなかったのでヤマトの往復宅急便を使って出発2日前に荷物をホテルに向けて発送。デイリーサイズのリュック1つにまとまって、料金は2,000円弱。ホテルも予約したし荷物も送っちゃったので、これで行き先の変更は原則できなくなった

さてさて、計画も順調に進みあとは天気予報を気にするだけという段階まで来て、ここでシンプルに問題発生、天気予報最悪

峠を超える宮城県側の加美町から、庄内平野に至る各市町村はほぼ終日降雨予報。目的地の酒田市にいたっては、雷雨・風速10m。なんなら出発地点の仙台市も前日時点で雨予報になった。直近2週間ほどの天気からすると通過する地域のいずれも特異的に気温も低く荒れた天気予報となってしまったわけだが、まぁ冬装備でゆっくり行けば大丈夫だろという変な自信が後押しして、行く先を変更することなく前夜の支度を終えて床についた。

ライドレポートは続きます。