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「バスティン プラス」のロゴができるまで

「バスティン プラス」がリリースされて約1カ月。
スマホのホーム画面にあるロゴは見慣れてきましたでしょうか?

今回は、ロゴの誕生秘話についてお話したいと思います。


思わず開きたくなる、わくわくするロゴを

ホーム画面イメージ

このアプリは、ピアノを弾くことが「もっと楽しく」なるようにと願いを込めてつくられました。スマホアプリですから、ロゴは、ホーム画面に置かれたり、通知機能で「顔」になって登場します。毎日の忙しい生活の中で、スマホを見たときに、ちらっと覗く顔。その顔を見て、レッスンでの先生との音楽体験を思い起こしたり、「ピアノ弾こうかな」と思わず開きたくなるアプリロゴを目指しました。


世代を超えた3つのシリーズを集約したアプリ

バスティン・メソッドの3シリーズ

「バスティン プラス」の最大の特徴は世代を超えた3つのシリーズがひとつに集約されたことです。1970年代に出版され、長く愛されてきたベーシックスシリーズ、幼児向けにイラストをふんだんに用いたパーティーシリーズ、そして、2017年に日本で翻訳出版された最新シリーズのオールインワン。全シリーズの利用者の方々にしっくりくるロゴを検討する必要がありました。


伝統を守りながら新時代に発信したい!

長年愛されてきたバスティンメソッドのイメージ

バスティン・メソッドと言えば、世界的に有名なアメリカの教材。アメリカンでポップなイラストと、ホームぺージを統一してきたオレンジカラーにテキストの表紙を彩る紫や緑などのはっきりとしたカラーバリエーション。一方で、最新シリーズの「オールインワン」はふんわりと優しい色合いです。
数十万人の生徒さんに寄り添ってきた教材のイメージを引き継ぎつつ、近年よく見られる“洗練されたシンプルなデザイン”を掛け合わせる方法はないか、会議を重ね、時間をかけて方針を練っていきました。


溢れ出た たくさんのアイディア

たくさんのラフスケッチ

「伝統を受け継く」「新しさを出す」、これに加え「バスティンらしさ」を求めて検討する日々が続きます。

バスティンらしさってなんだろう?

数こなし、かみ砕き式、逆算式、スパイラルラーニング、読めて弾ける、セオリー、コード、コミュニティ、アメリカン、国際的、多様性、調性感、子どもの心理に合わせた、ゲーム要素、音楽を一生の友に ……….etc.
開発チーム内やデザイナーさんと議論し、本当にたくさんのラフスケッチを出していただきました。


多様性、個性に合わせた豊富な楽曲

たくさんのラフスケッチの中から、形はシンプルなものを選抜。そこに従来の教材のカラーバリエーションを集めることによって、「多様性」「楽しさ」「個性に合わせた豊富な楽曲」といった「バスティンらしさ」を出すアイディアが浮上しました。「直感で楽しい雰囲気」を出せそう!

カラーのアイディア

形や文字、色を組み合わせて、さらに複数のパターンを出し、社内投票や、あらゆる世代の先生方にヒアリングを行い、絞り込んでいきました。

ロゴのパターン出し


見やすさ、わかりやすさ、楽しさ

日本の教育アプリは、ロゴに文字が入っているものが多くみられます。小さな画像の中に文字が入ることの混みあい具合は懸念材料でしたが、オリジナルの文字ロゴをつくることで文字をデザインの一部に。
「読める安心感」でわかりやすさ、見やすさを追求した案が、今みなさんのスマホの中にあるアプリロゴです。

最終確定のロゴ
オリジナルの文字ロゴ


みなさんに愛されるアプリに

バスティン・メソッドは、全世界のたくさんの先生方に愛され、多くの生徒さんの音楽の礎を築いてきたものです。ピアノを弾くことが生徒さんたちにとって楽しいものであるようにと作曲された豊富な楽曲を大切に、それを受け継いで新しい世代へと発信していきたい、バスティン・シリーズの架け橋となるのが「バスティン プラス」です。

このコラムで、「バスティン プラス」の”顔”に、少しでも親しみを感じていただけましたら幸いです。
今後も、コンテンツや機能を追加してブラッシュアップしていく予定ですので、どうぞお楽しみに♪