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商材を通して地域社会との繋がりを深める



1周回って「無駄」な経済活動の時代が終わろうとしている
SDGsの目標12「つくる責任・つかう責任」


★今日は共創の時代・・・サスティナビリティ(45)

<株式会社野田商店>
 1949年に乾物屋として創業。和歌山県海南市に本社を置き、主な取扱商品は、乾物を中心に調味料、飲料、業務用食材等を取り扱う食品卸売業。2011年に乾物を使ったユニークなスイーツ店「3時のかんぶつ屋さん」を同社敷地内に開店。以降、従来の卸売業に固執すること無く、小売・スイーツ・カフェ事業など、大手には真似できない地元企業らしいビジネスモデルを展開している。資本金1000万円、従業員10名未満の中小企業だ。


現社長は、先代から会社を引き継いだ頃、かねてから同社の強みや弱み、今までの同社の歩みなどをいま一度整理して把握したいと思い、日常的な取り組みを洗い出して SDGsの17の目標に照らし合わせる事にした。その推進にあたり、まずは会社として取り組む「姿勢」そのものを従業員へ示すことにし、社員全員で社内のあらゆる活動を見渡してみたところ、社内の取り組みのいくつかで SDGsへの貢献活動を見つけることができた。

同社はこれまで賞味期限等の制約で仕入れた商材を、やむなく廃棄せざるを得ないことがあることについて問題意識を持ち続けていた。ある時「子ども食堂」へ 食材サンプルや余剰商品、賞味期限の到来が近い商品などを無償で提供したところ大変喜ばれたことから、放っておけば最終的に廃棄せざるを得ない商材もこうして子どもたちの健全な発育に貢献すると共に、食品の廃棄も防げることができる。 改めて「作る責任」を認識することができたことをきっかけにSDGsへの取り組みをさらに深化させた。

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★自社の基幹商品である乾物を通じて地域社会との繋がりを深めようと考え、社長自ら「日本かんぶつ協会」が認定している「かんぶつマエストロ」の和歌山県第一号となり、県内の小学校や幼稚園、その他行政団体等からの依頼をうけて、乾物についての出張授業や地域の料理教室での講演など地域コミュニティに積極的に参加しながら、地域社会とのパートナーシップを深め、さらに子どもたちへ日本の食文化を伝える役割を果たしている。

店舗での環境授業
乾物についての出張授業

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◆ 事業承継をきっかけとして、先代の大切にしてきたものを”より良いもの”にするために、新経営者のリーダーシップのもとで新たな事業や取り組みを開始してビジネスチャンスを掴み、さらなる成長軌道に乗せるためのツールとしてSDGsをうまく活用した。

❤ SDGsの目標12「つくる責任・つかう責任」への貢献を念頭に、現在店舗では「必要な分だけ」を販売する量り売りを始めている。 昔々は量り売りが当たり前だったが、1周回って大量生産・大量消費・大量廃棄の時代が終わろうとしているんだね♡

現在店舗では「必要な分だけ」を販売する量り売りを始めている

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時代の変化を捉え
これからの生き方を
考えてみよう!

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◎株式会社野田商店 コーポレートサイト
https://maru3-noda.jp/
◎オンラインショップ
https://3pm-kanbutsuya.shop-pro.jp/
◎かんぶつマエストロ資格制度
https://www.j-kanbutsu.jp/maestro.html

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