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ほらね ここへ来られただろう(乃木坂46) - 追加)MVリンク

乃木坂30thシングル「好きというのはロックだぜ!」のサブスク配信が開始されました。今回のシングルは初披露時から「乃木坂全開」という印象で、ファンたちにも評判が良いみたい。

とりあえずそんなシングル収録曲の個人的な感想を書いたりしてみるか、というのが今回の趣旨です。あくまで個人的な感想で、楽曲のコード進行とかアレンジなどの技術的なものとかフォーメーションとかそういったモロモロは他の詳しい方へ任せます。


好きというのはロックだぜ!

夏曲だしかっきーがセンターということでワシが大好きな「君に叱られた」のような明るめの曲を期待してたけど、初めて聞いた時に「ちょっとマイナーかな」と思いました。しかし何度も聞くとマイナーな空気の向こうに希望が輝いていて、「これぞ乃木坂」というスバラシイ楽曲だと思いました。
特にサビの「君を好きになったー」の「たー」の部分の上がって下がって上がる、音程がうねる感じの歌い方がカワイカッコよくてお気に入りです。
これまでの乃木坂の歌詞のテーマには「自分の殻に閉じこもってなかなか外に出ていけない”自分”」が「そんな”自分”も少しずつ変われるかも」という希望を歌ったものが多かったけれど、このシングルでは「”自分”は変わった」と宣言し「そんな”自分”を好きになってくれ」と歌っている。10年を経て、これからの乃木坂はこういった事をテーマにしてゆくのかな、なんて思いますた。
MVについてはともかくかっきーの困り顔とメンバー全員の笑顔を見て。それだけでも満足できるから。

Under's Love

最初と最後の「ちゃっちゃっちゃちゃ、あっあん」っていうブレイクとそれに合わせたMV映像が超かっこいい。フラメンコ調なギターがちょっと「インフルエンサー」を思い出されます。
MVのドラキュラはちょっとなんだかよくわからんけれど、アンダーメンバーのダンスが素晴らしく特に推しのひとたちはメロメロですね。なかでもたまちゃん、まあや、りりあんのフロント3の破壊力は満点。東京大阪で開催される今年のアンダーライブはメンバー人数が少ないけれど、全員の魅力満載なよいものが見られるんじゃないかな。年末にはドームだぜ。
MVといえば乃木談で松尾美佑ちゃんが話してた「MVに出てくる子どもたちは英語しか喋れなくて、休憩時間にちょうど悠理ちゃんがいなくて困ってたら、まあやさんがテキトーな英語でコミニュケーションとって一緒にお菓子食べてた」というエピソードが好きです。

僕が手を叩く方へ

この曲については、別記事で書いてるのでそいつを引用しときます。

ジャンピングジョーカーフラッシュ

曲名を聞くと、ワシラの世代ではローリング・ストーンズを思い出します。
乃木坂のJJFは明るく楽しい曲です。ワシ的に曲自体には特に言及する点はないんだけど、MVはともかくみんなカワイイ。個人的にはレイちゃん最高です。もちろんセンターあやめちゃんも最高です。あやレイは最高です。

最近4期生たちみんながおとなになった気がします。特にあやめちゃんは最年少メンバーのタイトルがとれて、一気に大人びた雰囲気でおっさんはやられがちです。

曲とは関係ないけど四期生といえば猫舌SHOWROOMでの悠理&奈於の不思議コンビはこれからもっと運営として推してほしい。ダレもついていけないかもしれんけど、ワシは好きです。奈於ちゃんの不思議具合は世間に発見されたけど、ワシ的には悠理ちゃんの不思議具合も早く発見されるべきだと思ってます。

こちらはおっさんチームのJJFです。

やっぱギターリフがかっこよすぎ。年取って歌はテキトーだけどジジイが頑張ってるから見てあげて。

バンドエイドを剥がすような別れ方

前作はちょっとダークな5期生曲だったのが、一転明るくカワイらしい曲となりました。ワシとしては「絶望の一秒前」はコレまでの乃木坂にない新しい基軸ですごく好きなんだけど、王道乃木坂のこちらもかなりいいと思います。サビの「毎日会ってたのに3日おきになって、知らず知らずに一ヶ月あってなかった」っていうフレーズの流れが大好きですね。(ここのダンスは「スカイダイビング」の前の人の広げた腕の下をくぐり抜ける振り付けっぱい気がするんですけど)
MVでは特にセンター小吉の魅力爆発で、もちろん他の5期生ちゃんひとりひとりも輝いてますね。このクオリティでデビュー半年とは驚く。乃木坂バイアスを外したとしても、さすがアイドル史上最高倍率であるオーディションを乗り越えてきたメンバーたちと言わざるを得ない。
MVからは乃木坂デビュー曲でワシが乃木坂ファンになったきっかけの「ぐるぐるカーテン」も思い出されて、少し泣けました。

んで、菅原咲月ちゃんは北川景子さんに似てると思う。

パッションフルーツの食べ方

かっきーのSchool of Lockで初披露時に聞いたとき「なんじゃこれは」と思ったけど、何度も聞くとコレはすごい曲です。
「のぎおび」で梅ちゃんが「フリはまだないんですよ」と話してたから、MV配信の期待は薄いのが残念だけど。
楽曲が乃木坂の数々の名曲を送り出してきた杉山勝彦氏っての驚きの、これまでの乃木坂とは全く雰囲気が違う曲。どちらかといえばK-POP女子グループが歌ってそうな雰囲気なんだけど、それを梅澤美波、遠藤さくら、久保史緒里、与田祐希という乃木坂ユニットが完全にこなしてます。とくにさくちゃんの歌がスバラシイ。彼女って普段から声を張って話をするわけじゃないし、歌も高音域が苦手だと思ってるんだけど、この曲のいわゆる「ウイスパーボイス」が彼女の歌の魅力を引き立ててます。ラストの吐息(といっても実際には歌い終わりに息が漏れた感じ)がセクシーで、これからはカワイイさくちゃんからセクシーさくちゃんへの脱皮ですかな。
前作の「Actually…」同様に「乃木坂新路線」を感じさせる一曲でした。

夢を見る筋肉

明るいストレートなロックです。ある意味コレが一番「ロックだぜ!」ではないかと。
ヴォーカルは歌ウマのりりあんとルナヲなので全く心配なし。乃木團に続くバンドユニットである乃木坂軽音楽部で、今後ライブなどで演奏が披露されるかもしれないけれど、リズム隊が未経験者なのでここはひとつ乃木團繋がりで氣志團のサポート、あるいは「ハマスカ放送部」繋がりでハマ・オカモトからのOKAMOTO'Sが絡めばおもしろいのにと期待が広がります。

最後に

個人的には絶賛再評価中の29th「Actually…」が5期生のゴタゴタもあり、また楽曲の新しすぎたことからヘンに拒否反応もでて評判が今ひとつだったけど、その汚名を晴らすことに成功したことや30thの記念シングルとしての素晴らしさによって乃木坂らしいシングルになったと思います。ある意味「帰ってきた乃木坂」と言えるかもしれません。

別の記事では「僕が手を叩く方へ」がベストと書いたりしてましたが、全てを歌詞を追いながら聞いてみると(Apple Musicだと「パッション〜」と「夢を見る〜」の歌詞が配信に乗ってない)、やっぱり表題曲がよいですね。すべての人々に対する応援歌ということで、勇気と元気をもらうことができます。

30thシングルは乃木坂の世代交代と新世代の登場、それから乃木坂にとっていよいよ次にフェーズに入ったという宣言じゃないかなと思いました、という感想をもって今回の投稿を終わらせていただきましょうかね。

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