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有償GMの話④♪

お金札束

 今回の記事では、有償GMへの根強いのマイノリティの心的抵抗についてまとめる事にした。この意見が大きい間、有償GMは肩身の狭い思いをするのではないかと思ったからだ。

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■サイレントマジョリティの実情
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下記の通り、76%以上は有償GMに好意的です。

グラフ有無2

 またその76%の人たちの支払える金額は下記の通り。

グラフ金額2

 ここの詳細については下記▼の「有償GMの話①」を参照いただきたい。

 理由についても的確なご意見をいただいているのでご紹介。

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■ご意見数種
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 御意見が少ないので人身御供のような感じになって申し訳ないが、いくつか御意見があるので記載。

価値観

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●否定的な意見
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●肯定的な意見
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●その他の意見
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■批判の言葉通りと、非言葉通りについて
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優勝

 そもそも「有償GM」と「無償GM」って何が違うんだろう?

無償

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●言葉通りに考えてみる
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 単純に考えるならば下記▼はあると思う。

推理000

・「営業日を設けて営業している」
・「お金に応じて客のニーズに応えようとする」
・「時間にはシビアに対応してくれる」
・「とはいえ金によって融通を聞かせてくれる」
・「ヒアリングしてくれる」
・「見積をくれる」
・「卓を運営する上で他参加者を守る為に毅然とした態度で臨む」
・「何かあった時、有償GMが率先して対応してくれる」

 しかしそういう感覚とは別に、一方で、有償GMの話が出る際に『質(クオリティ)』の話が出てくる事も多い。これは何だろう?と思う。飲食店で有償でマズい料理もあれば旨い料理があるのだから、有償だから「旨い料理でなければならない」にはならないだろう。しかし、それについて認めたがらない人達もいる。

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 その「認めたがらない人達」の意見を肯定的に捉えた場合に考えられるモノは、無償にはない責任(任務・努力目標)があるのかもしれない。「TRPGの有償化」はそのまま「コト消費」に繋がる。基本的に「感動を商売とする」とも言える。故に使命として課せられてるのかもしれない。項目としては下記▼が考えられる。

・TRPG自身・TRPG作品(システム)自身・TRPGシナリオ自身について、奇を衒わず、極力忠実に再現し、その魅力を伝えようとする

・PLがTRPG初心者やシステム初心者なら、その初心者の脱却を目指す対応をする

・そのGMとは遊ばなくてもTRPGのリピーターになって貰えるようなサポート・フォローを行う

 ここについては有償問わず、コンベンション等、アフターケアが出来ないセッションの場合は必要な事だと思うのでぜひ意識した上でマスタリングをして貰いたいと思う。

セーラームーン

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●言葉通りではないかも
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騙す00

 コンベンションにもによるケド、プレイヤーもコンベンションも金を払っていないが、本当はGMには多額の金かかってる。しかしGMはホストという事で赤字前提で無料対応している。具体的には下記▼の通り。

・「PLは不要だがGMは最低限でもルルブ所持しろ」
・「サマリーやシナリオ、初心者対応などの準備の工数は無償でやれ」
・「キャラシー等のコピー代もGM負担で!」

 何故、こうなってしまっているのだろう。
 自覚・無自覚問わず、昔からGMはホストだからという考えもある。理由はわからないが日本では「お金儲け良くない信仰」もある。遠まわしでPL達は無料で享受したがり「それくらいいいじゃん信仰」というのもある。更には、そういった「無償奉仕を美徳」として仕立てた刷り込みが成されており、PLだけでなくGMでさえも「お金を取るベキではない」と考える人達もいる

向いてない

 一時期の、漫画村のユーザーや、ルルブ未所持ゲーマーのような、実質的には「既得権益」の話とも言えるのかもしれない。

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 これについては「GMが冷遇されている事実」「GMが金を求めないのは厚意なんだ」と言い続けるしかないのだろうと思う。

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■まとめ・所感
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 個人的には「即席TRPG」という形での有償と「高級志向TRPG」の2つの形で発展して言ってくれたらいいなぁ~と思っている。

 「即席TRPG」は基本的は無償GMとあまり変わらないが、オーダーに応じて即席でやってくれる。

 「高級志向TRPG」はその1回を味わう為に様々な取り組みをして満足度を上げていくようなモノ。もちろんセッション自身が楽しいのに越した事はないが、そういうところだけでなく、参加者への扱いなどセッション外での満足度も含む形。

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つづく。

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