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映画問題【洋画編】

問題一覧

どうも、こんにちわ、ぼくを取り巻く数多の問題について、よりよい未来のために研究します。

先日、本棚を確認したところ、レイモンド・チャンドラーの「大いなる眠り」と「高い窓」の文庫版が何故だか2冊ずつありました。実読用と保存用、とかそんなバカな話ではなく、単に買ったのを忘れていたのであります。ファンタスティック!でございます。愚か者、と言っても言い過ぎではないかもしれません。ゴルゴ13とか美味しんぼとかこち亀とかはじめの一歩であれば許される症状ですが、文芸の文庫本でこんなことはあってはなりません。

が、今後、この症状は至る所に出てくると思います。前向性健忘症、ではなく、アルツハイマーとして。ひどくなったら、映画の最後の方で「あ、これ見たわ」と思い出すようになることでしょう。故に、記憶を止めるために記録を付けていくことが大切であると考えました。よって記録を始めます。

また、本稿において、☆殿堂入り、◎殿堂入り候補、◯良作、としており、コメントで褒めたり貶したりが散見されます。それはぼく個人の好みの問題であって、その映画が持つ本質とはまた別かと思います。映画に善悪は無いと思います。ただ、個々人にとっての優劣は多少あるかもしれません。その程度の話だと思います。

邦画編はこちら

001【ジョンウィックチャプター2】アクション。キアヌ・リーブス

1は確か映画館で見ました。何故ならキアヌリーブスがとても好きだから。一番好きなキアヌ作品は「ビルとテッドの地獄旅行」です。キアヌ氏、自身の辛い人生を振り返り、メッセージを残しています。

https://ameblo.jp/wake-up-japan/entry-12110693696.html

馬鹿げたことをやりましょう。優しく生きましょう。人生にはその他のために使う時間なんてないのですから。

で、チャプター1なのですが、引退したある道のプロが、ガキンチョに飼い犬を殺された挙句にマイカーを盗まれて激怒。復讐としてガキンチョの仲間たちを皆殺しにする、という神がかった設定。アクションシーンは見てて惚れ惚れしますが、犬と車かぁ。。。とその設定が最後まで尾を引きます。

そして今作、またも色々とぶっ壊されたり剥奪されたりします。むぅ。。。

恐ろしいことに次回作もあるみたいです。サブタイトルはパラベラム。弾丸の名前ですね。

頑張って!キアヌ!ディアボロスは最低だったと思うけど、頑張って。

このライターの人、考察の深さと文章力が筆舌に尽くしがたい。でもこんな映画の論評書いてる時点で職業選択を間違えてると思うよ。

002【トレーニングデイ】サスペンス。イーサン・ホーク

主演、イーサン・ホークは97年の「ガタカ」以降、パッとしないように思えますが、ちょいちょい出てきてますね。「ロードオブウォー」なんかもよかったです。少し前に潜入捜査物の「クロッシング」ってのを見ましたが、まぁなんていうか、フツーでした。「フェイク」「インファナルアフェア」(デパーテッドは別物)「イースタンプロミス」を超える潜入捜査物、ご存知の方いらしたら教えてください。ルカレ原作の一部は近いものがありますが、ちょっと違う。

えーと、そしてこのトレーニングデイですが、共演のデンゼルワシントンが友人に酷似していて、その記憶がメインです。学校行ってた頃、よくアラブ人に間違えられる友人が、留学センターで英語で話しかけられて「僕、日本人ですよ」と答えたら舌打ちされた話も思い出しました。

003【ファイティング・タイガー】カンフー。監督キアヌ・リーブス

記録を始め3本目にして結構あかんやつにぶつかりました。キアヌ・リーブス氏の世界観、ていうの?昇華されもせず、停滞することもなく淀んだ感じで発揮されているような気がします。マトリックス味のジンとドラゴンボール味のライムジュースで作ったギムレット、的な。

登場人物、友人知人に似てる人が多く、これまた不思議な感じです。

さすがに低評価。見なくてもいいかも。事務役の葉青さんと、冒頭のブガッティくらいか、見せ場は。だとしたらとても悲しい。

004【ボーダーライン ソルジャーズ・デイ】戦争。ベニチオ・デル・トロ

前作観たのですが、それに輪をかけて淡々と進む感じでございます。重火器好きな人、ゲリラ戦的な映像が好きな人には堪らないのでしょうか。終盤のカタストロフに一直線に向かっていくのではなく、デルトロ演じるアレハンドロの微細な心境の変化が主軸になっているようで、通好みの一作、といったところでしょうか。割と難解。

◎005【ノーカントリー】サスペンス。トミー・リー・ジョーンズ、ハビエル・バルデム 2回目

始まって3分くらいで「これは昔観たな」ということに気づく。その後は淡々と記憶を辿る作業。一体、いつ頃、誰の勧めで観たのか。おそらく、スカイフォールのシルバの怪演を観て、ハビエルバルデムに興味を持ったのがきっかけ。いい役者だと思う。

本作でもスカイフォール同様、淡々と仕事をこなしていく姿に感心します。やってることは最悪だけどね。

これはあと数回観ないといろいろとわかって来ない感じがします。

観る前に読んでおいたほうがいいかもね。

☆006【時計仕掛けのオレンジ】サスペンス。22年ぶり、2回目

40年以上前の映画ですけれども、近代古典(そんな言葉ある?)の傑作中の傑作だと思います。といっても、まだ二回しか見ておりませんが。。。

劇中の変な言葉、デボチカとかそういうの、ナッドサット言葉、というらしいですね。原作者が考えた、ロシア語の影響を受けた英語のスラング、だそうで。

007【アンチクライスト】シャルロット・ゲンズブール

ダンサーインザダーク、のトリアーによる鬱三部作の最初。次がメランコリア、その次がニンフォマニアック。ダンサーインザダークで既に鬱全開な気が。。。

翻って本作、うーん。見てると気分が落ち込むので、浮かれてる時に見ればいいんじゃないかな、きっと。主演のシャルロットさん、日本で言うと安達祐実さんみたいな感じなのでしょうか。着実にキャリアアップしているというか、エイジングに大成功されていて素晴らしいことだと思います。

◯008【名もなき塀の中の王】監督デビッド・マッケンジー

刑務所の中で再会した父と息子、という想像を絶する設定。ずっと喧嘩してます。親子の愛憎はモチーフとして一般的だけど、こうした乱暴な形で描かれるのは斬新。多分、売れなかったと思いますがなかなかいい映画です。

ベン・メンデルソーンがサラリーマン時代の上司にとても似ていて素晴らしかった。

◎009【ベイビードライバー】監督エドガー・ライト

これはいい映画。結構おすすめ。点数で言えば5点満点のうち4以上のどこか。原始的な犯罪組織の話し、なんですが、上司、同居人、恋人との愛情と信頼、これら三つの軸と仕事(犯罪)とがいい具合に絡み合って、その絡みを音楽に乗せて伝える、と斬新な仕上がり。小道具やら細かい設定も違和感ゼロ。

懸念というか、気がかりは、劇中の音楽が、果たしてイケてるのかどうか、くらいですかね。あと、役柄的に、ケビンスペイシーよりかは、もし生きてたらフィリップシーモアホフマンにやって欲しかった。まだの方は是非。

◯010【アメリカンスナイパー】ブラッドリー・クーパー

実話をイーストウッドさんが監督し映画化。

プロたちはなんなら地球の自転まで計算に入れて射撃するらしいですね。壮大。本作、任務の過酷さのあまりPTSDになってしまい。。。という結末。イデオロギーやエコノミクスとは無関係な軸での戦争の映画。

こうしたスナイパー物、「ジャッカルの日」や「山猫は眠らない」、「スターリングラード」なんかもあって、一つのジャンルとして成立している気がします。ちょっと研究を深めてみようと思います。

011【キングスマン】コリン・ファース

とても評判がよいので拝見。総括しますと、マトリックス、007、MIシリーズ、ジェイソンボーンシリーズのエッセンスを抽出して、タランティーノ風の味付けにした一皿、といった感じでよろしいでしょうか?

演出の斬新さ、武器の斬新さには関心するところがあります。当初の階級闘争的な懊悩というか、そうした人間心理がアクションしているうちに露と消え失せているのが残念なところか。純粋な娯楽映画としては必要十分ではあると思います。

012【キングスマン ゴールデンサークル】タロン・エガートン

前作同様の展開。よくできているだけに、登場人物や敵組織の捻りの無さにむず痒い感じを覚えます。あと、前作もなのですが、途中までは斬新な演出、で観てられるのですが、殺され方が残虐過ぎたりします。こう続きますと、少しばかり品が無いというか、貴族がどうした、スノッブがどうしたと言っている割には他者への尊敬の念が少ないのでは?と本筋とは関係のないところが気になってしまいます。

後から知ったのですが、監督のマシュ・ボーンが戦犯みたいですね。レイヤーケーキでは悪いところ出てなかったんだけどなぁ。その代わりいいところも出てなかった気が。。。w

キングスマンシリーズはそういう物だと思ってシニカルかつ好意的に鑑賞するプレイが必要みたいです。次も観るのかなぁ。

☆013【きっと、うまくいく】アーミル・カーン

多分、初のマサラムービー。ミュージカル的にところどころで歌って踊る、ディズニー的な演出、なの?まぁそういうもんなんでしょうね。悲喜交々なインド版グッドウィルハンティング、って感じでしょうか。

そして本作、三茶の神経内科の先生が勧めていた映画なので見てみましたが、最高ですね、これは。予測出来るラストも許せるというか、あらかじめ予告された幸せも見せ方次第では納得感のある仕上がりになります。

ちょっとネタバレですが、
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鶏は卵の運命を知らない
混乱に次ぐ混乱、答えは出ない、答えが出たら質問を忘れる
羊は自分の運命を知らない
でも、アールイーズウェル(きっと、うまくいく)
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今も読んでいる「ご冗談でしょう、ファインマンさん」

この中で、フォン・ノイマンは「我々が今生きているこの世の中に責任を持つ必要はない」と言ってたエピソードが出てきます。それを読んで「なんと無責任な」とも思いましたが、賢き人たちはそうやって生きているのかもしれません。

実際、この映画の舞台になるICE(インド工科大学)、日本で言えば、東大理Ⅲみたいな感じなのでしょうかね。加えて、男子はエンジニアに、女子は医者に、という階級闘争の中で生きる道を模索する若者たち。生き残りの戦いに破れ、道を外れる恐怖、両親からの期待、自分の気持ちとの戦いに負けて自殺する人たちもいる中、こうしたメッセージは救われることになるだろうな、と考えました。自動的に殿堂入りです。ナマステ。

◯014【ミリオンダラーアーム】ジョン・ハム

自分的マサラムービー第二弾、と思って観たら単にインドが舞台でインドの人が主役な映画でした。なのでカレー味、くらいですかね。

現代資本主義の最下層に住む金持ちなプロスポーツ選手のエージェントが「クリケットやってりゃ野球も出来るだろ」と「うどん好きならラーメンも好きだよな??」的な苦し紛れの起死回生策として、インドから野球選手をスカウトしてくる話。

野球と商売と映画、というと「マネーボール」が出色ですかね。でも、映画自体は大したことはない話で、主役のビリー・ビーン、実在の元メジャーリーガー。ダリル・ストロベリーとかトニー・グゥインの同期、確か、でレッドソックスに高額でマネージャー職に誘われ、それを断った話なのです。ビリーの半生とその半生への反省という割とありがちな話。

最近話題になった阪神の鳥谷選手、金の多寡で球団を選ばない、と強い意志をお持ちな一方、ビリーは金の為に自分の人生の選択を誤らない、という似たような結末。運動オンチな私からしたら、自分のプレーを喜んでくれる観客や関係者の為に頑張るべきで、意志決定に金が入り込む時点でプロとしてどうかとは思いますけどね。

そんな冷めた眼で観てました。前半はやっぱ金金してるのですが、チームの為に動き出してからは全てがうまくいった、この前に観た「きっと、うまくいく」と似たような展開。マネーボールが主人公の心の葛藤を淡々と描くのに対し、こちらは人間模様ありのハッピーエンドなお話。でもいいんですよ、インドなので。ナマステ。

◎015【ダンガル きっと、つよくなる】アーミル・カーン

マサラムービー二杯目。これも素晴らしい映画でした。インド史上NO.1の興行成績だったそうです。エクセレント!!

父のエゴと承認欲求を満たそうと親子で頑張ってたら世界が変わっていた、という素晴らしいお話。しかも実話。013の【きっと、うまくいく】同様落涙必至。

観戦して思ったのは、今自分は何と戦っていて、これから何に挑戦していくのか、ということ。人生に悩んでいる人は観てみるとよろしいと思います。未来へのヒントになるかもしれないです。もちろん、ならないかもしれませんけれど。

スポーツをモチーフにした映画、今後はメジャースポーツ以外でしか描けないのでしょうかね。ラグビーとかで、アンドリューニコルあたりが撮ってくれないものかしら。ナマステ。

016【LION ライオン 25年目のただいま】デブ・パテル

メイドインオージーなマサラムービー。カレーで言えば、なんだろう、欧風カレー?とても長い旅の話。映画自体も結構長い。

主演のデブ・パテル、賀来千香子さんの親戚に似てますね。こういう微細な心理描写の話、洋画だとなかなか難しいのかなぁ、と。

ニコールキッドマン扮するオーストラリア人の里親、人口問題に対して独自の意見を述べるシーンがあり、そこは必見。ていうか、観てたら見るか。深い問題にスポットライトは当てたけど、そこから切り込めてない感じもしつつ、とはいえドキュメンタリーじゃないから仕方ないのかね、となかなか悩ましい映画ですよ、これは。ナマステ。

☆017【ジョーカー】サイコスリラー。ホアキン・フェニックス

2019優勝。殿堂入りです。映画館に行く前にダークナイトを観て、帰ってきたらまたダークナイトを見るのが嗜みだと思います。

とりあえず観た方がいいので、こんな無味乾燥な感想はいらないと思います。蛇足ではありますが、ぼくが感じたこと三つ。

1)狂人がなそうとする正常な行いと、正常な人間がなそうとする狂った行い、これは主体となる狂人と常人、狂行と常行、組み合わせで四象限に分けられると思いますが、これについて考えました。アーサーが狂っているのか、ジョーカーが狂っているのか、ウェインが狂っているのか、バットマンが狂っているのか。ちょっとわかりません。

2)本作の一番の見処は主演のホアキンさんだと思います。通常、観客に涙を流させたいのであれば、同情を引くというのが常套手段だと思いますけれども、そうしたセオリーや定石を無視したようなシーンで思いも寄らない成果を引き出すところがあります。落涙ギリギリ。

3)劇中歌のセレクトが素晴らしい。ゲイリーグリッターのロックンロールパート2、クリームのホワイトルームは聴いておいてから観た方がよろしいかと思います。

個人的に、バットマンとかジョーカーとか、たいして思い入れはありません。スーパーマンやらマーベルの他のキャラクター、ディズニーとか大嫌いですし。スターウォーズとかも同様。SNSのアイコンをストームトゥルーパーにしてる輩とかみると反吐が出ます。

でも、本作にはそういう嫌悪の情を超える、傑作だけが持つ不思議な力みたいな何かがあるように思えました。ジョーカーというキャラクターもとんでもないですが、この映画もとんでもないですよ。

017−2【ジョーカー2戦目】

早くも2戦目。冒頭、疲れていてウトウトしてしまいましたが、後は大丈夫。つくづくよく出来ているな、と感心しました。

友人もぼちぼち観戦開始しているらしく、皆さん、この社会に「いまそこに潜む危機」を感じているようでした。中にはリアリティを感じることが出来なかった、という方もおられましたが、そもそも劇中の登場人物たちを自分のモノサシで測ろうとしても意味なくないですか?心情を理解することなんて出来ないだろうし、する必要も無いとは思います。共感はした方がいいかも。オペラとか歌舞伎と一緒なのだから、作品としてどう感じるか、でいいと思うのですよね、ぼくは。

それと、これは全部最初から妄想だった、という人も居ますが、それはきっと浅読みかな、と。ところどころ妄想と現実が交錯している部分がありますが、妄想はアーサーのもので、それを薬とともに振り切って現実を生きる決心をしてからは全てリアルなのだろうと。そうした決意をしてしまうことはとても勇気がいるし、捨て鉢ではなく決断したことが、ジョーカーたる所以なのではないかと感じました。

もう一回観れば、何かを感じる事ができると思います。

◯018【ジョンウィック チャプター3 パラベラム】クライムサスペンス。キアヌ・リーブス

疑問ばかりが残る一作目、見るべきところはあるのですが、なんていうか陳腐な印象が残りました。うっかり観てしまったチャプター2、なかなか上達していると申しますか、よくなってきてます。

そして本作、かなりよくなってきてます。MIシリーズのバイクスタントとか、クレイグの007での冒頭のかけっことか、シリーズを通した約束事が確立されてきた感じです。事務局のユニフォームとタトゥー、武器の陳列、等々。とはいえ、相変わらず超残虐ではありますし、前二作同様、やっぱ犬は大事で、「えー」って思っちゃいますけれど、愛犬家は必見なのではないでしょうか。ぼくは犬はどうでもいいですが。。

本作の一番の見所、というか意味としては、

Si Vis Pacem, Para Bellum
(ラテン語のことわざ。「汝平和を欲さば、戦への備えをせよ」、の意。ドイツの火薬メーカーの社是でもあるらしい)

劇中、登場人物が発する一言ですが、ジョンウィックたちが、自由を求める戦いの狼煙なんですよね、これは。

行き着く先は、Si Vis Pacem, Para Bellumの解釈の一つである
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「peace through strength」
(敵に攻撃される可能性の少ない強い社会)
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これな気がします。いろいろ矛盾しているような気もしますが。。。あと2,3本は作られちゃいそうです。当然観に行きます。我慢して観ててよかった。

019【バードマン】ヒューマンドラマ

不純な動機で観戦したのですが、なかなかいい映画です。ただ「何の話?」と聞かれると窮しちゃう感じ。そこかしこに込められた批判は皮肉、ありもしない能力とそれがもたらす万能感、その万能感をもってしても変えられない現実が交錯しあって味わい深い仕上がりに。

◯020【キャッチミーイフユーキャン】ヒューマンドラマ。レオナルド・ディカプリオ

実話らしいですが。ティーンエイジャーを演ずるって見た目的に難しそうな気もしてましたが、ディカプリオだとセーフという奇跡。大掛かりなことをやってのけちゃうけれど、やっぱりまだまだ子供である描き方と、ライバルの兄貴的に変容していくトムハンクスの表情だけの演技が素晴らしいです。おすすめ。

021【レディプレイヤーワン】SF。監督スティーブン・スピルバーグ

和洋中問わずに好物だけを詰め込んだお弁当、といった風情で、相当やりたい放題やってます。が鍵になるのが「市民ケーン」という、スピルバーグの映画愛溢れる一昨。筋立てなんかはフツーです。目立ったトリックも無いように思えます。

☆022【タクシードライバー】サイコスリラー。ロバートデニーロ 24年ぶり、2回目

名作中の名作ですね。「ジョーカー」が影響を受けた映画のうちの一つ、と言われてましたが、改めてみたところ、ジョーカーがトラビスなのか、トラビスがジョーカーなのか、最早どちらも当てはまりそう。

当時の友達、これの影響なのか、タンカースとかM65とか着てましたね。70年代のスタイルですが、デニーロくらいのスターが着ると、古臭く感じなくて、人間、結局は見た目なのだろうな、と残念な気持ちになってしまいます、ぼくは。

とりあえずサングラスは買おうと思います。劇中音楽もとてもよろしい。

◯023【運び屋】ヒューマンドラマ。クリント・イーストウッド

実在の運び屋の話。年老いてから、家族含め何もかも失ったおじいさんが、つい悪行に。。。という展開。さすがそこはハリー・キャラハン、ストレイトストーリーみたいにトラクターではなく、速い車です。お年寄りの英知とか、他者への配慮とか、理想的に演じられています。電車で我先に乗り込もうとする年寄り、狭い通路で集まって雑談して通行妨害している年寄り、そうした節度のない人にこそ観て欲しいなぁ、と。明日は我が身ですが。

惜しむらくは家族のエピソードが少しばかりしつこくて、主役とその敵との位置関係がブレてしまったように思えたこと、ですかね。良作です。ハリー刑事なので。

024【ザ・シークレットマン】リーアム・ニーソン

ウォーターゲート事件の実話。見所としてはリーアムニーソンしかないのですが、淡々と進みいつの間にか見終えている感じ。軽めに歴史の勉強をしたい向きにはいいんじゃないでしょうかね。

◯025【グラン・トリノ】ヒューマンドラマ。クリント・イーストウッド

おじいさんムービーが続きます。独り身になった頑固かつ偏屈な元軍人のジジイと隣家とのお話。少しづつジジイは心を許し、天に召されていく過程が描かれています。「運び屋」よりはずっとキャラハン色は濃いです。なんていうか、もうずっと44マグナムでいいんじゃないかな。

◯026【96時間】クライムサスペンス。リーアム・ニーソン

課題作。元CIAの退役公務員が、娘を愛するあまり、ロックバンドのおっかけをする娘のおっかけをして、ハチャメチャになる話。

もっとド派手なアクションなのかな、と思いきや、粛々と敵を追い詰めていくあたりは、プロの犯行を観ているようで納得感があります。

ジョンマクレーンの話と同じジャンル?ベッソン&パリということで、こちらの方が少し文化的な感じかしら。

027【96時間リベンジ】クライムサスペンス。リーアム・ニーソン

前回やっつけた奴らからリベンジされる話。実務で培った経験や勘はとても役に立つのだなぁ、と感心。まだ、ダイハード2くらいな立ち位置というか、次に期待できるかな、といった仕上がり。

028【96時間レクイエム】クライムサスペンス。リーアム・ニーソン。そして4年ぶり2回目

新しいのが出るたびに劣化していってますね。レクイエム、とありますが、今作で「96時間」シリーズへのレクイエムになってしまった残念賞。皮肉すぎる。

そして、これ、映画館で観ていました。。。やってもうた。

一番の疑問というか、あれは、離婚した奥さんの旦那さん、一作目と役者が変わってます。非常に登場人物が少ない中でこうなっちゃうとなかなか残尿感が残ります。

ジョンウィックは3作目で次が期待出来るくらいによくなりました。ならテレビでよくね?とも思いますが。

ダイハードはインフレし続けてなんとかなりましたが、父と娘モチーフだとまぁ限界あるのでしょうかね。。。

029【パリより愛を込めて】クライムサスペンス

なんとなく、観てみました。ベッソン、トラボルタ、なので。

でもトラボルタさん、武藤敬司さんにしか見えない。

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あとはなんだろうな、主役のジョナサン・リース・マイヤーズは後輩にそっくりで、ちょい役で出てくるアンバー・ローズ・レヴァさんはとんでもなく美人。劇中でトラボルタからも絶賛されています。

そして、肝心の作品、下記のリンクでなぜか壺持ってるじゃないですか。なんで壺持ったまましばらく進行するのかが謎です。よりによって壺です。他にやりようがあったんではないか、と。

全体的に端折り過ぎな印象で、キャラクターは魅力的なのだからもう少し丁寧にやってほしいなぁ、と思った次第。短いので暇つぶしにはよいかも。

◯030【スパイ・レジェンド】クライムサスペンス

なんとなく観てみました。人様の評価はそれほど高くありませんが、なかなかいい映画だと感じました。ピアースブロスナンもようやくジェームズボンドの呪縛から解かれたようですが、顔の系統が笑い顏なので、こういうシリアスなのやると「ちゃんとやれ!」とたまに野次りたくなります。

展開が早く、説明も少なく、そして登場人物が比較的多いので、そこそこ難しい。深い考察に至る話ではありませんし、007に比べれば、アストンマーチンは破壊されたりしないので、B級感もあるっちゃーありますが、数回は鑑賞に耐えてくれる映画だと思います、よ。結構おすすめ。

031【アイリッシュマン】クライムサスペンス

課題作品。前評判はいいようで、今年の東京映画祭で見たかった2作のうちの1つ。ちなみにもう1作は「フォードvsフェラーリ」。

本作、劇場ではなくNetflixを選ぶというトリッキーさ。確かに3.5時間は長いもんね。実際、3回に分けて観戦しました。

ノーカントリー同様、深みのある作りですね。ただ、ビッグネームを揃えすぎというか、途中からデニーロがアンタッチャブルのざきやまにしか見えなくなり。。。これはもっと若手でやったほうがよかったんじゃないかなぁ、と思ったり。数回見ないといろいろ見えてこない気もしますけれども、長いんだよね。。。困ったな。

032【007 NO TIME TO DIE】クライムサスペンス

見てきましたよ。クレイグボンドも5作めとなりいよいよネタ切れといった感じでしょうか。正直インパクトにかけている気がします。それはなぜか?前4作に比べた印象ですが。。。と書くとネタバレになりそうですが、まぁ仕方ないよね。ちょっと検証してみます。

クレイグボンドはご存知の通り1.カジノロワイヤル→2.クォンタムソロス→3.スカイフォール→4.スペクター→5.今作、となっております。いくつか論点をあげて物足りない原因を追求してみます。

【悪役】
1.ルシッフル、ホワイト
2.ホワイト、グリーン
3.シルヴァ
4.ブロフェルド

4で途切れてますがそれまでは白、緑、銀と色が付いてたのにねぇ。。まぁこれはいいとして、敵役との因縁が3、4に比べて弱い上に、シルヴァやブロフェルドほどの狂気が垣間見得ない感じなんですよね。これが一つの要因でしょうか。

【小道具】
今回、例のごとくアストンマーチンはぶっ壊れます。が、ぶっ壊れっぷりが死なない程度の残虐さというか、まぁ大破するにはするんですがちょっとアレなんですよね。。加えて、4ではDB10という特注マシンかつ、サン・ピエトロ広場の前をドリフトしながらチェイスするシーンは映画史上に残る美しさだったかと思います。今回は。。。

033【スナッチ】クライムサスペンス

ガイリッチー作品。話に深みとか、キャラクターの心情の変化とかは求めないで観るのがいいんじゃないでしょうか。

☆034【グリーンブック】ヒューマンドラマ

かつて好きだった人、憧れでもいいですし、付き合ってたりとかでもいいのですが、20年位の時を経て再会したら跡形も無くなっていた。そんな経験ありませんか?もし、そうした経験がなかったとしても、本作のヴィゴモーテンセンの巨大化っぷりを見れば、そうした感情に近い何かを得られると思います。

そしてとてもいい映画です。ストレイトストーリーに匹敵するのでは?

途中、いくつか見所があります。特に印象深かったのが「品位を保つ」ということ。かなりおすすめですので、まだの方はぜひどうぞ。

○035【ドント・ルック・アップ】ヒューマンドラマ

とある学生が巨大彗星を発見してしまい、地球が滅亡する話です。そこかしこにユーモラスなシーンがありまして、楽しい話です。最後、地球は滅亡するけどね。

036【コンスタンティン】SF/クライムサスペンス

レイチェルワイズさんてびっくりするくらいに美人ですね。

映画comの評では「オカルト探偵」となっておりますがwまぁそんな感じです。天使(含、神)と悪魔、父と息子、この二軸を元に話が展開されます。演出、各種道具共に申し分ない感じはあり、映画として極めて高い次元で成立してるとは思うのですが、何分、オカルトなんですよね。。。

かつてディアボロスという個人的にはアレだと思う映画を見た際に、こうしたオカルト系はもうやめにしよう、と思いましたがいい映画ですよ。

生まれ変わったらキアヌリーブスさんになりたいものです。

037【ボーンアイデンティティ】クライムサスペンス

なんとなく復習してみました。あと三つ、ボーンスプレマシー、ボーンアルティメイタム、ジェイソンボーンを見ないと終わらないのがややしんどい。

038【ボーンスプレマシー】クライムサスペンス

あと二つか。ネットフリックスではここで終わりです。居酒屋の隣にバーがあるように、ネットフリックスで餌を撒いてアマゾンやGoogleで課金を誘発する作戦なのでしょうか。その手には乗りません。

039【ボーンレガシー】クライムサスペンス

ミッションインポッシブルのブレントですね。ジェレミーレナーさん、という名の役者さん。まぁまぁの出来栄えじゃないですかね。。。

040【ランボー 最後の戦場】戦争

そういえばランボーって実はきちんと見たことないんですよね。東南アジアのジャングル戦と、アフガニスタンで戦ったことは知っているくらい。あと、サバイバルナイフと弓矢と機関銃が出てくることも知っています。

なんていうか、世界の存在の仕方に色々と思いを馳せることが出来ると思います。地雷爆破のシーンとか、少々えげつないので、残虐なシーンが苦手な人は要注意です。

☆041【ファーザー】ヒューマン

認知症の話。身につまされるというかなんというか。電車の中で泣いている赤子に怒る老人を見ると、いつか来た道といずれ行く道の人間交差点に立ち尽くしているような気がします。

天涯孤独な身上の人以外は必見な映画だと思います。

○042【エージェントライアン】クライムサスペンス

すみません、主演の方、マット・デイモンさんかと思ってた別人でした。

で、それはさておき、「ポストマン」という人類史上観察し難い駄作にて、フィールドオブドリームスなんかで築き上げた名声を地に貶めたケビンコスナーさんも出ております。いい役者ですね、やっぱり。

ざっくり言うとスパイ映画です。あらすじは見ていただくとして、ロシアの宮殿?教会?とかの風景見ると、実際にロシアに行ってみたくなりますね。ロシア、というかソ連。

で、スパイ映画としての完成度は極めて高いと思います。続編作ってもいいと思うんだよなぁ。とか思ってたら、これって「レッドオクトーバーを追え」の前日譚なのですね。なので、ライアン博士はこの後、時間軸としては1990年くらいまで遡及してから、レッドオクトーバーを追い、愛国者のゲームに参加し、今そこにある危機に対峙することとなります。

蛇足ながらキーラナイトレイさん可愛いし。今は亡きフィリップシーモアホフマンさんあたりが演じる、南半球のテロ組織のボスとかと戦って欲しいものです。

043【シェフ 三ツ星フードトラック始めました】ヒューマン

炎上騒ぎを起こして色々と大変になった料理人が、別れた嫁さんの元旦那から金を借りて屋台を始めて、最終的に炎上騒ぎの相手から投資を受けてレストランを開業した上で、さらには復縁までしちゃう、という、ストーリーとしては、わかりやすい日本語で言うと「陳腐」でしょうかね。

でも楽しく見れるからいいんじゃないですかね。あとスカーレットヨハンソンさんはびっくりするくらい可愛いですね。

044【アウトロー】クライムサスペンス

流しの元軍人が、一見無差別テロに見える事件に介入し解決していくと言う話。悪くないと思うのですが、「流しの元軍人」っていう設定があまり萌えませんでした。たぶん、昔みてます。

045【ジャックリーチャー】クライムサスペンス

アウトローの続編。今回は武器商人とその陰謀を打ち砕くために、再び「流しの元軍人(探偵)」が立ち上がる、話。これも多分昔見てます。

トムクルーズはかっこいいし、見どころもほどほどあると思うのですが、なんなんでしょう、このスッキリしない感じは。話に深みが足りないというかなんというか。。。

○046【ハンターキラー】クライムサスペンス

原潜の事故により米露戦争に発展しそうなピリピリムードを潜水艦内、地上の両方からお届けしてくれるお得な映画です。よく出来てるなぁ、と思いました。

047【バラ色の選択】ヒューマン

一線を退かれたマイケルJフォックスさん主演。マイケル「J」のJってなに?って思ったら芸名みたいですね。

出演者が皆さん見目麗しいのですが、結構それだけな映画です。イマイチかなぁ。

048【レッドオクトーバーを追え】クライムサスペンス

昔からこの映画の存在は知っていました。当初「潜水艦ねぇ。。。」と思っていましたが、先般のハンターキラーがよく出来ていたのと、エージェントライアン絡みで視聴。

単体でも勿論いい映画なのですが、「パトリオットゲーム」と「今そこにある危機」、ついでに「エージェントライアン」と併せてどうぞ。

049【パトリオットゲーム】クライムサスペンス

こちら、1992年の作品です。1992年とはバルセロナオリンピックがあった年で、その2年前に湾岸戦争が勃発しました。イラクのスカッドミサイルを迎撃するパトリオット地対空ミサイルが有名になりました。

ですので、パクスアメリカーナ万歳!的な映画だとずっと思ってたのですが、全くそんなことないですね。少し、個人的感情に振りすぎてる感がありまして、小説の設定としてはそっちが良いのでしょうけども。。。

050【今そこにある危機】クライムサスペンス

ライアンも大きくなって、CIA副長官にまでなります。本編、前2作(正確には3作)とは打って変わり、ドロドロした政治の話。ラングレーと南米を行き来しながら話が進みます。

ネットフリックスのナルコスなんかで予習しておくと、アメリカと南米の当時の関係がよくわかって見応えがあると思いますよ。

ちなみに、こうしたドラッグをモチーフにした映画は、ジョニーデップの「ブロウ」、トムクルーズの「バリーシール」なんかも見ておくと理解が深まるかと思います。

051【ジェイソンボーン】クライムサスペンス

シリーズ四作目。結構煮詰まってきてる感があって、シリーズを通した集大成、ってことでしょうか。強敵との戦い、引っ張りすぎなような気もするんですよね。。。007やミッションインポッシブルのように、作ごとで完結してる方が分かり易いっちゃー分かり易い。

052【バーフバリ 伝説誕生】ミュージカル

局所的に話題になっていたというか、評判が良かったので試聴してみました。マトリックス的なワイヤーアクションや壮大なCGだらけで、神話の世界のようでございまして、感情移入なんかはさっぱり出来やしません。

でもいいんじゃないですか、マサラなんで。ナマステ。

053【バーフバリ 王の帰還】ミュージカル

続編です。嬉しいと歌いながら踊り、悲しいと歌いながら揺れる、そんなマサラムービーです。この映画の立ち位置が「マサラ」なのかはわかりませんけれど。それにしてもそんなに踊る?とは思います。

マスゲームとか、壮大なアニメを見るような、そんな心もちで見ると楽しめると思いますよ。ナマステ。

054【レクイエム】ヒューマンドラマ

IRAの話だったかと記憶してまして、どんなかと思い観てみました。

テロの加害者と被害者が30年の時を経て、テレビ番組で対談することに。。。って話です。

テロに限らず、人が死んでしまった場合の被害者と加害者についてはポピュラーながら、非常に重たいテーマですね。キャストがばっちり決まっていて非常によくできた映画だと思います。

055【リミットオブアサッシン】クライムサスペンス

オーソドックスなスパイ映画的なサムシングかと思っていたら、意外にSFな展開です。とはいえ、詳細掘り下げてなかったり、色々詰めが甘い印象は拭えないです。やることなさすぎな日の時間潰しにはそこそこいけると思いますよ。

☆056【スパイゲーム】クライムサスペンス

僕が今よりずっと若く、心に傷を負いやすかった頃に一度見ています。当時は「ふーん」程度の印象でした。原因は、ちゃんと見ていなかったこと。

あらすじとしては、退役間近の老スパイ、というか任務最終日を迎えたその朝に、彼に一本の電話が入ります。どうもかつての部下が捕まったらしい。所属組織のCIAとしても本格的にその対処に乗り出し、24時間以内に解決出来ないと、捕まった部下は処刑されてしまう。というところから、老スパイ最後の「ゲーム」が始まります。

冒頭でも記しましたが、随所に伏線が張り巡らされていて、しかもたまにワークしない伏線っぽい何かもあるので、集中して見ないと、派手なキャストの映画、という印象しか残りません。なのでちゃんと見てくださいね。

ところでタイトルが陳腐、という意見もどこかで聞きましたが、決してそんなことはありません。非情というか、まともな神経ではやってられない任務の中、ブラッドピット演じるビショップは「こんなゲームやってらんないぜ」的に憤りを見せます。それに対し、レッドフォード演じるミュアーは「そうだ、ゲームだ。でも絶対に負けてはいけない、失敗してはいけない、命懸けのゲームなんだ」と応じます。そんなゲームなんですよ。

エンディングに向けミュアーはゲームの達人として、「命懸けのゲーム」に己の持てる全てを全張りしていきます。部下への教えを率先垂範することの大切さについて、立場のある人なら共感できるかと思います。

よき映画ですので、まだの方はとりあえず鑑賞してください。かつて観ており、「イマイチだったよね」という方も頑張ってもう一度、集中して鑑賞して見てください。2回観れば色々わかってきますよ。

「ラブロマンスが好きなのでこういうのはちょっと。。。」という方以外は楽しめると思います。もちろん、ラブロマンスもエッセンスとして入ってますけどね。

057【ナイロビの蜂】サスペンス

2回目の視聴です。以前は友人に勧められて観て、「ふーん」って感じでした。原作者がMI6に所属したことのあるジョンルカレ。ルカレらしく、巧妙に張り巡らされたトリックがなかなかに爽快です。

それにしても「遅きに失した」、という言葉がさまざまな場面から沁みてくる映画です。なかなかの良作ですので、よろしければどうぞ。

058【ザ・マスター】サイコスリラー

新興宗教のお話です。緻密な設計のようなのですが、なんと言っても退屈というか、抑揚が少なく、短絡的なエンターテインメントとしてはしんどいかもしれません。

だがしかし、なんか引っかかるんですよね、これ。PTAの術中にまんまと嵌められてます。ホアキンとフィリップシーモアホフマンてズル過ぎる。

下記のブログに詳細は譲るとしてですね、劇中歌で展開するんですよ。ショパンの「別れの曲」とか。

見所は最後「中国行きのスローボート」。この曲は村上春樹さんの短編にもあります。まぁフツーな話ですが。タイトルは気になってたけど、歌を聴いたのはこれが初めてで、そして名曲ですね。さらには故フィリップが歌ってるんですよ。すごない?

さらにはエンディングの「チェンジングパートナー」です。ツラい恋をしたことがある人は読んでて泣ける歌詞なんですよね。ズルいわぁ。「あなたをまた抱きしめるまで踊り続ける」って。それが例え来世だとしても、って。

と、劇中歌のクリティカル具合は「運び屋」のスパイラルステアケースや、「ジョーカー」のホワイトルームとロックンロールパート2に迫る、あるいは凌駕してるかもわかりませんが、映画自体はすごくつまんないです。玄人むけかなぁ。

059【オーシャンズ8】クライムサスペンス

まぁ、規定通りな感じです。深い感動とかそういうのはありませんが、よく出来ているんじゃないですかねー。

060【ファントムスレッド】サイコスリラー

これは結構難しい映画ですね。なんの映画か予め予習してないと皆目見当がつかないというか、「うーん」って感想しか残らないと思います。食事をメディアにした複雑な人間模様、と言われると得心しますけれど、そうした観点から見るとですね、悲しい映画です。

061【THE INFORMER】クライムサスペンス

スパイが雇い主に裏切られて、さらには所属組織と雇い主の敵から狙われて。。。というあらすじなのですが、流血シーンが多いことも相まってか、結構後味の悪い映画です。
見どころとしては、主人公の左肩の刺青でしょうか。刺青映画というと、ケープフィアー、イースタンプロミスあたりが出色かと思いますが、刺青だけなら遜色ないかもしれません。刺青フェチは必見かと思います。

062【ブラックスワン】サイコスリラー

ブラックスワン、といえば、金融関係者やコンサル関係者なら読んでるであろうニコラスタレブの名著があって、ずっとその話しかなと思ってましたが全然違う上に結構怖い映画ですね。
スポーツ選手、芸術家なんかには頻繁に出る症状なのでしょうかね。そして闇落ちした人がドラッグにハマったり、と。。。そんな映画です。怖い話好きな人はご覧になってみてください。

063【マトリックスレザレクション】SF

ながら視聴だったので、ちゃんと見ればまた違う感想なのかもしれませんけれど、いい映画ってながら視聴を許さないものだと思うのですよね。これはいい、と気づいた時点で居住まいを正す筈なのですが、最後までながらでした。
古く錆びた、使い古しの夢というか、そんな印象です。早くジョンウィック4を観たいものです。

064【ラン・オールナイト】

二組の親子のもつれから惨劇が始まり、最後ほぼ全滅してしまうような、そんな映画です。2人の親が裏社会のボスとその手下兼友人、と言う設定なので映画として成立してる気がします。これが商店会の会長と、壮年バイトと言う設定だったとしたら、コメディにすらならない気も。。。
そして洋の東西を問わず、父親は息子には説教くさいものなのでしょうか。
ストーリーに矛盾も破綻もなく、なかなか良くできた映画だと思います。キャラクターをもう少し掘り下げて描かれていたら言うことなしなんだけどなぁ。

◎065【ローンサバイバー】

実話。スラングとしての「イタい」ではなく、見てて本当に「痛い」。グラップラー刃牙でしか見たことのないようなシーンが実写で出てきます。

米軍、タリバーン、アフガニスタン土着の人、の3軸での構成ですが、それぞれに「意志」を持って活動しており、そのぶつかり合いなのでそれは「痛い」ですよね。

とてもいい映画だと思うのですが、どうも釈然としない感覚が残ります。

◎066【グランドブダペストホテル】

これは相当良き映画ですね。配役もバッチリ、コミカルでリズミカルでそしてユーモラスです。加えて映像も綺麗。前情報無しで見ても十分面白いです。

○067【ホテルムンバイ】

多分インド映画だし、サムネイルを見る限り、相当ふざけてるんだろうな、主演はデブパテルだし、と思ったら、実話のテロの話でした。そしてインドが舞台なだけで、オーストラリアの映画のようです。マサラムービーではございません。

欧米列強を憎むテロリストが、少年兵を洗脳して暴挙に至るのですが、搾取する側とされる側はいつ何時でも、どんなところにもあるのですね、残念ながら。

良作ですよ。まだの方は是非。

○068【ミュンヘン】

ミュンヘンオリンピックテロ事件後の密かな作戦の顛末を描いた映画です。ダニエルクレイグが派手すぎるのが気になりましたが、追ってたはずが追われ始めてやがて精神に支障を来す様子が克明に
描かれておりますね。
また、シンドラーのリストではイスラエル寄りの表現だったと思いますが、本作ではイスラエル・パレスチナ双方に批判的になっているあたり、スピルバーグに何があったのでしょうね。

069【インベージョン】

宇宙空間からやってきたウイルスが暴れ放題な話です。なんていうか、何て言えばいいんでしょうねw

070【ナイブズアウト】

雇い主不明な中、老資産家の自殺に疑いを持った探偵が事件を解決していく話です。火サス、的な感じ?小手先のトリックが好きな人は必見かもしれません。随所に散りばめられたチープトリックがそそります。

071【ディファイアンス】

ベラルーシの森で、ナチの迫害を避けながら2年間(だっけかな)生き延びた人々の話、です。
ダニエルクレイグはマシンガンが似合いますね。

072【ブラックスキャンダル】

ジョニーデップが「ラスベガスをやっつけろ」以来のハゲヅラで出演。淡々と病んでいく様、劇中、些細なことで仲間を脅すシーンでの鬼気迫る迫力など、ジョニーデップには見どころありますが、如何せん粛々としすぎております。
通常、こうした映画は栄枯盛衰を描くのが王道な感じもするのですが、枯衰しかないです。いい映画ではありますが、つまんないですよ!!

○073【潜入者】

好物の潜入捜査モノです。フェイク、イースタンプロミスが両横綱、デパーテッド、インファナルアフェアあたりが大関級ではないでしょうか。
そして本作、かなり潜入してます。小結くらいでしょうか。

074【アンダーカヴァー】

警官の兄と裏社会に生きる弟が、兄の事故をきっかけに協力し始め、これまた警官の父の死をきっかけに弟は最終的に警官になる話、だったような気がします。
囮捜査もの、潜入捜査ものに兄弟愛を持ち込む新規軸だとは思うのですが、それほど良くできてはいないなぁ、といった印象。番付入りは見送りです。

075【ターミナル】

ガタカ、シモーヌ、ロードオブウォーのアンドリューニコルの原案でスピルバーグ監督。いつか観たいな、と思ってた一本。
内戦勃発により入国出来なくなったおじさんがしばらく空港で暮らすことになり。。。って話です。所々、話の流れがスムースじゃない感じがしたりしましたが、概ねいい話です。いい話ですが。。。

076【ハンズオブストーン】

1970年台後半から、ボクシングの中量級(ミドル級〜ウェルター級)はこの映画のロベルトデュラン、シュガーレイレナード、トマスハーンズ、マービンハグラーの4人を軸に展開されます。この映画はデュランがレナードに初黒星を付け、その後はなんていうか割とグダグダしてからスーパーウェルター(旧称ジュニアミドル)で王者になるまでが描かれます。ガッツ石松は出てきませんが、ドンキングは出てきます。

そしてデュランはこの映画の試合の直後、トマスハーンズに歴史的KO、ぶっ倒される方で、を演じます。

なんていうか、デュランの魅力って、二つの拳でビッグマネーを勝ち取ったということよりも、キャリア後半の負けても負けてもやり続ける不屈の闘志にあると個人的には思ってます(事実、本作のジュニアミドル王座戦までは77勝4敗ですが、これ以降は26勝12敗。結構負けてます)。が、難しいですね、「昔は強かったんだけどなー、おかしいなー」って映画見せられましてもねw

とデュランのことを事前に知ってから見ると、なかなか味わい深い映画だと思います。ていうか、昔見た覚えがあるな。。。

○077【善き人のためのソナタ】

旧東ドイツの秘密警察の方々と、芸術家たちの暗闘の話です。ホーネッカーが全盛だった頃から始まり、壁が崩壊した数年後までが描かれています。

ナイロビの蜂みたいな謎解き系というか、まぁ、そんな感じです。絵面的に地味of地味な映画なのですが、とても善き映画ですよ。人間として当然の感情も持っては危険な状況で働く良心。良心には良心を持ってお礼をするのがよろしいですね。

078【エクスペンダブルズ】

えーとですね、簡単にあらすじ言いますと、CIAに操られたマッチョメンズが戦う話です。重火器がバチバチに撃ちまくられます。心情のヒダとか(なくはないですが)そういうの期待しないでください。ガチガチに戦います。そしてムキムキでバキバキです。なので、ガチムキバキそう覚えてください。ムキムキでバキバキでマシマシです。

もう少し詳しくいうと、スタローンを始め、ドルフラングレン、シュワルツェネッガー、ブルースウイリスが出てくるあたりでもうわかりますよね。ハゲ界のドンたるマクレーン警部と、ハゲ界のスーパーノヴァであるジェイソンステイサムの、ハゲ界での勢力図が変わったのか?とそんなことも少しは意識にあると楽しめるかも知れません。

蛇足ながら、味わいとか、シナリオとか求めちゃダメだと思うのですよね、この手合い。「全マシマシで」と二郎で言えば、数分後にどうなるのかがわかるのと同じことだと思えばいいのかもしれないですね。

079【エクスペンダブルズ2】

ジャンクロードバンダム、チャックノリスも増されました。煮卵とネギ、といった感じでしょうか。お宝の隠し場所の奪い合いから始まり、前作同様、ガチガチでムキムキな展開です。「溶鉱炉」の話したとか、小ネタが随所に散りばめられていてほのぼのもしてます。
本作ではブルースウィリスが少し盛り返して、ハゲ界のドンの地位はまだ動かなそうです。

080【エクスペンダブルズ3】

メルギブソン、ハリソンフォード、バンデラスも増されました。ラーメン頼んだらおまけでつけ麺まで付いてきた、くらいの増され方です。80年代のアクションスターはこれで網羅されたような感じもします。あとはジャッキーチェンくらいでしょうか。
次作でデニーロとアルパチーノが、その次にトムクルーズなんかも入ってきたら完成な感じです。

3作見た感想ですが、敵が雑草を引き抜くのと同じくらい簡単に、ニンゲンが容赦無く殺されていきます。これ、人権団体から物言いついたりしなかったのでしょうか?仮に、仮にですが、エクスペンダブルズ以外が全員「犬」だったりしたら、大問題になってた気もします。

081【ローグアサシン】

エクスペンダブルズでは仲間だった、ジェイソンステイサムとジェットリーが戦います。途中、日本のヤクザの描き方が酷すぎて、あとジェイソンステイサムが何故か日本語使ったりしてて、この辺が汚点になるのですが、終盤のトリックは非常に良くできていて、でもそのトリックを正とすると、前半の伏線がちょっと腑に落ちなかったりもして、それでも作りとしては良き映画です。あとはなぁ、作り込みなんだろうなぁ。

082【ハクソー・リッジ】戦争

これまた実際にあった話のようですね。
宗教的信念を貫いた、という点と、頑張った、という点がポイントなのでしょうか?宗教的信念と軍隊の規律がコンフリクトするのは明白なのに、なぜ志願したのかが未だに腹落ちしてません。

083【リバーランズスルーイット】

釣り好きな田舎の家族の話です。見どころは大自然とその映像、ですね。あとはフツーでしょうか。

思えば、「釣り」と「ゴルフ」はおじさんの趣味の代表なわけで、世界中で嗜まれているわけですね。そして双方ともに漫画では有名作がいくつかありますが、こと映画となると僅少過ぎですね。鬼気迫る何かとか、心情のひだとかを描きにくいせいなのでしょうか。

野球ですとマネーボールとか、ボクシングならばロッキーなどありますが、これは当該スポーツの競技性の高さ、高さというか競技そのものですけど、が原因なのでしょうかね。

○084【レスラー】

かつてのスターだった老レスラー。細々と試合は続けているがある日、心臓発作を起こし、「死にたくなければもう引退しろ」と宣告を受けます。彼はそこから。。。という話し。かつてのスターだったミッキーロークさんが熱演しており、否応無しに主人公とフラッシュバックします。

途中、流血シーンは痛々しく、目を背けたくなりますし、苦渋の決断も苦々しく写ります。それでも、それしか出来ないと向かっていく様は心打たれますね。名作だと思います。特に劇中歌の使われ方が秀逸です。

監督はブラックスワンのダーレンアロノフスキーさんです。

085【レクイエム・フォー・ドリーム】

薬物中毒者たちの、刹那の輝きと予め定まっていた破滅の映画でございます。

かつて通ってきた道と、これから行くであろう道があって、そのどちらでも破滅を描くとは人が悪い。救いようがなく、非常に後味の悪い話しですが、映画としてはよく出来ていて、素晴らしき映像美、リズミカルな演出となかなかのものだと思います。また見たいかと言われればノーですけどね。

086【天才たちの頭の中 世界を面白くする107のヒント】

実に面白いドキュメンタリーです。画家、音楽家、政治家、小説家、俳優等々、所謂「クリエイティブ」な人たちへのインタビューです。天与説、後天説、突然変異(ウイルス)説など、回答者によって答えはさまざま。
日本からは山本耀司さん、北野武さん、荒木経惟さんなんかが参戦しております。

◎087【トップガン マーヴェリック】

Facebookおじさんたちが、「マッドマックス怒りのデスロード」「ジョーカー」「ボヘミアンラプソディー」と同じレベル感で騒いでいたので観てきましたが、これは相当な出来ですよ。本物だけが持つ迫力が随所に感じられますし、落涙必至です。飛行機が飛ぶ姿を見て泣けるなんてなかなかないんじゃないでしょうか。

前作は1986年に公開されておりまして、数回見たような見てないような感じでしたが、見てなくても存分に楽しめます。なので、予習も復習もないまま一回観ていただいて、復習するのがよろしいかと思います。ジョーカーとダークナイトを見返すように、何回かはやり取りするのがよろしいかと思います。

実際、この後に前作を視聴したのですが、前作オマージュが至る所に散りばめられており、素晴らしいですね。

最初「なんでF18なの?F22じゃないの?」と思いましたが、オトナの事情があるみたいですね。世相的に色々難しいですが、次作では是非、さまざまな空中戦を期待したいものです。

そして、トムクルーズさんはそろそろ大統領選に出た方がいいと思うのですよね。

088【トップガン】

マーヴェリック(一匹狼)というのはこちらの設定だったのですね。パイロットの呼称(ペンネーム的な?)感じで皆さん付いてるみたいですね。僕がパイロットだったら、ハリケーン、ファントム、スモーク、ヘイズのどれかにしたいです。

それとミルマスラカスといえばジグソーのスカイハイ、トップガンと言えばケニーロギンスの「デンジャーゾーン」とベルリンの「テイクマイブレスアウェイ」が有名ですね。

089【ランボー】

伝説の始まりですね。80年代ムービーでトップガン(海軍)を見たなら陸軍も見ておくのが大事かなと思って見学です。田舎町をベトナム帰還兵がうろうろしてまして、不審に思った警官がちょっかいをかけたら意外に強く、本気出したけど返り討ちにあって壊滅させられる話です。

ベトナム戦争とその後の米国内での戦争や戦士の評価は地域によってはかなり酷いところもあったようですね。ちょっと調べてみようと思いました。

090【ランボー 怒りの脱出】

前作で警官をけちょんけちょんにした罪で服役していたランボーが任務を条件に釈放され、再びベトナムに向かいます。

なんていうか、フツーの続編、って感じですね。

091【ランボー 怒りのアフガン】

微笑みの国でのんびり暮らしていたランボーですが、再び戦地に赴かねばならなくなりました。今度はソ連が侵攻中アフガニスタンです。この後、ソ連は撤退しますが、アフガニスタンはタリバンに蹂躙
されることとなります。

○092【ジャッカルの日】

高名な小説が原作のようですね。ドゴール暗殺を企てた組織と雇われた殺し屋(ジャッカル)を警察が追い詰めていく話です。古い映画なので、表面的には古臭く感じますが、十分に視聴に耐える名作だと思います。

093【マッチスティックメン】

そんな映画です。

○094【サウスポー】

養護施設出身な無敵のボクサーが、とあるトラブルに巻き込まれて見事に転落。そこから再起を図り。。。といった粗筋です。

話の筋だてはまぁまぁ斬新な気もして、飽きずに見ることができます。あとはそうですね、主役のモチーフが実在の誰だったかとか、そういう妄想を掻き立ててくれたりするとなおよかったのではないでしょうか。

095【ブギーナイツ】

昔見たきもしますし、ていうか多分見てるのですが再観戦。アメリカ版全裸監督、といったトーンです。転落の仕方も一緒。なんていうか、こういう泡銭に近い稼ぎ方をしてる人はみんなこうなっちゃうんでしょうかね。人のこと言えんけどもだね。

それにしてもフィリップシーモアホフマンさん(故人)がキモくて相変わらずサイコーです。

096【インヒアレント・ヴァイス】

インヒアレント・ヴァイス(内在する欠陥)と言うのは海上保険の用語なのですね。チョコレートは溶ける、卵は割れる、ガラスも割れる、恋は終わる。

本作、現代最高の作家(?)と言われる(こともある)トマスピンチョンの「LAヴァイス」が原作。ピンチョンの小説は、たまに光るところもあるのですが、何ていうか凄く読みにくいのですよね。原作同様の映画だと思います。

◎097【チョコレートドーナツ】

ドラァグクイーンと法律家のゲイカップルが知的障害児と出会い、というか、時間軸的にこの説明は間違ってるのですが、3人が同居してからの奮闘を描いた佳作です。

「正義などこの世にはない。法律学校で習わなかったか?でも(世界を変えるために、あるいは己の信念を貫くために)戦い続けるんだ」

至言が出てきます。ゲイだったり、黒人だったり、麻薬常用者だったり、過去に傷があったり、等々、マイノリティだとしても真っ当に生きようぜ、と言う人生讃歌な清らかなメッセージが伝わってきます。最後、残酷だけど。

098【シングストリート】

青春、ですね。バンドの映画です。サウンドトラックが佳作なのではないでしょうか。

099【君が生きた証】

奇しくもバンド連続。事件を起こしてしまった子供と、その子供の遺産と共に生きるおっさんと、その友達のお話でございます。おっさんには色々共感できるというか、情状酌量の余地しかないというか、最後、そこそこハッピーで終われてよかったですね。

100【プレイスビヨンドザパインズ】

ライアンゴスリングな時点でどうかと思いましたが、なかなか胸に迫るものがある映画でしたよ。ただ、なんていうか、ちょいと詰めが甘い気もしますねぇ。

101【消えた声がその名を呼ぶ】

母を訪ねて三千里、みたいなお話です。ていうことは銀河鉄道999も同じようなジャンルなのか?

102【ザ・ビースト】

猟師、というと聞こえがいいのですが、野生動物の密猟転売ヤーの話で、仕方ないと思うものの開始早々の動物CGで大いに興醒めであります。見なくていいと思います。

103【ダヴィンチは誰に微笑む】

510億円で落札された絵画のドキュメンタリー。テンポ良く展開する点、事実は小説よりも。。という点で楽しく鑑賞できますよ。
数回に分けて鑑賞したため、なんていうか数回に分けて弁当食べた、みたいな感じで満腹感がイマイチだった気がします。

104【ワイルドスピード】

ガッチガチにバッキバキに違法改造した車をビュンビュン走らせるレースの話だと思ってたら、好物の潜入捜査の話でした。そこそこ面白いです。そして日本車黄金時代だったんですねー。ドミニク(ビンディーゼル)はブルースウイリス(hage ver)の二番煎じみたいな気もしますけれど、先輩そっくりでなかなか味わい深いです。

105【ワイルドスピードX2】

ブライアン(ポールウォーカー)が新しい相棒と一緒に警察に脅されながらも死線をくぐり抜けてからの一発逆転ムービー。こういう何も考えないで鑑賞できるお気楽娯楽ムービーも良きものです。

106【ワイルドスピード MAX】

本来、X2の次はtokyo driftなのですが、なんか配役が地味で、つまらなそうなのでスキップしてこちらを拝見。ビンディーゼル復活です。
で、実はさらに囮捜査があったりと、今回も盛りだくさん。色々奔走した結果、落ち着くところに落ち着きそうになるか、と思いきや。。。

107【ワイルドスピード MEGAMAX】

タイトルにペヤング感が追加されつつ、ドウェインジョンソンも追加です。
今回から敵役も強いキャラ設定になり、オーシャンズ11的な展開になってきています。

108【ワイルドスピードユーロミッション】

美人薄命ですね。今回も前回のテンションを維持しつつ、以前の作が伏線となっててかなりいい出来栄えになってきていますね。

109【ワイルドスピード スカイミッション】

ビンディーゼル、ドウェインジョンソンが、ブルースウイリスを差し置いてニュー・ワールド・ハゲ・オーダーを作り覇権を争う最中、新たな刺客ハゲなジェイソンステイサムが緊急参戦です。三つ巴のツルツル合戦です(見てない感想)。ていうか、ハゲ大杉じゃないですか?

110【ワイルドスピード アイスブレイク】

裏切り?のドムの話?と思ってたら本来のファミリーズにデッカード(ジェイソンステイサム)がしれっと寝返ったというか、共闘するドラゴンボール的世界観も組み込まれています。
デッカードはハンを殺害した(ことになっていた)り、ジゼルも元はと言えばハゲのせいでもあったりするのですが、いいのでしょうか。色々と釈然としないまま話が進み、そして終わりました。なんだこれ?

111【ワイルドスピード スーパーコンボ】

ハゲ回です。ツルツルです。ホブス(ドウェインジョンソン)とデッカード(ジェイソンステイサム)が無理くりコンビを組み、コンビと言うかデッカードの妹もいるので3人で巨悪と戦う話です。
「ワイルドスピード」のルーツかもしれないレースとかは最早関係なく、007シリーズのアクション部分だけを抽出したような話になってきましたね。いいんですよ、面白いので。

112【ワイルドスピード ジェットブレイク】

実はハンは生きていた、とか、実はドムに弟が居た、とか、頑張ってポンティアックで宇宙に行ったりとか、なんでもありなやり放題感が出てきて結構サイコーです。
で、ここ最近、ブライアン見ないなー、と思っていたら、スカイミッションの撮影中に死去されていたとのこと。惜しい人物を世界は失いました。

113【ワイルドスピード X3TOKYODRIFT】

3作目、なんですね。飛ばさないで見ていた方がよかったことが判明。そしてここで疑問が。

時間軸的に、本作の次に来るMAXで、本作で死んだことになってるハンが出てきます。なので、1→2→4→3が正しい流れなのかもしれないのですが、ユーロミッションの後でハンはもう一回死んでる気もします。何なんだ。。。
ま、いっか。どうせドラゴンボールみたいなもんだしね。
でも「ドリフト」だからって土屋圭一さんは出さなくてもいいんじゃないかなぁ。

114【セブンサイコパス】

サイコパスの映画の脚本で行き詰まってた友人のためにサイコパスがサイコパス募集の新聞広告だしちゃってから、ドタバタしながら結構人が死ぬなかなかしんどい映画です。つまんないですよ。

115【イングロリアスバスターズ】

映画、ナチス、復讐とタランティーノさんの好物が詰め込まれたナイスすぎる一本です。見た方がいいですよ。

116【マチェーテ】

やっぱタランティーノさんはすごいな、と思って未見のものを探したら出てきたのですが、タランティーノさん関係ないですね、これ。と思ったら制作してんのか。。。

で、内容はというと非常に残酷な殺戮アクションシーンが多い、無駄にビッグネームが出演してる映画でした!!

117【マチェーテ キルズ】

まさかの続編。嘘から出た真、みたいな感じ。
相変わらず残虐で結構グロいです。まだ続編やるとかやらんとか。。。w

118【氷の微笑】
119【地獄の黙示録】
120【ランボー ラストブラッド】

◆課題作品

【ドクタースリープ】シャイニングの続編U
以下、自宅観賞用
【ビューティフルマインド】◯伝記
【リトルミスサンシャイン】◯旅
https://eiga.com/movie/33796/
【許されざるもの】◯西部劇
【マジェスティック】
【パッチアダムストゥルーストーリー】
【ラッキーナンバー7】
【チャイナシンドローム】
【レジェンド】
【ザ・ロック】
【ピエロがお前を嘲笑う】
【ロストハイウェイ】
【約束の地】
【タイムアフタータイム】マルコムマグダウェル
【はじまりへの旅】
【キャロル】
【ハンガー】
【60セカンズ】
【スノーデン】
【ライフオブデビッドゲイル】
【その土曜日、7時58分】
【ザ・ファイター】

【セッション】◯ミュージカル
【コーラス】◯ミュージカル
【女は二度決断する】
https://eiga.com/movie/87200/

【聖なる狂気】
【バニシングポイント】
【es】
【うつせみ】
【セルビアンフィルム】
【炎のデスポリス】

◆殿堂入り

001【インセプション】
002【インターステラー】
003【イースタンプロミス】
004【バタフライエフェクト】
005【カジノロワイヤル】 
006【スカイフォール】
007【スペクター】
008【フェイク】
009【ショーシャンクの空に】
010【ドラゴンタトゥーの女】
011【バットマンビギンズ】
012【ダークナイト】
013【ダークナイトライジング】
014【ブラッドダイヤモンド】
015【ウォール街】
016【ミッションインポッシブルⅢ】
017【ロードオブウォー】
018【ワイルドアットハート】
019【マルホラントドライブ】
020【ケープフィアー】
021【トレインスポッティング】
022【ハンニバル】
023【羊たちの沈黙】
024【レッドドラゴン】
025【25時】
026【ファイトクラブ】
027【セブン】
028【ブロウ】
029【時計じかけのオレンジ】
030【ナチュラルボーンキラーズ】
031【モーターサイクルダイアリーズ】
032【きっと、うまくいく】
033【ジョーカー】
034【タクシードライバー】

◆殿堂入り候補

【ノーカントリー】
【ベイビードライバー】
【ダンガル きっと、つよくなる】
【グリーンブック】
【ファーザー】
【スパイゲーム】
【グランドブダペストホテル】
【善き人のためのソナタ】
【トップガンマーヴェリック】

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