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あたまのなか@本

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読んだ本の感想や書評について書いています。1冊読んだら、1つ書く。
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#本

心が軽くなる「一汁一菜でよいという提案」

雑貨屋×本屋みたいなところで、たまたまこの本と出会った。 著者の土井さんの記事をほぼ日でいくつか読み、考え方が好きだった。 手に取ったときから、何となく長く手元に置いておく本だな、と思った(わたしは普通、本は読み終わったらサヨナラする)。 その直感は当たった。 「モノ」に関するバイブルがこんまりさんの『人生がときめく片づけの魔法』だとするなら、今の時点でこの本は「食」に関するバイブルだ。 「料理をすることは生きること」 縄文時代にまでさかのぼる人間と料理の歴史、日

ジェンダー差別は”ごく自然に”ー。『82年生まれ、キム・ジヨン』

最近読んでよかった本が「82年生まれ、キム・ジヨン」だったと、ある人が言っていて気になっていた。偶然、お目当ての本がなく、今すぐ読む本が欲しかったわたしは、この本を書店で手に入れた。 ”ごく自然に”散りばめられたジェンダー格差 ジャンルで言えばこの本は「フェミニズム」だが、小説の文体で文中の注釈に韓国の社会背景が書かれているので、文化の違いを理解しながら読み進めやすい。 韓国社会におけるジェンダー差別について、キム・ジヨンの出生、進学、就職、結婚、出産、子育てなど、彼女

2019年のベスト3冊

2019年に読んだ本の中から、オススメの3冊!完全にわたしの独断と偏見! 1位『「普通がいい」という病~「自分を取りもどす」10講』 なんて言っても読みやすい。図解もわかりやすい。頭で考えすぎだから、首から下で考えることがのも重要だぜ!って図がとてもわかりやすくて腹落ちした。 2位『死に至る病 あなたを蝕む愛着障害の脅威』 サブタイトル「現代人はなぜ幸福になれないのかー」に惹かれて読了。個々人の健康問題から社会問題まで、根本にあるのは「愛されず、愛せなくなった」社会、

パリでメシを食う

「東京から出て地方か海外で暮らしたい」。 そう言っている私にピッタリな本を、Twitterでくりこさんって知り合いが紹介していて、読んだのだった。 海外で働く、海外で暮らすというのは一見華やかなようにみえる。しかし、そこにはたくさんの苦悩と努力があった。「働く」「暮らす」って言葉じゃ伝えきれない生々しい人生が描かれている。まさに「メシを食う」感じ。 それぞれの物語を垣間見ることで、自分の自分の生き方を考える作品だった。長年の自分の意思を持ってきた人もいれば、川の流れのよ

佐渡の三人

だいぶ前に、佐渡の三人を読んだ。 たまたま書店で見つけ、気になっていたけれど買わず、翌週の佐渡ヶ島に行く前に再度書店に足を運んで購入した。 家族の形っていろいろなんだなぁと思った。 家族、愛人、子どもと仕事と自立、そんな人間模様が嫌味なく、どろどろせず、書かれている作品だった。 自分の骨はどこに埋めたいか?も考えるね。

「ときめく」ことだけをし、”子ども”のように生きる。

「とにーって、いい意味で”子ども”だよね。」 友人にそう言われた。彼いわく、”子ども”とは、やりたいようにやっているって意味らしい。どうやら私は、本能のままに生きているように見えるようだ。 この本に”子ども”になるためのTipsが載っていた。 そのTipsとは、『するのが「うれしい」ことだけをする。』ことである。『「愛されようとすること」を、やめてみる。』の小見出しのなかにあった。 『するのが「うれしい」ことだけをする。』とは、こんまりさんの言葉で言えば、「ときめき」

日本にいる時間は”トランジット”!『休み方改革』

リーマントラベラー東松さんの『休み方改革』を読んだ。 そこで印象的だったのは、「日本にいる時間をトランジットとして捉える」ことだった。 私も田舎や海外に行くまでの時間をトランジットとして捉えよう! 次の楽しみごとのイベントや旅行までは、東京でトランジットしているんだ~と思って生活してみようと思う。 今の時間も、デンマークに行く前のトランジット期間としてとらえてみる。

「しっかりしている」と言われるのが嫌な理由

以前、「しっかりしているね」と言われるのが嫌いなことを書いた。 多分、この理由は、「しっかりしなさい」って子どもの頃母に言われたからだと思う。 「お姉ちゃんなんだからしっかりしなさい」 「出先なんだからしっかりして」 20歳になる弟が、先日、母親に向かって、「相当オレを甘やかして育てたよねぇ?美沙(私)に結構ひどいこと言ってたよね。」って言ったらしい。 笑いながら、弟って母親と姉のこと、そう見てたんだ〜と思ってしまった。 どこか、心のなかで”しっかりしていなきゃいけ

すぐに使える、ねこねこさんのバレットジャーナル活用術

バレットジャーナルを10月頃から使っていたのですが、うまく使いこなせている気がしていなく、目にしたこの本を購入。 月の途中からでもこの本の活用術を入れ込んで、やっと使い方がわかった!という感じ。 可愛い手書きフォントや柄は、練習帳もあるのでマネしやすい。ねこねこさんオススメの文具やノートも載っています。 この本から取り入れたのは、主に下の4つ 日記家計簿WISH LIST(やりたいこと、観たい映画、読みたい本、元気がでる言葉)フォントや飾りのデザイン 今までウィ

読書を続ける5ステップ

最近は、以前にも増してよく本を読んでいる。どうやったら続けられるか、続けやすいか、徐々にわかってきた。簡単に言うと、こうだ。 1 1冊買う 2 読む。読み終わる。 3 Amazonレビューとnoteを書く 4 メルカリに売る/人に譲る/手放す 5 次の1冊を買う 1 積ん読が嫌なので、1冊ずつ買う。 2 とにかく読む。だいたい移動中。 3 Amazonレビューとnoteを書く。Amazonレビューは、著者の方が喜んでくれるから。読みたい人の後押しになるから。not